2006/08/05

チェルノブイリ支援のその後 20年目の対話 チェルノブイリ原発事故

◆20年目の対話 チェルノブイリ原発事故
(2006年6月27日 信濃毎日新聞)

 5月28日、ベラルーシの遺伝学者ゲンナジー・ラジュク(79)は、予定より早く、東京都渋谷区の「カタログハウス」に到着した。チェルノブイリ原発事故の影響をテーマに講演する前に、同社に渡したいものがあった。

 出迎えた同社読み物編集部の神尾京子さん(44)に差し出したのは、ワインレッドの冊子。遺伝研究者ら10人が名前を連ねた同社への感謝状が挟まれていた。「今までの支援をとても感謝しています」と、ラジュクさんは言い添えた。

 通信販売などを手掛ける株式会社カタログハウスは1990年から、季刊誌「通販生活」上で、原発事故汚染地支援のための募金を呼び掛け、国内の支援団体の活動に分配している。

 90年1月、同社は「通販生活」の春号で、中国残留婦人支援の募金を呼び掛け、大きな反響を起していた。ボランティアに関心が高い斉藤駿社長のアイデアだった。その年の夏、斉藤社長は入社2年目の神尾さんに声を掛けた。「このキャンペーンで担当者は人間的に大きくなれた。あなたもやってごらんよ。大きくなれるよ」

 示されたテーマは、当時支援が始まったばかりのチェルノブイリ。「きっかけがあり、きちんと届くと分かっていれば、手助けしたいと思っている人はたくさんいる」と話す社長に、神尾さんは、「やります」と答えた。しかし、ボランティアや国際協力には全く興味がなく、「面倒なことになった」と思っていた。

 現地の様子を知るため、ジャーナリストや市民団体関係者らに会った。90年11月、冬号で「通信生活 黙っていられない企画」として8ページの大型特集を組み、募金を呼び掛けた。反響は大きく、翌91年5月の夏号までに1万5千人あまりから約3千750万円が集まった。「真剣な団体の支援活動に分配し、その内容を紙面で公表しよう」と決め、何度も現地を訪れ、報告と募金を繰り返した。

 今年5月末までの募金総額は、延べ約17万5千件、4億3千6百万円超に上る。うち約4億2千6百万円が既に医療機器や医薬品などとして現地に届けられた。

環境や地域との共生が叫ばれる時代になり、国際支援にも何かの形でかかわろうとする企業が出始めている。有機栽培コーヒーなど輸入販売の「ウインドファーム」(福岡県水巻町)代表の中村隆市さん(50)は「もうけはそこそこでも、社会に良いことをしながら働こうという起業家が増えた」と話す。

 中村さんは87年、適正な価格で取引する「フェアトレード」で起業。「チェルノブイリ支援運動・九州」の活動を、利益の一部を回すなどして支える。以前、利益ばかりを追求するビジネスを毛嫌いしていたが、今は「問題は中身。仕事を通じて人々を幸せにするのが本来の姿だ」と考える。

 支援物資を送る際に1件5万~15万に上る荷役や保管料を受け取らない「名港海運」(名古屋市)や、白血病支援に自社製の高価な薬剤の提供を続ける「キリンビール」(東京)など、チェルノブイリ支援団体の周辺には、見返りを求めない企業の姿が浮かぶ。

 カタログハウスは、チェルノブイリなどへの募金キャンペーンが、同社の売り上げにどれくらい貢献しているのかを調べたことがない。取締役広報部長の松尾隆久さん(47)は「会社の姿勢を知ってもらえて、社への信頼が生まれた」と分析する。

 神尾さんは最初の数ヶ月を除き、チェルノブイリ支援キャンペーンを1人で担当してきた。同僚が商品企画を成功させるのを見て、「私なんか、いらないじゃん」と寂しくなることがあった。「寄付なんかしても焼け石に水なのでは」と思ったこともある。揺れた仕事への思いを、今は、「無駄に使われたお金はないと、胸を張って言える」と誇りに変えている。

