2014/01/29

4号機 プールの核燃料取り出し 2ヵ月半で14.4% 

大きな地震がきて、冷却水が漏れたら大惨事になる4号機の冷却プールから核燃料を取り出す作業が続いていますが、この2ヵ月半で1533体の14.4%(220体)しか移動できていません。これまでの1日3体の移動ペースだと、残りの1313体の移動を終えるのに、あと400日以上かかります。

燃料取り出し 手順と課題
(2014年1月29日 NHK)から抜粋

東京電力福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから燃料を取り出す作業が、去年11月から始まりました。40年にも及ぶとされる廃炉の工程の最初の大きな節目と位置づけられていますが、作業が着実に進められるかが課題となっています。

4号機燃料取り出し状況

1~4号機 今後の燃料取り出し開始スケジュール

◆小出裕章さんに聞く 
4号機 燃料プールの燃料棒取り出しは可能か!?(公開日: 2013/11/16)

    ↑
●このラジオ放送を書き起こしたもの(ラジオ放送日2013年11月8日)

(中村コメント)
4号機のプールに残っている1300体の取り出し中に大きな地震などがあって、冷却水が漏れた場合が恐ろしいのですが、そうなった場合、膨大な放射能が噴出して4号機に近づけなくなるのはもちろん、さらに心配なのは、4号機からわずか50メートルしか離れていない場所に、1号機から6号機の共用プールがあり、6375本もの使用済み燃料棒を冷やしていることです。

4号機プールに近づけなくなるときは、共用プールにも近づけなくなるため、そうなると、チェルノブイリの50倍ほどの放射性物質が放出される可能性があり、加えて1~3号機も手がつけられなくなる―という想像を絶する状況に陥ることになります。

この問題は、日本ではほとんど報道されていませんが、海外では報道しています。

◆海外の報道(TVニュース)2012/04/19 公開
フクシマ – チェルノブイリの85倍のセシウム放出も起り得る

(TheBigPictureRT さんが 2012/04/19 に公開)から抜粋
日本の破損した福島原発のもっと悪いニュースが来ました。先月(2012年)3/22の日本の参議院の予算委員会において、参考人として、元スイス大使・村田光平氏が警告しました。「福島原発4号機倒壊したら、世界が未だかつて経験したことのない地球規模の大災害になるでしょう。」

この報告については、元米国エネルギー省の関係者が、こう述べています。

4号機が倒壊した場合、その結果として、「もし地震や別の事故によって、この燃料プールから冷却水が無くなった場合、破滅的な放射能の火災と、チェルノブイリが放出した10倍の量のセシウム137が放出されるでしょう。」

そして、火災が福島原発で他の数千体の放射性の使用済み核燃料棒も燃焼した場合、その放射性物質拡散が、チェルノブイリ事故の85倍以上になる可能性があるのです。

核廃棄物の監視団体、ビヨンド・ニュークリアのケビン・カンプス氏に再びご出演頂きました。

まず最初に、使用済み核燃料についてですが、あなたは以前、未使用の核燃料は、使用済核燃料ほど危険でないとおっしゃってましたね。

そうですね。核燃料は原子炉に入りウラン原子が分裂し放射能が放出されます。
未使用の核燃料と比べ、百万倍以上の放射能があります。

放射性の未使用核燃料にもかかわらず、 それは有毒な重金属なのです。
非常に危険な物質であるが、実際は放射線スーツと手袋を付け、作業を手ですることができるのです。

炉心で放射能が出始めると、もし障壁が無く至近距離ならば、ほんの数秒でガンマ線の致死量を被曝するでしょう。ですから、非常に致命的な放射性物質が、 百万年間そこでずっと放射能を出し続けるのです。

つまり、ジェネラル・エレクトリック製の原子炉は、 すべて同様に設計され、3号機も4号機も、 最上階に使用済み核燃料を保管していますね。

はるかに致命的な使用済み核燃料が、最上階に保管され、4号機建物は爆発で吹き飛ばされ、建物は沈下し傾いています。

そこに放射性廃棄物のプールがあります。
この建物が崩壊したら、どうなるのですか?

