原子力安全委員が原子力業界から「寄付」を受け取っていた

安全委員長らに原子力業界が寄付 310万~400万円
(2012年1月2日 16時59分 東京新聞)

 原発の設置許可申請などについて、安全審査のダブルチェックとして2次審査を担当する原子力安全委員会の5人の委員のうち、班目春樹委員長と代谷誠治委員が、就任前の3~4年間に、原子力関連企業や業界団体から310万~400万円の寄付を受けていたことが2日、分かった。

 安全委の下部組織の専門審査会で、非常勤で審査を担当する複数の委員も、審査対象企業などから寄付を受けていた。いずれも審査の中立性への影響はないとしている。

 班目氏は2010年4月に東京大教授から安全委の委員長になった。同氏によると、09年までの4年間に三菱重工業から計400万円の寄付を受けた
(共同)


★言葉の勉強
寄付と賄賂は違う。上記の「お金」は、以下のどちらに近いでしょう。(国語辞書―goo辞書―より)

き‐ふ【寄付/寄附】
[名](スル)公共事業や社寺などに、金品を贈ること。「―を募る」「被災者に衣類を―する」「―金」

わい‐ろ【賄賂】
1 自分の利益になるようとりはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品。袖の下。まいない。「―を受け取る」
2 公務員または仲裁人の職務に関して授受される不法な報酬。金品に限らず、遊興飲食の供応、名誉・地位の供与なども含む。

「地位の供与」も賄賂・・・保安員など経済産業省の官僚が「天下り」するのも賄賂にあたる

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