お茶、パセリ、牧草、下水汚泥から基準値以上の放射性物質を検出

関東のお茶、パセリ、牧草、下水汚泥などから基準値以上の放射性物質を検出

足柄茶、2町も基準値超える 神奈川、生葉から検出

 神奈川県産の「足柄茶」の生葉から相次いで暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、県は13日、新たに真鶴町と湯河原町の生葉から検出したと発表した。県内で基準値を超えたのは生葉を生産する16市町村中、6市町村に広がった。県は「ただちに健康に影響が出るレベルではない」としている。

 県によると、真鶴町では1キログラム当たり500ベクレルの暫定基準値を超える530ベクレル、湯河原町では680ベクレルを検出した。採取日はいずれも12日。
2011/05/13 21:28 【共同通信】

新たに3市町村の茶葉で基準超え 神奈川、放射性物質(共同通信)

 神奈川県南足柄市で採取した「足柄茶」の生葉から暫定基準値を超える放射性物質が検出された問題で、県は13日、足柄茶に使用する小田原市、愛川町、清川村の生葉から新たに基準値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。「ただちに健康に影響が出るレベルではない」としている。

 県によると、11日に採取した生葉で、小田原市では1キログラム当たり500ベクレルの暫定基準値を超える780ベクレル、愛川町では670ベクレル、清川村では740ベクレルを検出した。県は3市町村などに出荷自粛を要請した。


2011年5月13日(金)
茨城産パセリから基準超えセシウム 新潟県発表(茨城新聞)
新潟県は12日、同県上越市の卸売市場に入荷した茨城県産のパセリから、食品衛生法の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。新潟県で流通する野菜から基準値を超える放射性物質が検出されたのは初めて。小売店には流通していないとしている。

新潟県によると、パセリは行方市の生産者団体が出荷。12日に採取して調べた結果、セシウム1110ベクレルを検出。放射性ヨウ素も同210ベクレル(暫定基準値2千ベクレル)が検出された。


2011年5月13日(金)
県内3市町の牧草からも基準超セシウム(茨城新聞)
県は13日、県内6市町で12日採取した牧草のうち、3市町で農林水産省の基準値を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。

県は、石岡で9日採取した牧草から基準値を超えるセシウムが検出されたため、追加調査。牧草の基準値は乳牛向けが1キロ当たりセシウム300ベクレル、ヨウ素70ベクレル。肉牛向けはセシウムのみで300ベクレル。

検査結果によると、セシウムは常陸太田で860ベクレル、守谷で560ベクレル、阿見で340ベクレルが検出され、基準値を超えた。大子、常陸大宮、境では同120~56ベクレル。ヨウ素はいずれも検出されなかった。

県は今後も追加調査を行うとともに、放牧の自粛や、福島第1原発事故以前に刈り取った牧草を与えるよう引き続き農家を指導する。


【神奈川】
4下水処理場 汚泥と焼却灰 放射性物質を検出
(東京新聞)
2011年5月13日

 県は十二日、管理する相模川左岸(茅ケ崎市)と同右岸(平塚市)、酒匂川左岸(小田原市)と同右岸(同)の各下水処理場で六日に採取した汚泥やその焼却灰から、放射性セシウムと放射性ヨウ素が検出されたと発表した。

 検出濃度が最も高かったのは、いずれも相模川右岸。汚泥のセシウムは一キログラム当たり四八二ベクレル、ヨウ素は四七三ベクレル。焼却灰のセシウムは二八七三ベクレル、ヨウ素は一一七七ベクレル。汚泥などに放射性物質の基準値はないという。

 焼却灰は施設内で保管しているが県は「四日後には満杯になる」として、国に基準値や処理方法を早急に策定するよう求める。 (志村彰太)

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