それは間違いなく日本にとって、世界的な大惨事になります
すでに日本で起こったものよりも、更に莫大な放射能放出となり、非常に破壊的になるでしょう。

4号機核燃料プールで火災があれば、 プールの底は、完全に崩落するでしょう。
燃料プール底を崩落から維持しようとする為に、 鋼鉄のジャッキで持ち上げていますが、
核燃料火災があれば、数時間で直接、周辺にセシウム137を100パーセント放出するでしょう。

チェルノブイリと比較したら?

元米国エネルギー省のRobert Alvarez氏が述べています。
4号機の保管プール核燃料だけで、チェルノブイリが放出した10倍量のセシウム137が放出されるでしょう。」  

福島第一原発では、6つの原子炉建屋が炉心と6つの燃料プールを持ち、更に大容量の共有燃料プールもあります。7つの保管プール核燃料が燃焼したら、セシウム拡散量が、チェルノブイリの85倍になるでしょう

この共有プールには、使用済核燃料が最も多く保管されており、4号機から50メートルしか離れていません。もし、4号機プールで炎が上がる場合には、 そのエリアを放棄しなければなりません。なぜなら、致命的な放射能地区になるからです。 数秒または数分で致死量を被曝します。誰もそこに行くことができなくなり、そして、総ての燃料プールで 火災が起きるのを阻止することが出来なくなるのです。

<日本語訳:Jo2Rayden >

*関連記事:元スイス大使・村田光平氏が予算員会にて”もし核燃料保管プールに6,375体の燃料がある福島原発4号機が倒壊したら、総ての人が何世紀に渡り影響を受ける” “世界が未だかつて経験したことのない地球規模の大災害になるでしょう”

* 3.22参院予算委員会公聴会・午後 30:50ごろからの証言をご視聴ください

◆#福島 #4号機 倒壊したら日本は終焉!GE #Mark1 は時限爆弾 #Fukushim

<日本語訳↓: Jo2Rayden > (2012/05/18 に公開)から抜粋

日本の厄介なニュースです。いまだに多くの兆候がある福島原発危機は、依然として進行中です。東京湾から採取した汚泥サンプルで、放射性セシウム汚染は、昨年8月の計測値と比較し、13倍にいくつかの地域で増加していることが明らかになりました。環境省は、この放射線レベルは、人々にただちに影響はないと主張しています。しかし、汚染された魚の放射性物質は、食物連鎖していき、世界のレストランや食卓へと繋がって悪化していく可能性があるのです。一方、米国では、原子力規制当局が、原子力緊急事態に対して、それを緩和させる計画があると、 AP通信が伝えています。

原子力監視プロジェクトのビヨンド・ニュークリアー、Paul Gunter氏:
大変憂慮すべきことは、福島原発がチェルノブイリの85倍のセシウム放出の連鎖反応を-誘発することです。別の大地震があれば、それが連鎖反応を誘発する。4号機が倒壊し、136トンの核燃料が地上に落下し、火災が起るのです。それが、4号機の最上階にあるのです。つまりですね、5機の原子炉があり、とてつもない汚染となり対処不可能になる。

さらに、共有核燃料プールが有り、6つの核燃料プールも有り、それらが、4号機のすぐそばにあるのです。大量の核燃料が、いまも保管されているのです。

もし、4号機倒壊がその連鎖反応を誘発したら、文明の終焉になります。日本文明の終わりです。日本の元スイス大使・村田氏が、これについて根本的な警告をしています。国際的な努力をいま開始しなければなりません。国連の場に問題提起し、次の大地震により、4号機倒壊から始まるドミノ連鎖を防ぐことです。

<Q. どのような技術があり、彼らは何をしなければいけないのか?>
私たちは基本的に暗中模索しているのだと思いますね。
誰も実際に現時点ではわからないのです。しかし、はっきりと実証されていることは、最も関連性が高く、おそらく唯一の関連する防御策は予防であり、我々が原子力発電を終焉させなければならないという事なのです


以下は、原発事故が起こった2011年3月16日の記事

4号機、使用済み燃料損傷の恐れ 福島第1原発
(2011/03/16 01:26【共同通信】写真は西日本新聞)

