鹿児島県知事の言う「脱原発」とは、何を意味するのか?

鹿児島県知事選で当選した伊藤祐一郎氏(民主、自民、公明、国民新など推薦)のマニフェストには「エネルギー政策では脱原発を鮮明にし」とある。しかし、何が「脱原発」なのか、さっぱり分からない。

かごしま知事選 伊藤氏、マニフェスト発表
(2012-06-19 南日本新聞)から抜粋
 エネルギー政策では脱原発を鮮明にし、安全性確保を前提にした川内原発1、2号機の再稼働容認姿勢や3号機増設計画の手続き凍結を明記した。再生可能エネルギーの積極的な普及・拡大へ、「産業政策の最重要セクション」として県庁内に担当課を新設する。

鹿児島知事選、川内再稼動容認の現職が3選
(2012年7月9日 読売新聞)から抜粋
 現職・伊藤祐一郎氏が、新人の反原発団体代表・向原祥隆氏を破り、3選を果たした。伊藤氏は当選後、「安全性が確保できれば再稼働させざるを得ない」

原発再稼働に期待の声…鹿児島知事選で現職3選
(2012年7月10日 読売新聞)から抜粋
 現職・伊藤祐一郎氏が3選されたことを受け、地元経済界からは「早期再稼働に弾みがつく」と歓迎する声が上がった。読売新聞社が8日、投票所88か所で投票を終えた2862人に行った出口調査では、再稼働に「反対」が36%で「賛成」の24%を上回った。

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再稼働に「反対」が36%で「賛成」が24% 再稼動反対が1.5倍多い。それでも「再稼動せざるを得ない」という鹿児島県知事。どこが「脱原発を鮮明にし」なのか、さっぱり分からない。鹿児島県知事選と同様に山口県知事選でも「脱原発」を装っている候補者が多い。

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