牛11頭全頭から放射性セシウム  福島県検査の「不検出」は何故?

【食品】福島県南相馬市、肉用牛11頭の全頭の牛から放射性セシウム
最大で3200ベクレル 2924頭出荷が判明
 SAVE CHILDから抜粋

全頭から汚染が確認されたわけですから、福島県が行った検査は意味がないということでしょう。

今までの「不検出」は、なんだったのでしょうか?

福島産牛肉から放射性セシウム=規制値の約5倍2300ベクレル 東京都

すでに出荷されていた!南相馬市に出荷自粛要請…肉用牛からセシウム

この牛がいた農場だけが、問題ではありません。調べなければならない所は、他にもたくさんあるはずです。4月下旬以後、2924頭の肉用牛が出荷されたことが判明しています。

全頭の牛から放射性セシウム (新潟日報)

福島県南相馬市の緊急時避難準備区域から搬入された肉用牛11頭のうち1頭の食肉から暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セ シウムが検出された問題で、東京都は9日、他の10頭からも基準値の3~6倍のセシウムを検出したと発表した。

都によると、11頭はいずれも同じ農場から出荷された牛で、首肉1キログラムをそれぞれ検査。最大で3200ベクレルが検出された。

11頭が出荷される前日の6日、厚生労働省が農林水産省を通じて出荷情報を得て、東京都に検査を依頼していた。共同ニュース2011年7月9日


4月1日のニュース(NHK)
福島県産牛肉 再検査で放射性物質不検出(4月1日 19:55更新)

厚生労働省が先月31日、国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたと発表した、福島県産の牛肉について、1日、改めて同じ牛の肉の検査をしたところ、放射性物質は検出されませんでした。
厚生労働省は、この牛肉には放射性物質の影響はないとしたうえで、検査方法に問題がなかったか検証することにしています。
厚生労働省は、先月31日、福島県天栄村で飼育されていた牛のもも肉について、国が委託している検査機関が行った検査で、放射性セシウムが、国の暫定基準値である1キログラム当たり500ベクレルをわずかに超える、510ベクレル検出されたと発表しました。
しかし、福島県内のほかの牛からは放射性物質が検出されていないことなどから、国は1日、改めて同じ牛の別のもも肉と背中の肉を検査した結果、いずれも放射性セシウムは検出されなかったということです。
これを受けて、厚生労働省は、この牛肉には放射性物質の影響はないとしたうえで、検査機関の放射性物質の検査方法に問題がなかったか、検証を進めることにしています。

福島・南相馬産牛からセシウム検出 県、全頭検査検討 (毎日新聞)

 ◇同じ農家の肉牛6頭流通

 福島県南相馬市の畜産農家が出荷した牛11頭から暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を3~6倍程度上回る放射性セシウムが検出された問題で、同県は、県内で解体処理される肉牛について放射性物質の全頭検査導入を視野に検査強化の検討を始めた。同じ農家が出荷した肉牛6頭が5~6月に東京食肉市場を通じて流通していたことも分かり、都などは追跡調査を始めた。

 6頭は、都内と栃木県内で食肉処理され、いずれも放射線に関するモニタリング調査の対象にはなっていなかった。今回の問題を受け、南相馬市は市外への牛の移動の自粛を決定。福島県には県内の食肉業界から「全頭検査を行い、福島牛の安全性を証明してほしい」との強い要望が寄せられ、県は当面、原発事故後に始めたもも肉のサンプリング調査の個体数を増やす方針。

 ただ、検査に使用する「ゲルマニウム半導体検出器」は県内には2カ所に計6台しかなく、また1台2000万~3000万円と高価。県内の肉牛農家は約4300戸で頭数は約2万8000頭に上り、全頭検査には予算面も課題となる。また、今回のように成体のまま県外に出荷するケースも多く、出荷先の自治体や国への協力要請についても検討する。

 県は今回の11頭が出荷前の6月26日に行われた体表面のスクリーニング検査では問題がなかったことから、餌や水など飼育環境に問題がなかったかどうか調査する。
【関雄輔、野倉恵、渡辺暖】

毎日新聞 2011年7月10日 東京朝刊

放射性セシウム検出で聞き取り (NHK)
7月10日 19時5分 動画あり

福島県南相馬市から出荷された肉牛11頭から国の暫定基準値をこえる放射性セシウムが検出された問題で、福島県は10日、この農家を訪れ、牛の飼育状況の聞き取り調査を行うとともに採取したえさや水を専門機関で分析し原因について調べています。

この問題は、福島県南相馬市の農家で飼育され、東京都の食肉処理場に搬入された11頭の牛から、国の暫定基準値の3倍から6倍余りに当たる1キログラム当たり1530から3200ベクレルの放射性セシウムが検出されたもので、福島県は南相馬市に対し、肉牛の出荷の自粛を要請しています。この問題を受けて、10日、県の農林水産部の職員ら6人が、この農家を訪れ、およそ2時間かけて牛の飼育状況の聞き取り調査を行うとともに、えさの保管場所などを確認しました。調査によりますと、この農家では震災前から牛はいずれも屋内で飼育され、密閉した容器に保管していたわらなどに県外から購入した飼料を混ぜたえさを与えていたほか、地下10メートルほどの深さからくみ上げた井戸水を与えていたということです。調査のあと、福島県農林水産部の森口克彦主任は「えさは国の指導に従って雨風に当たらないように屋内で保管されていたし、井戸水も雨水が直接入る状態ではなく、管理状況からは問題は見当たらなかった」と話していました。県は、10日の調査で、採取したわらや飼料、井戸水を専門機関で分析し、原因について詳しく調べることにしています。


福島・南相馬市産の牛肉からセシウム 全国初
2011.7.8 23:52

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