作業員が死亡 被曝線量0・17ミリシーベルト 福島第1原発

60代の男性作業員が死亡 被曝線量0・17ミリシーベルト 福島第1原発
2011.5.14 11:50

 14日午前6時50分ごろ、東京電力福島第1原子力発電所の集中廃棄物処理施設で、機材を運んでいた協力企業の男性作業員1人が体調不良を訴えた。男性は意識不明の状態となり、救急車で福島県いわき市内の病院に搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。事故後の作業で死者が出たのは初めて。東電は詳しい状況を調べている。

 東電によると、死亡したのは60代の男性。作業時の被曝(ひばく)線量は0・17ミリシーベルトで、外傷や放射性物質の付着はなかった。男性は13日から福島第1原発で働き始め、同日は午前6時から午前9時まで勤務。14日は午前6時から、別の作業員と2人で電動ノコギリの搬送作業に当たっていたという。

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