2006/06/26

公開講座「脱原発カフェ ストップ ロッカショ」のお知らせ

「いのちを大切にする仕事」を学ぶスロービジネス スクール(SBS)から
公開講座のお知らせです。

7月3日に東京でSBS公開講座「脱原発カフェ ストップ ロッカショ」を開催します。
メインテーマは、今一番の話題になっている原発や再処理工場の問題点を中心に、
この危険な状態を脱して、原発も地球温暖化もない世界をつくっていくにはどうすればいいか、
ということを参加者と共に考えます。

講師には未来バンクの田中優さん、
スロービジネススクールの中村隆市さん、
そして鼎談には、ミュージシャンのSUGIZOさんが参加されます。

原油価格の高騰などから、CO2を排出しないクリーンなエネルギーというイメージで、
原子力発電を強引に推し進めようとする流れが加速しています。
青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場では、大量の放射能を撒き散らしながら
「アクティブ試験」が行われています。

東北、北海道を中心とする地域の海産物・農産物の汚染、
めぐりめぐって日本と世界の人々のいのちの危機が進行しています。
六ヶ所村の再処理工場は、原発が1年間に排出する放射能を1日で放出するため、
六ヶ所村には365基の原発があるのと同じだとも言われています。
六ヶ所村には365基の原発があるのと同じくらい危険であるにもかかわらず、
稼動して3ヶ月も経たない内に2回も被曝事故を起こしました。

そういった危険な状況を止めるために、私たちに出来ることは何でしょうか?
まずは、現状を知り、その上でどんな行動が出来るのかを一緒に考えましょう。
このイベントは当日の様子を撮影し、広く一般に知らせていくプロジェクトの一環です。

スロービジネススクール公開講座

「脱原発カフェ ストップ ロッカショ」

場所
カフェスロー
東京都府中市栄町1?20?17
TEL:042-314-2833
JR国分寺駅よりバスで10分弱
日時
7月3日(月)
18:00? 開場
18:30?イベントスタート
18:30?19:00 中村隆市 講演
19:00?20:40 田中優 講演
(休憩)
20:50?21:30 鼎談:田中×SUGIZO×中村
出演者
主催
スロービジネススクール
後援
参加費
予約1000円、当日1200円、SBS学生700円
ワンドリンク付き
予約先
カフェスロー
メール:cafeslow@h4.dion.ne.jp
電話:042-314-2833
当日は混雑することが予想されます。
事前になるべく参加予約をしてください。

講師紹介

田中 優さん

 1957年、東京生まれ。
地域の反原発運動から環境問題に入り、さまざまなNGO活動に関わり、
未来バンク事業組合」理事長、
足元から地球温暖化を考える市民ネット」理事、
「揚水発電問題全国ネットワーク」共同代表、
自然エネルギー推進市民フォーラム」理事などで活躍中。

 Mr.Children櫻井和寿さん、
音楽プロデューサーの小林武史さん、
音楽家の坂本龍一さんが立ち上げた環境などをテーマに融資する「ap bank」への支援、
日本国際ボランティアセンター」での国際的な活動など、国内外に幅広いネットワークを持ち、
講演、執筆、ネットワーキング活動など、国内外で平和・環境・持続可能な社会作りの活動をしている。

 著書『環境破壊のメカニズム』『日本の電気料はなぜ高い』『どうして郵貯がいけないの』(以上、北斗出版)、
『非戦』(共著、幻冬社)、『Eco・エコ省エネゲーム』『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』
(以上、合同出版)などがある。

SUGIZOさん

 ギターを抱えたスピリチュアル・アクティヴィスト。
 神奈川県出身。0型。
 1992年5月、LUNA SEAのコンポーザー、ギタリストとしてデビュー。
 ソロアーティストとしては、LUNA SEAが活動を充電中の’97年、
シングル「LUCIFER」でキャリアをスタートさせ、
’01年よりSUGIZO&THE SPANK YOUR JUICEをはじめ、
イベントやレーベルのプロデュース・ワーク、
J-WAVEにて自身の番組のナビゲーター等、多岐にわたって積極的な活動を展開。
 ’04からは2年間にわたりアシッドロック・ユニット The FLAREとしても活動。
 幼少期よりヴァイオリン等、クラッシック音楽の英才教育を受けており、
細部までのこだわり、綿密に構築された美しくもディープな
唯一無二の宇宙的サウンドは評価が高い。
 ’90年代後半より、反戦活動、環境活動に積極的に参加、
アクティヴィストとしての動きも幅広く展開している。
 現在、SUGIZOとしてのソロワークと共に
サイケデリック・ジャム・バンド SHAG
シャーマニック・エレクトロニカ・ユニット S.T.K等
様々なプロジェクトで活動中。

