【原発事故のツバメへの影響】 野鳥の会が全国調査

【原発事故でツバメに影響?】野鳥の会が10日から全国調査 市民の参加呼びかけ
(2012年5月9日、共同通信)

 日本野鳥の会は9日、生息数の減少が指摘されているツバメに、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の影響が出ていないかをみる全国調査を10日から始めると発表した。市民の参加を呼びかけている。

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後、ツバメの尾の変形や体の色素の異常が多くなったほか、産卵数やふ化率の減少も目立つようになったとの報告がある。第1原発近くのツバメの巣から高濃度の放射性セシウムも検出されており、国内でも影響が出ていないか調べる。調査は3年間の予定で、今年7?8月ごろに中間結果を公表する。

 ツバメの目撃情報などを集める一般市民向け調査と、鳥の観察経験がある人を対象に営巣状況や体の異常の有無を尋ねる詳細調査がある。いずれも同会のウェブサイトに10日から開設される特設ページから回答する。

 俳優で同会会長の柳生博(やぎゅう・ひろし)さんは記者会見で「ツバメは里山のシンボルだが、減っているとの声が多い。多くの情報をもらい、人と自然との関わり方を考え直すことにつなげたい」と話した。


ツバメの巣140万ベクレル
(2012/03/25 風の便り)

環境省は「近づかなければ巣による人への影響は無視できると考えられる」とコメントしている。がれき問題もそうだが、環境省は何のためにあるのだろうか?
「環境を守る」という最も基本的な姿勢が、今の環境省にあるのだろうか? 

ツバメの巣140万ベクレル 離れれば「影響なし」
(2012/03/23 22:07 共同通信)

 環境省は23日、東京電力福島第1原発から約3キロ離れた福島県大熊町にある建物の壁で採取したツバメの巣から、1キログラム当たり約140万ベクレルの放射性セシウム(セシウム134と137の合計)を検出したと発表した。

 環境省によると、巣はセシウム濃度が高い付近の田んぼの泥や枯れ草を集めて作ったとみられる。千葉市の放射線医学総合研究所に運び、巣表面の放射線量を測定すると毎時2・6マイクロシーベルトだったが、約50センチ離れると同0・08マイクロシーベルトに下がったことから、同省は「近づかなければ巣による人への影響は無視できると考えられる」としている。

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