検出限界値 福島県庁食堂『1ベクレル』 学校給食『10ベクレル』

福島市・学校給食の検出限界値は 『10ベクレル』
福島県庁の食堂の検出限界値は 『1ベクレル』

福島県の佐藤雄平知事は、学校給食で県内産米の積極的な利用を呼びかけている。

この知事は、少しは内部被曝について勉強したのだろうか?
ウクライナで5万人の子供を診察したエフゲーニャ・ステパノワ博士は、病気予防対策の一番目に「汚染されていない食べ物をとること」を日本人にアドバイスしている。内外の多くの医師、研究者が同様の発言をしている。

大人が一番に考えるべきは、子どもたちの健康・生命を守ることである。
19兆円の復興予算の使い方が、根本的に間違っている。復興予算は、大企業が儲かるような使い方ではなく、子どもを守るために最優先で使い、原発事故の被害で苦しむ農業者や漁業者や市民の損害補償に優先的に使うべきだ。

◆県庁食堂ご利用の皆様へお知らせ
(平成24年10月9日 福島県庁消費組合)から抜粋

早野龍吾東京大学教授からの提案で、消費組合として食の安全に加えて一層の安心を得るための取組みの必要性を認識し、県庁食堂の食事に対する放射性物質の検査を下記により実施することにいたしました。

消費組合では、精度の高い検査を継続して実施することにより、検査結果の数値を知っていただき、一人でも多くの方の安心に繋がるとともに、組合員はじめ多くの利用者の皆様がより一層安心して食堂を利用していただくことができるのではないかと考えております。

検出限界値 1ベクレル/kg


検出下限値を変更しました ―学校給食まるごと検査事業―

平成24年5月からは、全ての給食施設が使用する測定機器を統一して実施していくこととしました。測定機器の統一化によって、測定時間や検出下限値が下記の通りとなります。

検出下限値(放射性セシウム134・137それぞれ) 10ベクレル/kg


<追加記事>
放射性セシウム「20ベクレル未満」を福島市の小中学校給食に使用再開
福島市産米 給食使用きょう再開 市、安全確保へ5回検査
(2013年1月8日 河北新報)

 福島市は7日、福島第1原発事故で中止していた小中学校給食への市内産米使用を3学期初日の8日に再開すると発表した。放射性セシウムが1キログラム当たり20ベクレル未満という独自基準を設け、全量と抽出を合わせて5度の検査で安全を確保する。

 国の基準は1キログラム当たり100ベクレル以下であれば食品として流通可能だが、地元食材に対する保護者の不安に配慮する。県の全袋検査で25ベクレル未満だった市内産のコシヒカリ玄米を調達し、精米工場で2回、学校給食会と給食センターで各1回の検査を行い、精米前、精米後とも市などの検査機器で検出下限値の20ベクレル未満のコメだけを使う。

 市は原発事故が起きるまで市内産のコシヒカリを週3?4回の米飯給食に用いてきたが、震災で保管庫が被災し確保が困難になったのを機に、福島県会津産に切り替えた。

 2011年産は使用再開を見送ったが、12年産は県全体の全袋検査に加え、検査機器導入も進んだことから安全を保てると判断した。市教委の野地正栄教育部長は「国よりもはるかに厳しい基準と検査で、日本一安全な学校給食を提供する」と話した。

 市教委によると、年間に給食で使うコメは約250トンで、震災前は使用率40.4%だった市内産食材の8割弱を占めた。県内13市では、いわき、相馬、南相馬、伊達の4市が市外産米を利用している。

2013年01月08日火曜日

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