中村隆市さん

 1955年福岡生まれ。19歳で水俣病と出会い、公害問題、環境問題に関心を持ち始める。
環境保護の市民運動に関わりながら、有機農業見習い、廃品回収業などを経て、
80年から7年間、生活協同組合にて有機農産物の産直運動に取り組む。
86年、チェルノブイリ原発事故のあと、放射能汚染食品が途上国に回ったことを知って、
途上国とつながるフェアトレード事業を開始。
(株)ウインドファームと原発事故被害者の医療支援を行う「チェルノブイリ友の会」を設立。

 99年、辻信一、アンニャ・ライトと共に「ナマケモノ倶楽部」を設立。
スローというコンセプトを軸に、学問と運動とビジネスの融合を進めながら環境=文化運動を展開している。
この十年、「いのちを大切にする仕事」を広めるために、
南米を含め十数社の会社設立に関わり、若い経営者たちとの協働を楽しんでいる。
2004年「イラク医療支援基金」とスロービジネススクールを設立。

転送歓迎

以下はメール転送用の内容です。コピーしてお使いください。

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2006/06/16

エクアドルスローツアーのお知らせ

ナマケモノ倶楽部からの転載です。
(以下転送大歓迎!!)
?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?
          いっしょにでかけませんか?
       ● エクアドルスローツアーVol.6 ●
      人と人、人と自然のつながりなおしの旅
          ?みどりあふれるエクアドルへ?
?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?
6回目を迎えるエクアドルへのスローツアー。
ナマケモノ倶楽部の考える「スロー」とは「つながり」。
エクアドルの豊かな大地、豊かな文化を、
迎えてくれるスローな仲間たちと、
過去でも未来でもない、「今、ここ」を
旅しませんか。
きっと、五感全部で、人と人、
人と自然のつながりを感じられるはず!

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2006/06/09

6月9日「脱原発カフェ ストップロッカショ」とアンケート報告6

中村隆市です。
100万人のキャンドルナイト「呼びかけ人メッセージ」にこう書きました。

再処理工場の稼動が始まり、放射能が空と海に放出され始めた。本格運転になると、海には2日に1回600トン(200kgのドラム缶に換算すると3000本分)の放射能を放出する。1年で54万本。1年間で魚が300ベクレル、米は90ベクレルに汚染されると青森県が認めている。

チェルノブイリ原発事故のあとに国が定めた放射能汚染食品の輸入基準は、370ベクレル。放射能被害を受けやすい子どもたちには、何ベクレルまで食べさせていいのだろうか?

海と空に放射能を捨てる??
子どもに毒を食べさせる???

なぜ、こんなひどいことが起こっているのかキャンドルを灯して、じっくり考えてみたい

6月4日「STOP ROKKASHOナイト」の坂本龍一さんの話で一番印象的だったのが、言葉は正確じゃないけど、こんな話でした。
「愛国主義者と言われたっていい、日本の国を放射能から守りたい」
同感です。この話を聞いて、「愛国心」が大事だという国会議員に聞いてみたいと思いました。
「再処理工場から放出される放射能から愛する日本の国土を守り、愛する子どもたちのいのちを守る闘いにあなたは参加しますか?」と。
6月9日は「脱原発カフェ ストップロッカショ」ですね。
会場でお会いしましょう。
さて、『再処理工場による放射能汚染食品アンケート報告6』です。

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2006/05/27

『再処理工場による放射能汚染食品アンケート報告5』

オーストラリアのスローツアーなどから戻った中村隆市です。
カフェスローの5周年記念イベントや福岡の「ゆっくり村」などを続けて訪問する中で、食べ物やエネルギーを自前でつくっていくおもしろさを感じています。

