【環境リポート】エクアドル、アマゾンで石油掘削せず

【環境リポート】エクアドル、アマゾンで石油掘削せず=見返りに先進国から資金

【キト3日ロイター時事】エクアドル政府は3日、アマゾン川流域の同国自然保護区域で石油掘削を控える見返りに、ドイツなど先進国がエクアドルに供与する資金を保有しておく信託基金の創設協定に署名した。

 この保護計画は、エクアドルが国連と共同で作成したもので、同国のヤスニ国立公園の一部区域675平方マイル(ITT区域)に適用される。石油会社をこの区域から排除することで、二酸化炭素4億1000万トンを大気放出しない環境保護効果があるという。

 エクアドルは石油が主要輸出品で、今年は石油輸出国機構(OPEC)の議長国。

 ヤスニ国立公園はアマゾン川流域にあり、野生動植物の数が地球上で最も多い。例えば、樹木の品種は同公園だけで北米全体を上回るほど。サルや鳥などの動物についても同様だという。

 エクアドル政府はドイツやイタリアなど資金援助国に対し、この保護区域で掘削しない見返りに36億ドル(約3100億円)の拠出を求めている。これはこの区域の石油掘削で得られる収入の約半分に相当する金額という。

 これまでドイツだけが協定に署名しており、向こう12年間にわたって年間5000万ドルの拠出を約束した。メキシコ湾の石油流出事故を機に環境保護が叫ばれている中で、アマゾンの保護計画を推進する論拠が一層強まっているとエクアドル政府は強調している。(了)

写真:エクアドルのヤスニ国立公園内で樹木を見上げる石油会社の技術者(2007年5月15日、エクアドル・ヤスニ国立公園)

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