10.15 ふくしまの子どもを守れ! 郡山集会

子どもの安全な場所での教育を求める ふくしま集団疎開裁判

10.15 ふくしまの子どもを守れ! 郡山集会
――14人の子どもを守る疎開裁判がふくしまの子どもを守る――
   裁判は大詰め、裁判所に私たちの思いを伝えましょう!

   JR郡山駅西口広場 10月15日(土)午後1時スタート
   山本太郎さん、参加決定!

ハイロアクション福島・武藤類子さんからの呼びかけ(動画:You Tube)
→ 10月15日郡山集会・デモへの参加

「ふくしま集団疎開裁判」弁護団(柳原敏夫)からの呼びかけ
→ (文)ひとりひとりのつぶやきを大きな声と力に
 (動画用)核戦争と「レイテ戦記」

◎各界からの呼びかけ
鎌田慧さん (ルポライター、さよなら原発1000万人アクション呼びかけ人
       9・19「さようなら原発集会」)
矢ヶ崎克馬さん (琉球大学名誉教授 内部被曝についての考察)
沢田昭二さん (名古屋大学名誉教授 IWJ岩上氏との対談)
松井英介さん (医師 岐阜環境医学研究所 所長 【FM797原発災害特別番組】岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生に聞く)
安斎育郎さん (安斎科学・平和事務所 所長 【福島原発】『レベル7』は妥当か 安斎育郎さんに聞く)
生井兵治さん (筑波大学元教授・植物遺伝育種学 5/31ニュースの深層 伊藤洋一さんとの対談「内部被ばく」)

◎当日の発言者
武藤類子さん(ハイロアクション福島)
中手聖一さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 代表)
佐藤幸子さん(福島子どものいのちを守る会 代表)
橋本好弘さん(須賀川)
菅澤邦明さん(兵庫県南部大地震ボランティアセンター)
名取知衣子さん(放射能から子ども達を守ろうみさと 代表)
酒井恭子さん(会津放射能情報センター)
駒崎ゆき子さん(郡山市議)
高畑宅二さん(平和と民主主義をめざす全国交歓会)
山本太郎さん(俳優)
井上利男さん(ふくしま集団疎開裁判の会 代表)
柳原敏夫さん(ふくしま集団疎開裁判弁護団)
 
 全国のみなさん、3月11日からまもなく7か月、無残な姿を世界にさらす東京電力福島第一発電所の危険な状況はいまだに収束に向かうどころか、まったく予断を許さず、環境に放出された膨大な量の放射性物質による汚染の途方もない拡大が日ごとに明らかになりつつあるありさまです。

 各種ヨウ素やセシウムの広域拡散に続いて、今ごろになってプルトニウムやストロンチウムの広域拡散のごく一端が公表されました。放射線による外部被曝に加え、空中に漂うチリの吸いこみ、飲み水や食べ物による内部被曝の深刻な実態も汚染地域住民の生活と健康に暗い影を投げかけています。

 まるでブラックボックスのような食品流通機構などを通じて、内部被曝の危険は全国に広がりつつあるのではないでしょうか。行き場のない放射性汚泥やがれき、除去残土なども違法に運搬・投棄される恐れもあるはずです。

 市民生活が底知れぬ危険にさらされている一方で、政・官・財・学・メディア一体となった安全キャンペーンが相変わらず繰りひろげられています。9月30日にはあろうことか、事故原発20キロ圏に隣接する福島県5市町村にまたがる避難準備区域が、破壊されたインフラの復旧もなされず、放射能除染も実施されないまま指定解除されました。これは、都市経済圏を形成する福島県中通り地方のチェルノブイリ事故「移住強制区域」「移住権利区域」に匹敵する放射能汚染地帯の住民を放置する棄民政策意志の表れといっても過言ではないでしょう。

 その時、生命・健康を最も脅かされ、最も被害を蒙るのは放射能に対し感受性が高い胎児、乳幼児、そして子どもたちです。今すぐ健康障害が出ないとしても、未来に、少なからぬ確率で彼等に健康障害が発生するのは確実です。

このような時、人権侵害を防止する使命を果すのが「人権の最後の砦」と言われる裁判所です。6月、郡山市の14名の子どもたちは、裁判所が原点に帰り「人権の最後の砦」としての使命を果すことを求め、福島地裁郡山支部に、郡山市を相手に年1ミリシーベルト以下の安全な場で教育を実施するよう求める裁判(「(通称)ふくしま集団疎開裁判」)を申し立てました。

 時あたかも、この裁判の判断がまもなく下されようとしています。
 この切迫した状況のなか、準備期間もじゅうぶんでないまま、わたしたちは下記のとおり郡山10月行動に打って出ることを決意しました。というのは、裁判所はいま、裁判の原点に帰り「人権の最後の砦」としての使命を果すのかどうかという試練の前に立っているからです。

 もし、裁判所が勇気を奮って初心を貫いたなら、14人の子どもの命を守るだけではなく、福島県の子どもたちの命を守る判断となるでしょう。そして、この裁判所の勇気と初心を支えるのは、この疎開裁判の正しさを支持する全国、全世界の無数の皆さんの存在にほかなりません。

