原発事故の検証なしに運転再開ありえない 新潟知事

多くの市民がこの考えを支持することでしょう。自民党も民主党も財界(お金)に弱い国会議員は、「原発の早期稼動」を主張している。「いのち」より「お金」を重視している。こうした議員は、放射能の被害を最も受ける子どもたちの健康や生命よりも「お金」を優先する。

地球規模の原発事故を経験してもなお「原発の早期稼動」を主張する議員は救い難い。
新潟県知事のような知事や議員が増えてほしい。いや、増やさなければ、子どもたちを守ることはできない。

新潟知事“原発再稼働は困難”
(NHK 7月26日 16時41分 動画あり)

新潟県の泉田裕彦知事は、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の定期検査中の原発の運転再開について、政府が実施する方針の「ストレステスト」と呼ばれる追加的な安全確認を行っても、福島第一原子力発電所の事故原因が解明されないかぎり再開は難しいという考えを示しました。

これは26日、新潟県の泉田知事が全国知事会を代表して海江田経済産業大臣を訪れたあと、記者団に対して述べたものです。この中で泉田知事は、政府が実施する方針のストレステストについて、「福島第一原発の事故を考慮に入れず、既存の知識の範囲内でテストを行っても意味がない」と述べました。そのうえで泉田知事は「やらないよりやったほうがいいという程度で、原発の事故の検証なしに運転を再開することはありえない」と述べ、定期検査中の原発の再稼働にあたっては、ストレステストでは不十分で、福島第一原発の事故の検証が欠かせないという認識を示しました。一方、泉田知事は、全国知事会を代表して海江田大臣に対して▽福島第一原発の事故を早期に収束させることや、▽事故に関する情報開示を徹底し、的確に説明することなどを要望しました。


ストレステスト後も再稼働拒否=東電柏崎刈羽原発 新潟知事

 新潟県の泉田裕彦知事は26日、定期検査中の東京電力柏崎刈羽原発2?4号機の再稼働について、ストレステスト(耐性評価)を終えても拒否する考えを示した。全国知事会の災害特別委員会委員長として海江田万里経済産業相と会談後、経産省内で記者団の質問に答えた。
 泉田知事は、東電福島第1原発事故の検証を踏まえることなくストレステストを実施しても「気休め以外の何ものでもない」と批判。「『ストレステストが終わったから安全だ』という虚構の下で動かすことはあり得ない」と強調した。その上で、福島第1原発では津波による電源喪失だけでなく、地震による配管破断などがなかったかどうかも徹底検証を求めた。(2011/07/26-16:35)

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