中学3年生からの原発に関するメッセージ

さようなら原発1000万人アクション 藤波心さんのスピーチ

みなさんこんにちは、藤波心です。

東日本大震災、あともう少しで1年がたちます。
3.11以降、私の価値観は大きく変わりました。

人類の歴史に残るような大きな事故なのに、
たいしたことが無いように見せる国の姿勢や、報道。
検査も少ししかしていないのに、経済を守るために緩すぎる基準。
「食べて応援しよう」なんていう、人の命の重さを無視した、無責任な国を挙げてのキャンペーン。
私は、これはすごく怖いことだと思います。

日本って、こんな国だったんだと、残念な気持ちになりました。

今日本は歴史上、大変な危機に面していると私は思います。
この狭い国土に、この地震が多い国土に、
気が付いたら、原発を54基も建ててしまっていた。

これは、繁栄の象徴でもなく、ただの時限爆弾です。

もし、またどこかで大地震が起きて、別の原発が爆発するようなことがあったら、
今度こそ、日本は終わりだと思います。

いつ爆発するか分からない爆弾と一緒に生活するなんて、私は絶対に嫌です。

美しい山や川、海、歴史ある町
美味しい山の幸や海の幸

もう、私たちの国土に第二の福島をつくっては絶対にいけません。

私たちは所詮ちっぽけな生き物です。
どうやったって地球の自然には勝てません。
科学が発達したからといって、人類が何でもコントロールできると思ったら、大間違いです。

自然の中に生きる私たちは、絶対に自然を超えることはできません。

こんな、地震の多い国に、原発を造りまくるというのも、
自然をバカにした人類のおごりだと思います。

私たちは原発によって支えられていたのではなく
何も知らない私たちが、原発を支えていたのだと思います。

よく、「経済がダメになるから原発は必要だ」と言う人がいます。
でも、今の日本は、原発があるから経済がダメになってしまっているように私には思えます。

いまこそ、本当の幸せとは何か、豊かさとは何か、
考え直す時がきているんだと思います。

いつも最後にしわ寄せが来るのは、一般市民や弱い人、子どもたちです。
みなさん、1人1人の力は、大きな力に変わります。
子どもたちの明るい未来も、そして、日本の未来も、守って下さい。
よろしくお願いします。

最後に、今日は「ふるさと」を歌って終わりたいと思います

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