福島4号機プールから漏れた冷却水 数万ベクレル

4号機冷却プールから漏れている「放射性物質濃度は1ミリリットル当たり数10ベクレル」というのは、1リットルだと数万ベクレルになる。20リットルだと数十万ベクレル~百数十万ベクレル。

4号機燃料プール、冷却停止=配管で水漏れ20リットル―東電
(時事通信 4月12日(木)21時21分配信)

 東京電力は12日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが自動停止したと発表した。停止前の同日午前11時の水温は28度で、東電は1時間に0.5度ずつ上昇するとみているが、当面は問題はないという。
 東電や経済産業省原子力安全・保安院によると、12日午後2時45分ごろ、4号機燃料プールの冷却システムでポンプが自動停止した。調査したところ、廃棄物処理建屋1階で、燃料プールとつながっている配管接合部から放射性物質を含む水が約20リットル漏れているのを発見。建屋外への流出はないという。
 配管には燃料プールの冷却水が流れており、東電は「放射性物質濃度は1ミリリットル当たり数10ベクレル」と説明している。 


福島4号機のプール冷却が停止 第1原発、警報作動
(2012年4月12日 17時15分 東京新聞)

 東京電力は12日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置で午後2時44分に警報が作動し、装置が停止したと発表した。現場で水漏れの有無などを確認中。当時の水温は28度で、冷却停止中の上昇は毎時約0・5度とみられ、急激ではないとしている。

 プールの中には使用済み燃料1331本が貯蔵され、熱を発し続けている。装置はプールの水を引き出し、冷やした上でプールに戻す仕組み。警報が作動したのは水を冷やす機器の付近で、水漏れや異物の混入などの可能性が考えられるという。
(共同)


4号機で冷却システム停止、配管から水漏れ
(2012年4月12日 22:30 日本テレビ)

 12日午後、福島第一原発4号機で、使用済み燃料プールを冷却するシステムが自動停止するトラブルがあり、「東京電力」が原因を調べている。

 12日午後2時44分頃、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムで異常を知らせる警報が鳴り、ポンプが自動停止した。東京電力が確認したところ、サビ止め用の薬剤を注入する配管と配管のつなぎ目の2か所から、薬剤と水がそれぞれ漏れているのが見つかった。漏れたのは20リットル程度で、水漏れはすでに止まっているという。

 プールの温度は28℃で、12日中には冷却システムを再起動する予定。東京電力は危険な状況にはないと説明している。


福島原発4号機 プールの水が漏れたら 人類史上最悪の事態に

福島原発4号機 プールのヒビ割れだけでも人類史上最悪の事態に
(週刊朝日 2012年3月16日号)から抜粋

 福島第一原発事故の直後、CNNテレビで「すでにチェルノブイリと同じレベルだ」と指摘した米原子力技術者、アーニー・ガンダーセン氏。さらに原発の即時全廃を訴える作家・広瀬隆氏が対談で福島第一原発4号機の危機的状況を指摘した。

広瀬:原発敷地内で極めて高い放射線量が検出されたのも、臨界暴走でプールの核燃料が飛び散ったと考えると、現場の状況と符合します。著書『福島第一原発 ―真相と展望 』(集英社新書)では「4号機のプールで火災が起きたら、日本を脱出せよ」と警告していますね。

ガンダーセン:4号機の核燃料プールは、今も日本列島を物理的に分断するほどの力を持っています。震災時、このプールには炉心数個分もの使用済み核燃料が入っていたのです。大気圏内で行われた過去の核実験で放出された総量に匹敵するほどの、放射性セシウムが眠っています。

広瀬:しかも、おそろしいことに、核燃料プールは遮蔽されていません。

ガンダーセン:まさに「格納されていない炉心」です。今は水で冷やしていますが、プールにヒビが入るなどして水位が下がり、冷却できなくなると、温度が上がって燃料棒の鞘であるジルコニウム合金が発火するのです。こうなると、もはや水では消火できない。核燃料が大気中で燃えるという、人類のだれも経験したことはない、おそろしい状況になるのです。