西日本新聞:使用済み燃料 損傷恐れ 4号機 水位低下

 東京電力は15日午後、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの水が沸騰し、水位が低下している可能性があることを明らかにした。建物の壊れた穴を通じて注水することを検討している。毒性が強いプルトニウムが大量に含まれる使用済み核燃料が損傷し、極めて強い放射性物質が外に拡散する危険性があり、政府、東電は早急な対応を迫られている。

 また、1~4号機の中央制御室の放射線量が高すぎるため運転員が常駐できず、離れた緊急時対策本部に退避。電源喪失のため、必要な運転データを同本部では取得できず、定期的に制御室に戻ってデータを取得しているとしている。原発管理の中枢部に人がおらず、現状把握に困難が生じてる事態が明らかになった。

 4号機では、同日朝に使用済み核燃料に関係する水素爆発の可能性がある火災が発生し、建屋の壁に8メートル四方の穴が二つあき、爆発による被害の大きさをうかがわせた。

 東電によると、地震の影響で使用済み核燃料プールの冷却機能が停止。通常40~50度の水温が、14日午前4時すぎに84度まで上昇していた。地震発生時に4号機と同様に定期検査で停止していた5、6号機のプールの水温も若干上昇しているとしている。

 枝野幸男官房長官は、4号機について「高濃度の放射性物質は継続的に出ていない可能性がある」と述べた。東電によると、3号機付近で15日午前に測定された毎時400ミリシーベルトの高い放射線量は、15日に爆発した隣接する4号機の建物の残骸が影響した可能性があるという。

 経産省原子力安全・保安院によると、炉心の冷却機能の喪失などで緊急事態が続いている同原発1~3号機では、原子炉への海水の注入を継続。しかし約4メートルの核燃料が半分程度、水面から露出しているという。枝野長官は、1、3号機への注水は安定しているが、2号機には懸念があるとの見解を示した。

 同原発正門では、放射線量が15日午前9時に毎時1万1930マイクロシーベルトまで上昇したが、午後2時には同928マイクロシーベルトで、下降傾向となった。

写真:
福島県二本松市で、放射線量の検査を受ける赤ちゃん=15日午後1時31分

2011/03/16 01:26 【共同通信】

◆(中村コメント)
4号機プールにあった1533体が136トンだと言われていますが、日本には現在1万7285トンもの使用済み核燃料があり、4号機プールの127倍(17285÷136)の使用済み核燃料があるということになります。(ウィキペディアの「主な国の使用済み核燃料の保有量」には、日本は2007年末時点19,000トンと記載されている)

米国では、ユッカマウンテンの処分施設(2011年時点で計画凍結)の管理期間を100万年としていました。私たちは、100万年もの間、子どもたちや未来世代に大量の放射性毒物を残すことになります。
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ユッカマウンテン放射性廃棄物処分場(英版、ネバダ州)は、当初は1998年に操業開始の計画だったが、地元の強い反対などで大幅に遅れ、2002年に建設地が正式決定された。NRCは予備審査を経て、3年以上かけて正式審査に入る。廃棄物の受け入れを始めるのは早くても2020年ごろの予定であった。米国環境保護庁(EPA)は2001年6月にユッカマウンテンの処分場の管理期間を一万年とすると発表したが直後から原子力・環境団体とネバダ州政府がEPAの規定を巡り法廷闘争に入った。2004年6月に連邦高裁はEPAの基準は米国科学アカデミーの勧告と矛盾しており1万年は短すぎると判断した。2009年2月に判決に基づきEPAでは管理期間を100万年に変更した[11]。ユッカマウンテンに計画中の処分場は100万年後までの安全を考慮して審査される。

同処分場は、原子力発電所から出る使用済み核燃料などの高レベル廃棄物7万トンの容量を予定していた。2008年3月、米エネルギー省が、米原子力規制委員会(NRC)に建築認可を申請。建設予定地は、ラスベガスの北西約140キロの砂漠地帯である。しかし、2011年4月に第44代大統領バラク・オバマは施設開発予算を凍結した[12]。
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原発を再稼動させるということは、子々孫々の重荷となる毒物を更に増やすことになります

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