2012/08/10

世界最大級オーストラリアウラン鉱山  放射能高汚染水の漏出

世界最大級オーストラリアウラン鉱山がシャットダウン 
放射能高汚染水の漏出に打つ手なし

(2011年4月20日 農業情報研究所)

 世界のウランの10%を供給する世界最大級のウラン生産企業であるエナジー・リソーシズ・オブ・オーストラリア(Energy Resources of Australia)社のウラン生産拠点、ノーザンテリトリー(北部準州)のレンジャー鉱山が”シャットダウン”に追い込まれている。地域を襲った記録的大雨で鉱滓堆積ダムの放射能汚染水が、これを取り巻くアボリジニー居住地や世界遺産に登録されているカカドゥ国立公園の湿地に溢れ出す恐れが出てきたからだ。

 州都・ダーウィンから230キロ南東の鉱山には、100億リットルの高濃度汚染水が閉じ込められている。会社は、カカドゥ地域にあと100ミリの雨が降れば、ほとんど溢れんばかりになっている水をピット3として知られる操業中の露天掘り鉱山に汲み出すことを余儀なくされる。そして、雨期はまだ3週間続く。

 水を汲み出す場所としてはピット3があるだけで、ここにははすでに36億リットルの水が溜まってる。重金属と放射性物質を含む水を汲み出さねばならないとすると、すべての高濃度汚染水を処理せねばならない。しかし、消息筋によると、処理施設は、既存の水管理問題を解決する能力も持たない。この30年、毎日10万リットルの汚染水がカカドゥ地下の割れ目に漏れ出してきた。昨年完了した18ヵ月の調査は、水がどこへ行ったかも、将来、環境を損傷するかどうかも確定できなかったということだ。

 ハイグレードの鉱石の採掘の再開は、数ヵ月、おそらく何年か先になるという。

 Radioactive threat looms in Kakadu,smh,4.16
 http://www.smh.com.au/environment/radioactive-threat-looms-in-kakadu-20110415-1dhvw.html

 汚染水は、(事故)原発だけでなく、燃料採掘鉱山も垂れ流していた。おそらく、オーストラリアだけの話ではないだろう。原子力エネルギー利用は本当に環境に優しいのか。疑う理由がまた増えた。

事故を起こさなくても原発をやめなければならない理由

原発は、事故を起こさなくても様々な問題を引き起こしている。
まず、燃料のウランを掘る段階で採掘地の環境を破壊し、放射能で汚染して、住民に被曝させている。
原発の運転が始まると原発周辺にガンや白血病を多発させている。
そして、原発で働く人たちの被曝労働や海の環境を破壊する温排水の問題。
核燃料再処理工場からの膨大な放射能の排出問題。
さらに、100万年後まで毒性が消えない「放射性廃棄物」の問題などがある。

★ウラン採掘の段階から、世界の先住民族は核被害を受け続けている
(2011年06月10日 原水禁大会)から抜粋、要約

世界で2,050回以上行われた核実験は、全て先住民族の土地で行われ、いろいろな被害を先住民に押し付けてきた。65年間、核の被害を先住民族に押しつけ、核を持つ国が豊かになり、原発を地球温暖化に対する切り札として推し進めようとしている。それら全ては、先住民族の住む土地のウラン鉱石を掘り出すところから始まっており、先住民に被害を与え続けている。私たちは今や加害者の側に立っている。

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