二本松 のコメから放射性セシウム 780ベクレル

放射性セシウム:福島・二本松のコメから780ベクレル
(毎日新聞 2011年12月7日 21時10分)

 福島県は7日、二本松市渋川地区の農家1戸のコメ(玄米)から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える780ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。市内では9月の検査でも別の地区から規制値に達するセシウムが検出されていた。県は市に同地区248戸の農家が生産したコメの出荷自粛を要請するとともに、全戸検査の時期を前倒しする方針を示した。この農家のコメは全量自宅などに保管され、流通していないという。

 市内では9月の予備検査で小浜地区のコメから500ベクレルのセシウムが検出。10月に渋川地区を含む市全域を本検査の重点調査区域に指定した。本検査では全地点で規制値を下回り、県が「安全宣言」を出していた

 ただ、同地区の28地点を対象にした本検査では最大42ベクレル、同日行った近隣農家2戸の検査でも53ベクレルが最大で、1戸だけ突出して高いため、県は栽培方法などに原因がある可能性もあると見てさらに詳しく調査する。【乾達】


二本松 一部コメ基準超放射性物質
(12月7日 21時9分 NHK)

福島県二本松市の旧渋川村で収穫されたコメから、新たに、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。福島県によりますと、この水田のコメは流通していないということです。

新たに基準を超える放射性セシウムが検出されたのは、福島県二本松市の旧渋川村の水田で収穫された玄米で、国の暫定基準値である1キログラム当たり500ベクレルを超える、780ベクレルのセシウムが検出されたということです。福島県によりますと、同じ水田からはおよそ1トンのコメが収穫されていますが、いずれも収穫した農家やこのコメを譲り受けた近所の住民が保管していて、出荷されたものはないということです。この地区では、すべての農家を対象にした県による緊急の検査はまだ始まっていませんでしたが、6日、コメを譲り受けた住民が市の検査施設で簡易検査をしたところ、暫定基準値を超えたため、県が改めて検査していたということです。基準値を超えるセシウムが検出されたことを受けて、福島県は、二本松市の旧渋川村を対象にコメの出荷を自粛するよう求めるとともに、緊急の検査の時期を早めることを決めました。旧渋川村は二本松市北部の福島市に隣接する地区で、248戸のコメ農家があるということです。基準を超えるセシウムの検出は、福島市の大波地区と渡利地区、伊達市の旧小国村と旧月舘町に次いで、5地区目です

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