2014/08/24

福島県の「急性心筋梗塞」死亡率 全国1位 全国平均の2.4倍

NHK:甲状腺がん・がんの疑い103人

福島の子どもの甲状腺がんが57人に増え、「がんの疑い」46人を含めると103人になったと公表されましたが、増えている病気は甲状腺がんだけではありません。原発事故のあと、急性心筋梗塞で亡くなる人が急増しています。

福島県の急性心筋梗塞死亡率は全国1位
 *都道府県別に見た死因簡単分類別死亡率(政府統計)

福島県の「急性心筋梗塞」死亡率は全国1位

放射性セシウムは心筋に蓄積することが分かっていますが、2009~2012年の「都道府県別の死因別死亡率」を調べたところ、福島県は原発事故後に、急性心筋梗塞の死亡率が急増しています。また、原発事故以前から全国1位という数字を見て思い出すのは、原発周辺では事故を起こさなくても白血病やがんが多いというドイツ政府の発表福島には原発が10基もあったこと、そして、2011年の原発事故前から「小さな事故」が多発していたことです。多くの事故が隠ぺいされてきましたが、特に、1978年11月2日に福島第1原発3号機で起きた臨界事故は「日本で起きた最初の臨界事故だった」とされていますが、発生から29年間も隠蔽されました。

今、日本政府は、「年20ミリシーベルトまで住んでいい」としていますが、1ミリシーベルト以上の地域は避難の権利と補償がある「チェルノブイリ法」が日本にも必要です。チェルノブイリ法では、外部被ばくと内部被ばくの比率を6:4で計算し、外部被ばくが0.6ミリシーベルトの場合、内部被ばくの0.4ミリシーベルトを加えて、被ばく総量は1ミリシーベルトになります。これは、外部被ばく× 1.67 で計算できます。

チェルノブイリ法の基準

ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの3カ国にある「チェルノブイリ法」では、内部被ばくも含めて「1ミリシーベルト以上は避難の権利」と補償があり、「5ミリシーベルト以上は強制移住と補償」がセットになっています。しかし日本には、そのような権利がなく、補償もほとんどありません。飲食や呼吸から体内に取り込む放射性物質を考慮しないだけでなく、「20ミリシーベルト以下は健康影響なし」と言っている日本の状況は異常です。政府は、このまま健康被害の拡大を放置するつもりでしょうか。

福島民報:20ミリ以下、健康影響なし

体内にセシウム 心臓疾患まねく ゴメリ医科大・元学長
(2013年7月29日 東京新聞 朝刊)

東京新聞:体内にセシウム 心疾患招く バンダジェフスキー

チェルノブイリ原発事故による放射能汚染地で亡くなった人の臓器から検出されたセシウムの量

97年に死亡した成人と子どもの臓器別 放射性元素濃度

セシウムは心筋に蓄積する(セシウムの量が多いほど心電図が異常になる)

放射性元素濃度(アップ)グラフ


ユーリ・バンダジェフスキー博士(元ゴメリ医科大学学長)の警告

子どもの体重1kgあたり、セシウム137が10ベクレル(体重5kgの子どもなら50ベクレル)蓄積するだけで遺伝子に影響を与え、不整脈を引き起こす可能性がある(不整脈は、心臓病につながる)と警告していまます。
体重5kgの幼児が、セシウム137を毎日0.32ベクレル摂取し続けると体内10ベクレル/kgになります

バンダジェフスキー研究 セシウム濃度と不整脈

体重1kgあたり0~5ベクレルのセシウム137が蓄積している子どもでは、80%の子どもたちは正常な心電図です。しかし、体重1kgあたり12~26ベクレルのセシウム137が蓄積している子どもたちでは、正常な子どもは40%になります。60%の子どもたちが不整脈を引き起こしています。

この割合は、セシウム137の体内蓄積量が大きくなるほど、深刻な影響を与えていることをデータは示しています。子どもの体重1kgあたり74~100ベクレルのセシウム137が蓄積すると、正常な心電図の子どもは12%に激減します。

国際放射線防護委員会(ICRP)は一度に1000ベクレル摂取した場合、毎日1ベクレル摂取した場合、毎日10ベクレル摂取した場合の体内セシウム137蓄積量のグラフを公表しています。(ICRP Publication 111)

セシウムの1回摂取と長期摂取による体内残存量

毎日1ベクレル摂取しただけで、700日後(約2年後)には体内蓄積量は200ベクレル近くになります。毎日10ベクレル摂取していると、700日後(約2年後)には体内蓄積量は1400ベクレルを超えます。

チェルノブイリと同様に、日本の放射能汚染地で心臓病が急増

福島原発事故後に、心不全、心筋梗塞など心臓病が増加

ドイツ政府調査 原発周辺で小児白血病が2.19倍の発症
原発は事故を起こさなくても、日常的な放射性物質の漏出により、原発から5km以内で、全小児がん、小児白血病とも他地域と比べて高い発症率を示している。全小児がんの発症率は1.61倍。小児白血病は2.19倍となっている。

「チェルノブイリ法」の避難基準と放射能汚染マップ

都道府県別に見た死因簡単分類別死亡率(人口10万対)

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001111208
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001101860
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001101722

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