オーストラリアのエコビレッジは、とても魅力的でした。自分たちが食べるものを自分たちでつくる農的な暮らしをベースに「雨水を太陽熱で沸かしたお湯を使い、自転車をこいで洗濯をする」人たちもいました。自然をたのしむスローな暮らしは、電力会社の電気を必要とせず、小さなソーラーパネルとバッテリーで成り立って
いました。

さて、『再処理工場による放射能汚染食品アンケート報告5』です。

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2006/04/27

『再処理工場による放射能汚染食品アンケート報告4』

全国の方々から意見が寄せられましたが、再処理工場(青森県六ヶ所村)の試運転が3月31日
に始まり、大気中への放射能放出が4月1日から始まりました。
市民の不安や意見を無視して事態が進行しています。


1、再処理工場が稼動すると海産物や農畜産物などが汚染されることが明らかになっていますが、そうなったときに、あなたは青森、岩手、宮城、北海道の海産物や農畜産物を今まで通りに食べますか? 以下のいずれかに○をつけて下さい。
4月17日現在:アンケートの返答 215名

  • (1)今まで通り食べる 4名
  • (2)食べる量を減らす 4名
  • (3)なるべく食べない 144名
  • (4)その他( 63名 )

*以下は、その他、およびコメントがあるものを記載(4月2日以前は省略)
(4)その他(食べない)
(4)その他(食べたくない
(4)その他(一切食べないようにできるだけ努力する)
(4)その他(絶対に食べません。)
(4)その他(飲食店では分からないから仕方ないけれど、スーパーなど、分かる所では徹底的に避ける)
(4)その他(たべない)
(4)→食べない。もちろん家族にも食べさせない。
(4)その他(意識して食べる、その中で、リスクの方が高いと感じるようになれば食べるのを止める。もう少し、知識を得てから決めるというかんじです。)
(4)その他(怖くて食べたくない。でも、生産者、従事者の方々はどうなるのか不安です。)
(4)その他(自分や子孫を守るために放射能で汚染された食品は全く食べたくない、というのが正直な感想ですが、ではどどこで生産されたものなら食べるのか?地球の大気や水は循環しています。いくらはなれたところでも、確実に汚染は避けられません。微量であっても身体に害を与えることはすでに証明されていることと思います。また、農地というのは農家さんが何代もかけて愛情をこめてつくってきた土や生き物がいます。現場で土地を愛し、その土地の生物を守ってきたともいえる農家さんたちの生活を考えるとその土地のものだからといって購入しないということも、根本的な原因にはなりません。都市生活者は直接の被害を受けないように感じますが、余波はすぐに来ると思います。距離は関係ありません。影響は必ず受けます。)
(4)その他(食べない)
(4)絶対食べません
(4)その他(全く食べない。周りにいる大切な人たちにも食べない方が良いということとその理由を説明する。)
(4)その他(絶対に食べません。)
(4)その他(絶対食べない)
(4)その他(食べたくない。青森産のりんごは放射能だらけだから食べるなと子供達に伝えます。)
(4)その他(絶対に食べません死にますよ!!!!!!!!!!!!)
(4)その他(まったく食べない)
(4)その他(絶対食べたくないです。)
(4)その他(買いません。)
(4)その他(絶対食べない)
(4)その他(食べる訳が無い。というかそれ(工場稼動)が行われる意味が分らない。そこまでして稼動させる理由を具体的にて提示すべき。もしあったとしても反対ですが。)
(4)その他(食べない)
(4)その他(絶対食べない)
(4)その他(自らは進んで食べないようにする!)
(4)その他(食べない)
(3)なるべく食べない(泣く泣くです。命、子を産む性として、食の安全は変えられないものです)
(4)その他(絶対食べない)
(4)その他(出来うる限りの努力をして食べません。実は、そろそろ不買運動の準備に入ろうかと思っていたところです。ご当地の生産者や流通に携わる方々には申し訳ないのですが、放射能汚染があるとわかっているものを、わざわざ食べる必要はないでしょう)
(3)なるべく食べない
(4)その他(特に青森産の食品は可能な限り手を出さないようにする。と同時に回りの人にも、そうするよう注意を促す。)
(4)その他(極力食べたくないので3県1道から来たものは避ける。特にわかめは。)
(4)その他(この地域の産物は購入を避ける )
(4)その他(絶対に食べない。)
(4)その他(絶対食べない!)
(4)その他(汚染地域と分かっている物は全く食べない。)
(1)今までどおり食べる。ー県民として、それ以外の道は最終的にないのだよ、ー残念ながら、、。
(4)その他(今後、放射能の残留の著しいものを調べ、そのものについてはひかえる)
(4)その他(食べない)
(4)その他(絶対、食べたくない。 食べない。)
(3)なるべく食べない(購入時に選別できないことがありそうなのが心配)
(4)その他(極力食べないし、旅行にも行かない。友人や生協・小売店などにも伝えて、食の安全をはかる)
(3)なるべく食べない
(4)その他(青森産のものは食べないと思います。宮城は 出身なので食べるかも。。)
(4)その他(青森産とわかれば絶対に食べない、岩手、宮城、北海道の産物はできるだけ食べない)
(4)その他(絶対食べない)
(4)(絶対に選ばない・食べない)
(3)なるべく食べない…かならず産地確認します。できうる限り避けるでしょう。
(3)なるべく食べない  ←不十分 (4)その他(ずばり、絶対食べない、です)
(4)その他(青森県産は一切食べない)
(3)なるべく食べない
(4)その他(私自身は、もう子供を産む年齢じゃないので、地元の生産者のことを考えると一概にやめたいともいえず、というジレンマ)
(4)その他(まったく食べないようにする)
(4)その他(青森県産は食べない、がその他はなるべく食べない。)