広瀬:今回の事故とはけた違いの膨大な放射性物質が出てくる。大惨事です。

ガンダーセン:まさしく。震災直後、日本では1、3号機の爆発に気を取られていましたが、米原子力規制委員会(NRC)は、この事態を非常に心配してきました。私自身もそうです。


福島第一 4号機の使用済み燃料プールが冷却が出来ない状況。保安規定で定める制限値まで70時間程度(東電記者会見一部書き出し)
(2012年2月12日 みんな楽しくHappyがいい)

2012年4月12日 東京電力記者会見午後の部(動画&書き起こし)から抜粋

東京電力の松本です。
4号機の使用済み燃料プールの循環冷却システムでございますけれども、本日14時44分ごろになりますが、熱交換器ユニットの漏洩、流量大という警報が発生いたしまして、システムといたしましては自動停止いたしております。

一次系でございますので、あのー、冷却が出来ない状況になっておりますけれども、1時間当たりの温度上昇率は、約0.5℃とみておりまして、いわゆる保安規定で定める制限値65℃までに対しましては十分余裕があるという状況でございます。70時間程度で達するという事になりますんで、それまでに冷却を再開する予定でございます。

その際、今回漏えいという警報が鳴りましたので、現場を確認いたしましたところ15時10分ごろに4号機の廃棄物処理建屋、原子炉建屋の隣にあります建屋でございますが、こちらの1階にて循環冷却システムのラインのフランジ部から2秒に1滴程度の水漏れを確認いたしております。

・放射性物質は入っているんですか?

はい!入っています。
こちらは4号機でございますので、他の2号3号に比べてはちさいですけれども、
セシウムで言いますと、確か10の2乗から6乗/立方センチメートル当たりのセシウムがあります。


今夜のたねまきジャーナルに小出先生が出演されました。↓
たねまきJ「4号機冷却装置停止・リスナーの質問」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)4/12

ーーー4号機関係

「福島第一原発を収束させる方法はない・恐怖の4号機」たねまきジャーナル4/2広瀬隆氏(内容書き出し)

たねまきJ「4号機プール・政治判断・韓国の原発全電源喪失」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)3/14

「原発危機は続いている」それでも再稼働は大丈夫? ー危険な4号機ー3/8モーニングバード
(動画&内容書き出し)

崩壊寸前4号機の燃料の取り出し方(動画&内容書き出し)
(2012年3月8日放送 テレビ朝日)

「地震があって壊れた原発が崩壊すれば日本は終わるでしょう」ドイツZDF(動画・内容書き出し)
(地震から1年後の放送)から抜粋

我々は今立ち入り禁止区域内におり、もっと詳しい事を知るために、
Naka Yukiteruさんに会いました。

Nakaさんは事務所の様子を見せてくれました。
放射線量が高すぎるためここではもう、誰も働く事が出来ません。
原子力技術者と核エネルギーの専門家が合わせて80人が彼のもとで作業をしています。

多くの人は破壊された原発を掌握するための作業をしています。
Nakaさんは状況をよく分かっています。

ー掌握はできていますか?

Naka:
それは東京電力と政府が言っている事です。
全てが安定しているとのことですが、あの中に居る人達は信じていません。
4号機の使用済み燃料プールには1300本以上の使用済み燃料棒があります。
そのうえ、使用前の物も沢山貯蔵されています。
強い地震が来たら、建屋が崩壊する可能性もあります。
もしそうなると、新たな連鎖反応が起こると考えられます。

崩れ落ちた原発の周辺地域で、今後再び強い地震が起きる可能性も、
地震の専門家によって指摘されています。

もしその時に破壊された原発が崩壊するような事があれば、
我々がその現状をすでに知っているように、日本にとっては終わりを意味するでしょう。

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