第6話.初恋

10歳になったとき、カルロスは農場から200キロ離れたカンピーナスの州立学校「クルトア・シェンシア」の入学試験に合格した。1937年2月1日が最初の授業であった。

カルロスとフランシスカ

カルロスとフランシスカ

自然の少ない街での生活に戸惑いながらも、カルロスはこの学校で、終生の恋人となるフランシスカと出会うが、彼女に話掛けるまでに5年の月日がかかった。

そして19歳のときカルロスは教会から出てくるフランシスカを待ち伏せし、「私と真剣な交際をしてください」と申し出た。その後、カルロスが23歳、フランシスカが20歳のとき2人は結婚。後にフランシスカとの間に授かる6人の子どものなかの次女テルマは、カルロスの農業人生に大きな転機を運んでくることになる。

[前話を読む目次次話を読む]

中村隆市ブログ「風の便り」 コーヒー関連ブログ「豆の便り」 スタッフブログ「土の便り」