2006/12/07

地球をまもる絵事典

辻信一 監修『スローライフから学ぶ 地球をまもる絵事典 ?できることからはじめてみよう?』(PHP研究所)の一部を紹介します。

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仕事、お金ってなんだろう?

自然に寄り添って生きていたころは、暮らしと仕事はとけ合っていた。暮らしのために作物を育て、魚を獲り、木を伐った。日々の暮らしに、お金はそんなにいらなかった。
便利さを求め、町に集まった人々の暮らしはどだろう。人はなんのために働くのだろう。お金ってなんだろう。

じぶんだけ儲けズーニー、世の中の平和と幸せを願うビジネスマン

中村隆市さん
(スロービジネスを起業し実践する人)
ぼくは若いころ、ビジネスは社会を悪くすると考えていました。けれど、反対や
否定ばかりじゃ新しいものは生まれない。
そこで、社会を悪くしないどころか、よくするビジネスをじぶんで起せばいいじゃ
ないか?そう思い立ったんです。
社会をよくするビジネスとは、関わる人々、つながった国や地域、自然、そして、
次世代の子どもたちもふくめ、みんなが幸せになるビジネスです。

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たとえば、生産者と消費者が直接取引きする産直運動や外国と公平な貿易をするフェアトレード。
こうしたビジネスは、人と人とがつながってゆっくりと進むから、仕事をすること自体がとても楽しい。競争じゃなくて、みんなで幸せを分かち合えるんだ。
そんなスローなビジネスが今、世界中で着実に広がっている。人はもともと、人の役に立ちたいと思う生き物なんじゃないかな。
将来、仕事をしていくきみたちが、そんな「いい仕事」を素直に志せるよう、基盤となるビジネスモデルをつくること、それがぼくの役割だと思っています。

経済の本当の意味って!?
経済という語は、中国の古い本に出てくる「経世済民」を略したもので、「世を治め(経世)、民を助ける(済民)」という意味。
江戸時代の哲学者・三浦梅園(1723?89)は本当の「経済」に対し、富を得るだけの商売を”乾没”と表した。さて、今のケイザイは経済?それとも乾没?

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「フェアトレード」で、みんなの幸せを目指そう

「フェアトレード」とは、「公平な貿易、信頼関係にもとづく交換」のこと。まだまだ格差は大きいものの、この取り引きによって貧しい国の人々の生活が安定し、女性の働く場所ができ、産業が少しずつ興っている。
「フェアトレード」は、信頼によって安心と可能性が芽生える取り引きなんだ。中村さんの視点はさらに広い。「今の人間にはよくても、自然をこわしたり、未来の世代にはなにも残らなかったりじゃ悲しい。自然とも、そして未来とも、フェアトレードしたいですね。」

お金があれば、幸せ?

ある金額以上のお金を得てからは、お金と幸せ感は比例しない、そんな調査結果がある。想像してみよう。
将来、もしきみが大金持ちになって、きみやきみの家族だけが、洪水の心配がない隔離された空間で、きれいな空気を吸い、きれいな水を使い、安全な食べ物を食べられたとしてはたして、きみは幸せですか?

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わたしたちにできることはなんだろう?

すぐ買わズーニー、本当に必要かよく考えてから買おう
どれだけモノがあふれても、それだけじゃない、別の楽しさがきっとある
安いというだけで買わズーニー、フェアトレードのものを買ってみよう
きみが使ったお金が、どこかのだれかの生活を変えることができる
お金にこだわらズーニー、みんなのためになる活動を見つけてみよう
みんながいてきみがいる。社会も地球もそうやって成り立っているんだ
身近なことだけを考えズーニー、世界中で起こっておることを知ろう
世界を知ることは未来を知ること。世界は知らないことばかり
お金ばかり求めズーニー、「ありがとう」と言い合える関係を築こう
お金のためではなく、ありがとうのために働くって、カッコイイでしょ?
工業製品ばかり買わズーニー、手作りのものを買ってみよう
ものだってみんな同じより、いろんな顔のほうがおもしろい!
モノだけを見ズーニー、その後ろを想像しよう
お金で買えない価値がたくさんある。きみにとってはどんなもの。
いつかどこかでと思わズーニー、今ここでできることを考えよう
ひとりの力は小さいけれど、それが集まれば社会を変える大きな動きになる

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