ブラジル・ロンドリーナ新聞から 生産者の手による オーガニックコーヒーの普及

<ブラジル・ロンドリーナ新聞に掲載された、有機コーヒーに関する記事です。>
今日は国際有機コーヒーデー

ロンドリーナ大通りにて、オーガニックコーヒーが振る舞われます

クリチバ市より;  ブラジルのコーヒー生産の伝統に加えて、次はオーガニックコーヒー増産が試みられています。今日は国際有機コーヒーデーにあたり、生産者や販売業者は、 オーガニックコーヒーの販売に勤しんでいます。同時に、その風味や健康など、オーガニックコーヒーの利点を伝える努力も怠ることはありません。パラナ州の エマテール基金の資料によれば、パラナ州内には190もの有機コーヒー栽培農家があり、2000年から2001年の収穫量は、2万2千3百袋(各60キ ロ)に達しました。同時期のブラジル全土の有機コーヒー収穫量は、3万7千袋となります。

オーガニックコーヒーの生産は90年代に開始、すぐさま市場を開拓することとなりました。現在のオーガニックコーヒー生産量は、従来のコーヒー生産量と 比較すれば、とても少ないものです。 「この現状にあり、オーガニックコーヒーとは何か。それを消費者に伝えたいのです。」 このように話すのは、マイテナス研究所の有機農産物の専門家、モアシール・クレツマン氏です。

パラナ州の生産者組合の1つに、レロービル農業生産組合(COASOL)があります。この組合は本日の朝8時から12時まで、ロンドリーナ大通りのブラ ジル銀行前で、オーガニックコーヒーを提供しています。「パラナ州コーヒー品質向上プログラム」の規格に沿った産物を、消費者の皆様に知ってもらう機会で もあります。

クリチバ市では、3店舗においてのみ、オーガニックコーヒーが扱われています。その1つ、「オーラ・ドゥ・カフェ」のオーナー、ジュレマ・ボステルマン さんは、約1ヶ月前にオーガニックコーヒーをメニューに加えました。この新メニューには、2つの利点があるそうです。1つは、目新しさによる顧客の注目 度。もう1つは、健康への配慮です。もちろん、オーガニックコーヒーの生産には、農薬が一切使われることはありません。オーナーによれば、従来の1杯の コーヒーと比較して、50%以上の価格となっても、顧客が離れることは無いとのことです。

「カフェ・アシエンダ」のオーナー、カナイティ・ベジャラーノさんは、1年前からオーガニックコーヒーを扱っています。1度でもオーガニックコーヒーを口にした人は皆、熱心な常連客となるのだそうです。

オーガニックコーヒーの小カップ1杯には、1.3レアルから1.5レアルの価格が付けられます。また、店頭では、1キロ約20レアルの価格で販売されま す。  マイテナス研究所によれば、国内市場においてオーガニックコーヒー1袋は、85ドルから100ドル。国際市場における相場は、160ドルから200ドル となるそうです。これに対して従来のコーヒーは、国内市場で約170レアル(約56ドル)、輸出用コーヒーは95ドルが相場です。

今日という記念日は、あるミナス・ジェライス州の町が、コーヒー輸入に携わる日本の中村氏に敬意を表す日でもあります。中村氏は、1987年から1988年の収穫期の、初期のブラジル有機コーヒーを購入した人物です。

ロンドリーナの町の催しは、レロービル農業生産組合、アグア・ダ・リメイラコーヒー生産者組合、アグア・ラランジャ・アゼーダ生産者組合などの主催により、実施されました。

アンドレア・ボルディナオ

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