 10月15日、疎開裁判の正しさを支持する皆さんの声を裁判所に届けて、多くの市民が「人権の最後の砦」である裁判所と共にあることを示そうではありませんか。この日、皆さん一人一人の参加と声が14人の子どもたちの裁判の行方を決めます。そして、皆さん一人一人の参加と声が福島県の子どもたちの行方も決めます。

 どうか、全国のこころあるみなさんのご賛同、ご支援、ご参加をお願いいたします。

                記
名称: 「ふくしまの子どもを守れ! 郡山デモ」
会場: JR郡山駅西口広場(JR郡山駅中央口前)
日時: 2011年10月15日(土) 13:00?15:00
アクセス:電車=>JR郡山駅中央口を出た目の前。 
       車=>郡山市役所駐車場 路線バスで「市役所」から郡山
       駅下車(10~15分)。

ネット中継:USTREAM配信 IWJ Fukushima Ch1

・ のぼり、バナー、プラカード、ポスター、ゼッケンなどを用意して集合。
・ 音楽ライブ♪ メッセージ、宣言に思いを込めて、デモに・・・!
・ 小雨決行(大雨中止) 雨具、それに被ばく対策! 各自ご用意ください。
・ 子ども・妊産婦の参加は、申しわけありませんが、ご遠慮ください。

主催:「ふくしまの子どもを守れ! 郡山デモ」実行委員会
    連絡先:080-3195-0229(黒田) 090-2608-7894(駒崎)
        yuima21c@gmail.com(井上)
共催:ハイロアクション福島原発40年実行委員会
   子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
   子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
   ふくしま集団疎開裁判の会
   会津放射能情報センター
   兵庫県南部大地震ボランティアセンター
   はっぴーあいらんど☆ネットワーク
   食政策センター ビジョン21
   福島原発事故からいのちと食を守るネットワーク
   こども東葛ネット
   動的平衡基金
   チェルノブイリ救援・中部
   にいがた有機農業推進ネットワーク
   食の安全と環境を考える会
協賛:脱原発福島ネットワーク
                           文責:井上利男・柳原敏夫

なぜ裁判を起こしたのか

平成23年 7月3日

東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故から、もう少しで4ヶ月が経とうとしています。この事故の影響で、私達家族の生活は一変してしまいました。

今は、いつ、どんな時でも放射線を意識せずにはいられません。放射線を意識する生活は、外出などの行動範囲が狭まり、マスクやミネラルウォーターの購入など経済的負担も増え、また、常に放射線をいしきしているため精神的にも追い込まれそうになり大変です。

それでも、なんとか踏ん張っていられるのは、子どもたちのためです。できるだけ、子どもたちへの被曝をさけたいためです。

国は、放射線の影響について二言目には、「ただちに健康に影響はない。」と言います。確かに、今すぐには影響は出ないのかもしれません。しかし、五年後、十年後、更に二十年後はどうなのでしょうか。放射線の影響は晩発性と聞きます。そして、確率的であるとも聞きます。被曝すればするほど、将来恐ろしいことが起きる可能性が高まるのです。

誰かが確実に体を蝕まれるのです。もしそれが我が子だったら? 考えるだけで怖いです。恐ろしいです。近い将来、子どもたちを失うことになるかもしれないなんて、この思いは言葉では言い表せません。

それなのに、国や県や行政の対応は、子どもたちを守ろうという姿勢は見られません。私は今、正直なところ、日本という国に対して絶望感でいっぱいです。子どもたちを守るどころか、むしろ被曝をさせたがっているようにしか見えないからです。

その一つが、給食における地産地消です。県は、福島の農家を助けよう、などと言いますが、そのために未来の福島を担う子どもたちの健康が損なわれてもいいのでしょうか。ただでさえ、外部被曝だけでも大変な被曝量なのに、その上内部被曝までさせようとするなんて、本当に信じられません。

そんな国や県の姿に、戦時中の日本軍の最高司令官であった「大本営」を重ねてしまうのは私だけでしょうか。私には、安心、安全をうたう国の姿は「大本営発表」のように思えてしかたがないのです。

先日、福島市の子どもたちの尿から、セシウムが検出されたことを報道で知りました。恐らく、郡山市の子どもたちも検査をしたならば、同様の結果が出ることでしょう。

今から25年前のチェルノブイリの原発事故の際、住民には数年もの間、事故の事実が隠されました。その間、チェルノブイリの子どもたちは汚染された牛乳を飲んでいたため内部被曝し、事故後4?5年位経った頃から小児甲状腺ガンを患う子どもたちが、急激に増えました。

郡山をチェルノブイリの二の舞にしてはいけません!!

どうか郡山の子どもたちを安全で安心できる場所へ疎開させて下さい。私達は、子どもたちの健康を、そして命を守りたいのです。かけがえのない子どもたちの命を守るために、最良の判断が下されることを、切に願っています。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次