2、その他、青森県知事に対するメッセージなどありましたらお書き下さい。

68)「六ヶ所再処理工場」のアクティブ試験を開始したのは、明らかに住民への加害行為です。放射能は確実に漏洩します。しかも広範囲に。放射能は環境を汚染し、人体を害します。ある研究によれば、癌はもとより、糖尿病、子どもの知能障害、自閉症までをも引き起こすとあります。この結果青森県だけでなく日本全土を衰退に導き、やがて地球の生物の多くを絶滅へと追いやることになるでしょう。青森県としては、原子力利用は国策であり、また補助金を得ることによる利益を考慮したのかも知れませんが、その弊害は将来の県民や日本のそして世界の子孫への悪影響・障害に目をつぶるという行為を行っていることになるのです。小県には能力に限りがあるとはいえ、住民に甚大な影響がある重大な事案であれば調査をするべきであり、もはや研究成果により害悪は明らかであるのだから、六ヶ所再処理工場は停止するべきなのです」。

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2006/04/06

4/15 赤村スローカフェ開店プレイベントのお知らせ


4月15日、福岡県田川郡赤村で、スローカフェ『クリキンディ』オープンに向けてのプレイベントを開催します。

4月29日からオープンする『クリキンディ』の一日イベントカフェと赤村産の無農薬米を使った日本酒・焼酎の新酒蔵出し発表会があります。カフェに来て、ゆっくりと美味しいスローなコーヒーを味わい、その背景を知り、自分の手でも焙煎をしてみたり、村人と一緒に赤村のスローフードを肴に無農薬米から出来た新酒に舌鼓。
桜も咲き始めた赤村にて、ゆっくりと贅沢な時間と空間を味わってください。

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2006/04/05

プルサーマル反対の集いに参加してきました

玄海原発(佐賀県)でのプルサーマルに反対する集まりに参加してきました。九州各地、遠くは青森、関東からの参加者もいました。

プルサーマル反対、佐賀県庁包囲
佐賀 プルサーマル_mini-2.gif
プルサーマル反対の記事(佐賀県) 朝日新聞 2006年3月20日(月曜日) 朝刊

記事内容
 全国初の導入に向けた動きが進む九州電力原子力発電所(佐賀県玄海町)のプルサーマル計画に反対する市民団体のメンバーら約1200人が19日、古川康・佐賀県知事に計画を事前了解しないよう求め、佐賀市の県庁と県議会棟を「人の鎖」で取り囲んだ。社民党の福島党首も加わった。

