東京・足立区の小学校で、1時間あたり約4マイクロシーベルト検出

小学校敷地内で3.99マイクロシーベルト 足立
(2011年10月18日 東京新聞朝刊)

 東京都足立区は十七日、区立東渕江小学校(同区東和)の敷地で毎時三・九九マイクロシーベルト(〇・〇〇三九九ミリシーベルト)の放射線量を検出したと発表した。区は周囲を立ち入り禁止にし、近く土壌を入れ替える。

 区によると、測定場所は校庭隅のプールに隣接した機械室の雨どい下、地上五センチの地点。単純計算すると年間約三五ミリシーベルト。ただ、地上一メートルでは毎時〇・二四マイクロシーベルト(〇・〇〇〇二四ミリシーベルト)、地上五十センチでは同〇・四一マイクロシーベルト(〇・〇〇〇四一ミリシーベルト)に下がった。区内の通常時の空間線量は同〇・〇五マイクロシーベルト程度。

 雨どいの管は直径約十センチで、雨水が地面に流れ込むようになっている。機械室から最も近い敷地境界までは三メートルほどで、区は人が近寄らないよう、コーン標識を置いた。

 区の担当者は「雨水が集中して落ちてくる場所なので、高い数値が出たと思われる。通常は児童が出入りする場所ではなく、健康に影響はないと考えている」と話している。

 区民から同日、「自分が測った場所で高線量が出ている」と情報提供があり、区が同校と公園二カ所、地域学習センター二カ所を測定。同校が最も高く、ほかは地上五センチで毎時〇・九五~〇・四三マイクロシーベルトだった。

 区は七月、すべての小中学校と保育園、幼稚園、公園の砂場の放射線量を測定。最も高かった小学校で毎時〇・六九九マイクロシーベルトだった。区危機管理室は「定点だけではなく、局所的に線量が高い場所の調査や対処方法を早急に考えたい」としている。


【原発】足立区の小学校で高い放射線量を検出
(10/18 05:51 テレ朝ニュース 動画)

東京・足立区の小学校で、1時間あたり約4マイクロシーベルトの高い放射線量が検出されました。

 検出されたのは、足立区立東渕江小学校のプール脇にある機械室の雨どい下です。足立区によりますと、この場所の地表から高さ5センチで、1時間あたり3.99マイクロシーベルトの放射線量が検出されました。区では、放射線量の低減措置を取る目安の値を1時間あたり0.25マイクロシーベルトと決めていて、検出された放射線量はその値を大きく超えています。区は「屋根に降った雨水が地表にたまった可能性がある」としていて、周辺に囲いを設けるなど人が立ち入らないよう対策を取っています。

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