2014/01/20

12歳で「伝説のスピーチ」をしたセヴァン・スズキ 2月来日

母になった「伝説のスピーチ」のセヴァンさん来日ツアーを開催!

2014年2月11日(東京・国分寺)12日(東京・渋谷)13日(静岡・浜松)14日(愛知・名古屋)15日(東京・品川)16日(神奈川・逗子)19日(東京・渋谷)20日(滋賀)21日(滋賀・近江八幡)22日(福岡・北九州)23日(福岡市)イベント詳細

セヴァン・スズキの伝説のスピーチ 


1992年リオ環境サミット セヴァン・スズキ(12歳)のスピーチ
(2002年4月号 エコロジーの風)から抜粋

 こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。

 私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。

 太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

 私の世代には夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代はもうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?あなたがたは、私ぐらいの歳の時に、そんなことを心配したことがありますか。

 こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。

 死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。

 どうやって直すのかわからないものを、こわし続けるのはやめてください。

 ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。

 私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、実は3000万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見うしなってはいません。私は恐い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。

 私の国でのむだ使いはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。 カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。

 2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。

 「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」

 家もなにもないひとりの子どもが分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、どうしてなんでしょう。

 これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドで物乞いをしてたかもしれないんです。

 もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどそれを知っています。

 学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
・争いをしないこと
・話しあいで解決すること
・他人を尊重すること
・ちらかしたら自分でかたづけること
・ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
・分かちあうこと
・欲ばらないこと

 ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。

 なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。

 親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。お聞きしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。

 父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、私は言わせてもらいたい。もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。 

<翻訳 辻信一・佐藤万理>

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伝説のスピーチから10年後に初来日

2002年セヴァンと中村 京都で
(伝説のスピーチから10年後の2002年に初来日、全国22ヵ所を講演ツアー)

川口由一セヴァン中村
(2007年秋 川口由一さんの自然農の田んぼで稲刈り)

青森県六ヶ所村で植林
核燃料再処理工場がある六ヶ所村で植林 2007/10/29)

セヴァン結婚式、ジャドと中村(足カット)
(2008年、カナダ先住民族のジャドソンと結婚したセヴァン。
シンプルなウェディングドレスと笑顔が素敵だった)

赤ん坊を抱えて話をするセヴァン&
(2009年、お母さんになったセヴァン、
左にいるのはお父さんのデヴィッド・スズキ)

セヴァン一家のクリスマスカード
(先月届いたセヴァンからのクリスマスカード 2013年12月)

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6年ぶりに来日するセヴァンは、関東、東海、名古屋、関西、そして、福岡をまわります。私は、北九州でセヴァンと対談し、福岡ではコーディネーターを務めます。

セヴァン北九州ホームページ 
セヴァン福岡ホームページ 

セヴァン・スズキのLove is the Movement!ツアー2014 北九州

セヴァンからのメッセージ
愛とは行動すること世界中を愛でうめつくそう!

92年の地球環境サミットで「伝説のスピーチ」をした
セヴァン・スズキさんがお母さんになって、6年ぶりに来日します。

12 歳のとき、彼女は大人たちに言いました。
「なおし方のわからないものを、これ以上壊すのはやめてください」

母になったいま、彼女が伝えたいこと。
それは、誰もが心のなかに持っている愛で、暮らしを、社会をつくり直していくこと。

押し寄せる様々な環境危機を、どうやって「愛の物語」に変えていくか。
セヴァンと共に考える中で、きっと新たなエネルギーが湧いてくることでしょう。

セヴァン北九州チラシ(表)

(画面をクリックすると画像が拡大できます)

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母となった「伝説のスピーチの少女」、セヴァンが今年2月、家族で日本に!

セヴァン・スズキ全国ツアー2014 ― Love is the Movement!
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セヴァン北九州チラシ(裏)

(裏面)

『伝説のスピーチの少女』セヴァン・スズキが、6年ぶりに来日。原発事故の放射性物質や化学物質等による環境汚染と、かつてない環境破壊に直面した今、母なる地球に生きる「3000万種の大家族」の未来について話し合うべく、「Love is the Movement!」=「愛とは、行動すること」を掲げて、2月11日より日本を縦断します。

北九州会場の第一部では、母となったセヴァンが様々な環境問題について講演し、第二部では、社会起業家であり環境運動家でもある中村隆市さんと対談します。

福島原発事故に強い関心を持ち、東北や関東の放射能汚染地に住む子どもたちの被ばくを心配するセヴァンと、長年 チェルノブイリの子どもたちの医療支援に取り組んできた中村さんが原発事故の実態と脱被ばく、脱原発について語り合い、さまざまな環境問題を、どうやって愛の物語に変えていくかを模索します。

セヴァン・カリス=スズキ

環境・文化活動家。日系カナダ人4世。父は世界的に著名な科学者で環境活動家デヴィッド・スズキ。9歳でECO(子ども環境NGO)を立ち上げ、環境活動を開始。12歳のとき、ブラジルで開催された「地球サミット」にECOの仲間たちと旅費を集めて参加。最終日に本会議で行った6分間のスピーチが世界中に感銘を与え、セヴァンは一躍環境運動の象徴的存在となった。以後、講演・執筆など国際的に活躍、「グローバル500賞」を受賞、「地球憲章」起草メンバーを務める。2000年、「パワーシフト」キャンペーンのため、カナダを自転車で横断。米国イエール大学で進化生物学を専攻。カナダ、ヴィクトリア大学大学院で「民族植物学」修士。02年、03年、07年にナマケモノ倶楽部とともに来日ツアーを行う。2008年、先住民族ハイダの青年ジャドソン・ブラウンと結婚。現在2児の母として子育てに励む一方、夫と共に伝統文化継承のための活動や環境活動にも力を注ぐ。出演映画に『セヴァンの地球のなおし方』。著書に『あなたが世界を変える日』などがある。

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