脱原発訴え人間の鎖 1300人、経産省囲む

脱原発の鎖 経産省囲む
(2011年11月12日 東京新聞朝刊)

雨が降る中、キャンドルを手に経産省を囲む人間の鎖をつくる人たち=11日夜、東京・霞が関で(梅津忠之撮影)

 「脱原発」を目指す市民団体のメンバーらによるデモが十一日、東京・霞が関の経済産業省周辺であった。約千三百人が一周九百メートルの同省を囲んで手をつなぎ、「人間の鎖」をつくって原子力発電所の再稼働中止や停止を訴えた。

 市民団体などでつくる「再稼働反対!全国アクション実行委員会」が呼びかけた。福島第一原発事故から八カ月のこの日、午後六時すぎから雨の中を市民らが続々と集まり、キャンドルを点灯した。

 小学六年の女児の母で東京都大田区の会社員青木みどりさん(49)は「事故が収束していないのに、他の原発を再稼働するなんて正気ではない」と話した。


脱原発訴え人間の鎖 1300人、経産省囲む
(2011年11月11日21時35分 朝日新聞)

【動画】脱原発訴え経済産業省で人間の鎖

写真:脱原発や原発の再稼働反対などを訴えて経済産業省の建物(奥)を手をつないで囲む人たち=11日夜、東京・霞が関、小川智撮影拡大脱原発や原発の再稼働反対などを訴えて経済産業省の建物(奥)を手をつないで囲む人たち=11日夜、東京・霞が関、小川智撮影

 東日本大震災から8カ月となる11日、「脱原発」を目指す市民団体によるデモが東京都千代田区の霞が関周辺であった。主催者によると、インターネットなどの呼びかけに応じた1300人が参加。手をつないで「人間の鎖」をつくり、原発を所管する経済産業省を取り囲んだ。

 企画したのは、複数の市民団体などでつくる「11・11―12・11再稼働反対! 全国アクション実行委員会」。メンバーはこの日午後4時ごろから霞が関周辺で「全原発停止」などと書いたチラシを配った。午後6時には、集まった人たちが1周約900メートルある経産省の庁舎を約1時間半にわたって取り囲み、「原発いらない」「今すぐ止めよう」などと訴えた。

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