上関原発「中止すべき」 山口県57% 中国地方全体44%

上関原発について
地元の山口県では「中止すべき」57%
中国地方全体では「中止すべき」44%

上関原発「中止すべき」44% (NHK山口県のニュース)

東京電力の福島第一原子力発電所の事故を受けてNHKが中国地方に住む人を対象に行った世論調査によりますと、上関町で進められている新しい原子力発電所の建設計画について「中止すべき」と答えた人が44%にのぼることがわかりました。

NHKは、5月27日から3日間、中国地方の5つの県に住む20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは、2753人で、このうち65.9%にあたる1815人から回答を得ました。

それによりますと、▽福島第一原子力発電所の事故のあと、中国地方の原子力発電所に対する関心はどう変わったかを尋ねたところ▼「関心が増した」と答えた人は70%、▼「変わらない」と答えた人は21%、▼「関心が減った」と答えた人は3%、▼「もともと関心はない」と答えた人は5%でした。

また、▽島根原子力発電所で福島第一原子力発電所と同じような事故が起こる不安を感じるか、感じないか、尋ねたところ、▼「大いに不安を感じる」「ある程度不安を感じる」を合わせると83%に上る一方▼「あまり不安を感じない」「まったく不安を感じない」を合わせると16%でした。

一方、▽上関町で建設が計画されている新しい原子力発電所については▼「どちらともいえない」が46%、▼「中止すべき」が44%、▼「計画通り進めるべき」は8%でした。
これを各県別で見ると、地元の山口県では▼「中止すべき」が57%、▼「どちらともいえない」が37%、▼「計画通り進めるべき」が6%で「中止すべき」と答えた人が半数以上を占めました。

06月03日 12時31分

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