現地を視察した米国人医師のコメントが激変

福島現地を視察した米国人医師のコメントが激変

2011年3月24日 毎日新聞  
福島第1原発事故「チェルノブイリより小さい」 

 被ばく治療の権威で米国人医師のロバート・ゲイル博士が23日、首相官邸で福山哲郎官房副長官と、福島第1原発事故に伴う被ばく医療について意見交換した。ゲイル氏は旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の際に現地入りして骨髄移植を行った。会談後、記者団に「チェルノブイリと比べ、福島のケースは、はるかに小さい問題だ。何らかの健康上の問題があってもはるかに小さいだろう」と語った。

★それから、わずか5日後
        ↓
2011年3月29日 日本経済新聞 2面 (ウェブに掲載されず)
事態収束に数ヶ月必要
 チェルノブイリ原発事故で被ばく医療に携わった米国人医師のロバート・ゲール
英インペリアル・カレッジ・ロンドン客員教授

 旧ソ連のチェルノブイリでは事故発生後の11日後に放射線の拡散が止まった。当時、30キロ圏内にいた12万人以上は避難したうえ、25万人は他の地域へ移住した。福島第一原発については26日に現地を視察したが、一気に解決する方法をとるのは不可能だ。事態が収束する時期はチェルノブイリのケースからみても数日とか数週間ではなく、数ヶ月かかるのではないか。さらに放射性物質が出るようなら住民が避難する地域を拡大する必要があるだろう。

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