2011/06/23

チェルノブイリから学ぶ 被曝した子どもたちの放射能対策

チェルノブイリの真実を伝える本 『チェルノブイリ 大惨事が人と環境に与えた影響』 の中から被ばくした子どもたちの放射能対策のヒントになる部分を抜き出してみました。

チェルノブイリの子どもたちにとって特に効果的な国際支援とは

*各種疾患、特に子どもに見られる疾患の頻度と度合いを、体内の放射性核種のレベルと相関させながら測定していく共同調査研究。

*全汚染区域の住民、特に子ども一人ひとりの定期的な被ばく線量評価。これを達成するにはベラルーシの移動ラボを現在の8台から12あるいは15台に増やす必要がある。このような定期的な線量測定結果をもとに、体内の放射性核種が高いレベルになっているクリティカルグループを特定していけるよう、ウクライナおよびヨーロッパロシアにベラルーシのシステムと同様の実践的な独立科学/臨床センターの設立が必須。

各種のペクチンベースの「食品添加物」や飲料(リンゴ、スグリ、ブドウ、海藻類などに由来するもの)の製造・投与これは汚染された食品の利用が避けられない状況下において、(体外排出を通じた)個人レベルの放射線防護法としてもっとも効果的なものの1つである。

地元産食材の独立した放射線測定・放射線管理地域ごとに放射線管理センターを組織してきたBELRAD Institute(ベラルーシ放射線安全研究所)の経験を活用する。既存の官庁システムに替わるものではないが、それを補っていくことができる。

予防的メンテナンスとして、「食品添加物」である経口ペクチン剤の定期投与(クール単位で)。

大惨事から22年を経て、チェルノブイリの重度汚染区域の真の現状から明らかになっているのは、放射能汚染された地元産物の摂取を避けられないために、国際的に容認されている個人の線量限度が年間1ミリシーベルトを超えていることである。

従って体内の放射性核種のレベルを下げるには、汚染のない食品だけを摂取するようにするのがもっとも妥当な方法である。汚染のない食品が入手不可能な状況においては、吸収され体内に取り込まれてしまった放射性核種を最大限除去するよう、体外排出剤や吸着剤といった添加物を利用すべきである。

体外排出剤・吸着剤は効果の差はあるが数多く存在する。アルギン酸(ほとんどがワカメ由来)を含有する幅広い製品はストロンチウムの減少を促進し、鉄およびシアン化銅(例:プルシアンブルー)はセシウムの減少を促進する。

活性炭、セルロース、各種ペクチンも体内に取り込まれた放射性核種の吸着剤として効果的に作用する。実用上の理由から、「食品添加物」のりんごペクチンを治療薬的に利用することが、セシウム137の効果的な体外排出に特に役立つと思われる。

可能な措置:

*乳牛には吸着剤入りの混合飼料を与え、牛乳は脱脂してクリームやバターの原料にすることで、主たる線量源食品である牛乳のセシウム137濃度を下げる。

子ども・妊婦には汚染のない食材を用意し、放射性核種・重金属の体外排出を高める食品添加物を提供する。

地元産食材の放射能汚染度、および住民(特に子ども)の体内の放射能汚染度を人々に周知する。その際、現在入手可能な食品や当該地域のライフスタイルを考慮する。

*チェルノブイリ汚染地域の住民を放射能から守る効果的な手段として、放射性核種の定期的な体外排出を暮らしに取り入れてもらい、慣行化する。ビタミン・微量元素類を含むペクチン調合剤(食品添加物)を利用すると、体内に取り込んだ放射性核種を高効率で除去できることが実証されている。

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