2000年4月 ブラジル・ジャカランダ農場スタディツアー報告

2000年4月にブラジルにて有機コーヒーフェアトレード国際会議が開催されました。 その時の様子をお伝えします。

目次

日程表

日付 行程
2000/3/27 日本発
28 ブラジル着 サンパウロ市内観光
29 カンタレイラ大学で有機コーヒーセミナー
30 ミナス州へ移動
31 ミナス州ジャカランダ農場見学
農業専門学校にて 国際会議 開会式
2000/4/1 有機コーヒーフェアトレード国際会議(1日目)
2 有機コーヒーフェアトレード国際会議(2日目)
3 サンパウロ市内へ移動・市内観光
4 パラナ州クリチーバ市へ移動
5 クリチーバ市環境保護局 ゴミ分別場など見学
6 クリチーバ市内観光
7 クリチーバ市有機農業セミナー
8 有機農産物市場を見学
クリチーバ空港へ移動
9 ダラス空港を経由
10 日本着

3月28日 ブラジル着 サンパウロ市内観光

ブラジルに到着
アメリカ経由の飛行機で約30時間。
いよいよブラジルに到着です。

歴史博物館
サンパウロ市内観光。
建物は歴史博物館です。

3月29日 カンタレイラ大学で有機コーヒーセミナー

カンタレイラ大学
サンパウロのカンタレイラ大学とウインドファーム社とで共催された 有機コーヒーセミナーに参加しました。
予想を超える参加者の多さに主催者もびっくりです。

3月31日 ミナス州ジャカランダ農場見学

ジャカランダ農場での歓迎
いよいよジャカランダ農場に到着。
アコーデオンの演奏とともにスタッフ達みなさんの出迎えを受けました。

カルロスさんから歓迎の挨拶を受けました
ジャカランダ農場主、カルロスさんの歓迎の挨拶。
通訳は、パラナ連邦大学農学部教員で環境保護活動にも取り組んでいるコビヤマさんです。

ジャカランダ農場遠景
ジャカランダ農場遠景。

農場を案内してもらいました
カルロスさん自らの案内で農場内を見学しました。
その隣にいるのは、エクアドルから参加した環境保護団体デコインのルイス・ロバリーノさん。

山地にあるジャカランダ農場は斜面が多い
標高1200メートルにあるジャカランダ農場のコーヒー樹の多くが急な斜面に植えられています。

4月1日
有機コーヒー・フェアトレード国際会議(1日目)

プログラム
タイトル 発表者
農牧畜生産システム セルジオ・カブラル(生産者)
フェアトレードと健康食料生産を目的とする持続可能な農業の基礎 宮坂四郎 (国際有機農業センター顧問・自然農法生産者協会顧問)
有機農業と食料安全 ラモン・ズルアガ (コロンビア国際有機農業センター所長)
フェアトレード:概念と哲学 中村隆市 (有機コーヒー社・ウインドファーム社 代表取締役)
フェアトレード:生産者からの視点-フェアトレードの経験報告 カルロス・フェルナンデス・フランコ (ジャカランダ農場主、有機コーヒー生産者)
フェアトレード:消費者からの視点-フェアトレードの経験報告 日本の消費者・スタディツアー参加者
フェアトレード:技術経済者からの視点 リシャード・ドミンゲス・マリア・ソウザ (サンパウロ州経済団体)
フェアトレード:社会的、環境的視点-メキシコのフェアトレード経験 パトリシア・モグエル (メキシコ国立自治大学助教授)

4月2日
有機コーヒー・フェアトレード国際会議(2日目)

プログラム
タイトル 発表者
持続可能な発展の事例報告 エクアドル・インタグ地区の例 ホセ・クエバ(コーヒー生産者・農業技師)
カルロス・ソリージャ(コーヒー生産者・環境保護団体DECOIN副会長)
エクアドル・コタカチ市の例 アウキ・ティトゥアニャ(コタカチ市長)
コロンビア・リサラルダ州の例 カルロス・アルツーロ・ロペス(リサラルダ州知事)
ミナス州南部地区の例 イバン・フランコ(ブラジル有機コーヒー協会会長・マシャード農業大学教授)
日本における食料汚染問題-環境ホルモンと遺伝子組み替えのケース 大地を守る会会員
遺伝子組み替えと農薬の問題 マリレネ・ラザリニ(IDEC(消費者団体)会長)
セバスチアン・ピネイロ教授(ジュキラ・カンジル財団代表)

*会議当日にはプログラムの変更が有り、環境発明家の藤村靖之さんの講演などもありました。

国際会議開会式
ブラジル初の有機コーヒー・フェアトレード国際会議の開会式。
ブラジル全土から400名が参加。

中村隆市あいさつ
開会式で主催者代表として挨拶する、小社の中村隆市。
「10年前にはまったく理解されなかった有機農業に対する関心の高まりに感動しています。」

会議講演者
会議の講演者。左、ブラジル有機コーヒー栽培の第一人者カルロス・フランコ氏。中央、ブラジル有機農業の育ての親とも言われる宮坂四郎氏。

ナマケモノ倶楽部、辻信一氏
有機コーヒーとフェアトレードの重要性について語る環境保護団体「ナマケモノ倶楽部」世話人の辻信一氏。 (小社代表の中村もナマケモノ倶楽部世話人をつとめている。)

スタディツアー参加者
会議に参加したスタディツアー参加者一同。
みんな真剣に話を聞いています。



長時間の会議の間、休憩をとるスタディツアー参加者。

クラウジオ
閉会にあたって、会議参加者一同の決議文を読み上げる小社ブラジル事務所代表のクラウジオ・ウシワタ。

会議閉会
感動的なラストシーン。参加者全員が手をつないで有機農業とフェアトレードの発展を願いました。

4月4日 パラナ州クリチーバ市へ移動

クリチーバ市
クリチーバ市
エコシティーとして知られるクリチーバ市を観光。

4月5日
クリチーバ市環境保護局 ゴミ分別場など見学

クリチーバ市ゴミ処理場
クリチーバ市ゴミ処理場
クリチーバ市独特のごみ分別処理システムを見学。 スラム街の失業者が市と協力して協同組合をつくっています。

4月7日 クリチーバ市有機農業セミナー


ウインドファームブラジル事務所を訪問したホセ・クエバ(インタグコーヒー生産者)と クラウジオ。



クリチーバ市有機農業セミナーでエクアドル・インタグ地区の取り組みを発表するホセ・クエバ。


消費者との連携の重要性を力説する地元生産者。

4月8日 有機農産物市場を見学




クリチーバ市内で毎週開催されている有機農業生産者による青空市場。 年毎に生産者も消費者も増え続けている。ウインドファームもこの取り組みに協力しています。

4月8日 クリチーバ空港へ移動


最後まで残ったツアー参加者とクリチーバの空港で記念写真。
お疲れさまでした。

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