福島県伊達市富成3.82マイクロシーベルト 線量走行調査

伊達市富成3.82マイクロシーベルト 線量走行調査

 政府の原子力災害現地対策本部と県は11日、伊達市富成地区で行った車両による放射線量の走行測定調査結果を公表。最大値は久前地で毎時3.82マイクロシーベルトを観測した。年間累積線量が20ミリシーベルトとなる毎時3.1~3.2マイクロシーベルトを超えたことから、同地区の世帯が特定避難勧奨地点に指定される可能性が出てきた。
 政府現地対策本部は「今後実施する世帯ごとの詳細調査の結果で判断したい」としている。同地区では、すでに特定避難地点に指定された世帯が出ている同市下小国地区に隣接していることから、住民から地点指定を求める声が上がっている。調査は3日に実施し、車両4台で走行し、空間線量率を測定した。最小値は富成小の同0.55マイクロシーベルトだった。
 また、桑折町と国見町の走行測定調査結果も公表された。桑折町は2日の測定で、最大は沖河原の毎時1.73マイクロシーベルトで、最小は松原の毎時0.28マイクロシーベルト。国見町は4日の測定で、最大は欠鞍一の毎時1.53マイクロシーベルト、最小は青木の0.18マイクロシーベルトだった。
(2011年8月12日 福島民友ニュース)

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