「八代の環境を考える会」ご紹介

 環境、資源、ごみ問題などについて、市民と行政が共に考えることはできないかと'91年9月、市民30団体と行政が協力して「'91環境フェスティバルin八代」を開催しました。その時の市民団体が、この出会いを大切にして今後も環境問題にとりくんでいこうと、翌'92年4月「八代の環境を考える会」を設立いたしました。
 「私達は次の世代から預かった地球をよりきれいにして手渡せる生活に心がけましょう」をスローガンに採択し今年で11年目を迎えています。
 この会は生協、婦人会、青年会議所、子ども劇場と、全く異質な団体が環境をキーワードに手を結び活動をしてますが、これまで継続できたのは、お互いに相手を認め、その立場を尊重することを大切にして来た結果だと思います。
 会としては、「環境フェスティバル」と「地球環境講演会」を中心に活動していますが、会員外の団体へもできるだけ声をかけ、環境に視点を持つということを条件に参加して頂き活動の輪を広げるように心がけています。今では企業の参加も多くなりました。従ってどちらも実行委員会形式で実施しています。
 「環境フェスティバル」では市民団体、企業、行政が夫々工夫して、来場した市民が楽しみながら環境に関心を持つことができるように努力しています。地球環境講演会は、その時一番関心の高いテーマーを選び、ダイオキシン、環境ホルモン、、地球温暖化、ごみ問題、公共事業のあり方等を取り上げてきました。
 その他にもいろいろな企画をしてきましたが活動を継続してきたことで、行政との信頼関係も生まれ、現在八代市の環境に関する委員会、策定委員会、審議委員会に参加する機会も多くなり、私たちの思いを市政に反映させることができるようになりました。また、社会的にも認められるようになり、FM放送で2時間の枠をいただき環境に関する情報を市民に提供しています。これからも地道に活動を続けていきたいと思います。