鹿児島と山口の「脱原発」県知事選挙で日本が変わるか

7月に行なわれる鹿児島と山口の県知事選で、連続して脱原発知事が誕生すれば、日本の政治は一気に脱原発に向かうでしょう。

山口県知事選:脱原発掲げる飯田哲也氏が立候補表明
(毎日新聞 2012年06月17日21時30分)

 NPO法人「環境エネルギー政策研究所」所長で、脱原発を掲げる飯田哲也(てつなり)氏(53)が17日、山口県知事選(7月12日告示、29日投開票)への立候補をツイッターなどを通じて正式に表明した。22日に山口市で記者会見し、政策を発表する。

 飯田氏は「エネルギー政策を変える使命があり、中央政府が逆回転し始めた今だからこそ、地域からの歴史的なダイナミズムを生み出したい」と説明。知事選では、中国電力が山口県上関町で計画している上関原発の是非も争点になりそうだ。

 同県周南市出身。橋下徹・大阪市長のブレーンを務めているが、大阪府・市の特別顧問は近く辞任する。橋下市長が率いる大阪維新の会などの支援は受けず、無所属で立候補するという。

 現職の二井関成氏(69)が引退する知事選には、元国土交通省局長、山本繁太郎氏(63)=自民、公明推薦=と民主党衆院議員、高邑勉(たかむらつとむ)氏(38)=比例中国ブロック=が無所属での立候補を表明している。【吉川雄策】


山口県知事選出馬の飯田氏 「原発を国民的選択肢として盛り上げたい」
(2012年6月20日 田中龍作ジャーナル)から抜粋

 山口県知事選挙(7月12日告示、29日投票)に無所属で立候補することを自らのツイッターで表明していた飯田哲也氏(NPO法人・環境エネルギー政策研究所所長=53歳)が19日、公の場に姿を表した。超党派で作る「原発ゼロの会」などが主催する「国会エネ調」に出席した飯田氏は、出馬を自らの口で宣言した。

 「上関だけでなく、(原発問題を)国民的選択肢として盛り上げたい。上関は大飯の次に再稼働が予定されている伊方と内水面を共有する。山口県は中国電力の最大株主でもある。一串で3つも4つもテーマがある。ぜひ注目して頂きたい」。


かごしま知事選 向原氏 「10年以内に全て自然エネルギーに移行」

かごしま知事選 向原氏、マニフェスト公表
(2012 06/20 12:53 南日本新聞)

 21日告示の鹿児島県知事選に立候補を表明している反原発市民団体事務局長で出版社代表の向原祥隆(むこはら・よしたか)氏(55)は19日、111項目で構成するマニフェスト(政策綱領)と県内電力を10年以内に全て自然エネルギーに移行するプランを公表した。プランは、利便性を損なわずに年5%ずつ消費電力を減らし、電力需要を現在の半分に押し下げる間に自然エネルギーに移行するとしている。
 マニフェストは「天下り官僚知事から民間土着の知事へ」「いのちを守る県政へ」など三つの基本姿勢を明示。県政、農林漁業、雇用、女性など13テーマに111の具体的施策を盛り込んだ。
 直ちに取り組む最優先課題として「川内原発再稼働に同意しないことの表明」「女性副知事の誕生」「福島県などの被災者受け入れ」「知事給与50%カット、退職金廃止」など12項目を挙げた。

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