 佐賀県平和運動センターなどが計画。先立って開かれた集会で、「原発の安全神話が崩壊している中での受入れは拙速だ」とする宣言を採択。佐賀市内をデモ行進した。

 古川知事は2月に「計画の安全性は確保される」との見解を公表。その後、玄海町の受入れ表明を受け、「事前了解したい」と表明している。

プルサーマル関連情報
原子力資料情報室
週刊こどもニュース『プルサーマルとは』

2006/04/04

『再処理工場の放射能による食品汚染に関するアンケートの報告』

皆さんこんにちは。中村隆市です。
(この記事はスロービジネススクールの学生向けに書かれたものです)

 再処理工場の「試運転」が3月31日に始まり、大気中への放射能放出が4月1日から始まりました。海中への放射能放出も今月中に始まるようです。市民の不安や意見を無視して事態が進行しています。

 これまでは、原発で事故があったときに「事故はあったが、放射能の漏れはありませんから安心して下さい」と言っていたのが、再処理工場では日常的に放射能の放出が行われます。このことの意味をマスメディアは深く掘り下げて報道していません。

 最も被害を受ける子どもたちや未来世代の立場に立って報道するメディアが今こそ、必要だと思います。

 子どもたちが大人に殺されると、多くのメディアは「幼い子どもたちに何てむごいことをするのか!」と憤慨します。しかし、今、再処理工場で始まった放射能の放出は「大人たちが子どもや未来世代を殺している」のと同じ意味を持っているのに、そうしたことに言及するメディアがほとんどありません。

 再処理工場を推進する人々は、放射能の放出は「ごくわずか」だと言います。「大気中には、地上150mから放出するし、海中には沖合3kmに勢いよく放出するため、十分に希釈・拡散されるから安全だ」と言います。

 では何故、イギリスの再処理工場周辺では白血病になる子どもが10倍も多いのか。フランスの再処理工場周辺でも白血病が増えているのは、何故なのか。推進側は、その原因を追究しようともせず「再処理工場から放出された放射能と白血病との因果関係は証明されていない」と主張します。

 こういう場合、2つの選択肢があるでしょう。一つは「危険性を指摘されても、因果関係が証明されるまでは操業をやめない」という選択。水俣病をはじめ日本の多くの公害病は、これを繰り返して、被害を拡大させました。

 もう一つは「安全性が証明されるまでは、操業を停止する」という選択です。北欧やドイツなど環境先進国では、こうした考え方が広がっています。これは先日、西山さんや岡村さんが報告してくれた予防原則とつながる考え方です。被害を受ける立場の人たち(特に子どもたちや未来世代)からすれば、当然のことですが、しかし今の日本では、このあたりまえのことが実行できません。子どもや未来世代のいのちよりもお金が優先されているからです。

 再処理工場から放出された放射性物質は、時間が経つにつれて生物濃縮が進み、数千倍、数万倍の濃度となって魚介類などに蓄積されていきます。イギリスやフランスの人々に比べて魚や海草を食べる量が多い日本人は、彼らより多くの放射能を体内に取り込むことでしょう。

 放射線の影響は、レントゲンなどの外部からの被曝でもガンになる可能性が高まりますが、食べものや飲み物から体内に入った放射能による内部被曝の影響は桁違いに大きくなります。放射能の影響は、「距離の2乗に反比例」しますから、1mの距離(外部)からの影響を1とすると、体内に入って
細胞表面から0,1mmにある放射性物質の影響は、1億倍になります。

 4月26日で、チェルノブイリ原発事故から丸20年になります。そのことで先週、ベラルーシ共和国の大使がチェルノブイリ支援運動・九州を訪ねてきました。そのときに大使が強調していたのは「20年経ったが被害はまったく治まっていないことを多くの人に伝えたい」ということでした。

 放射能の恐ろしさは、その被害が桁外れに長期で続くことです。日本が米国の先制攻撃を支持したラク戦争で、米軍は劣化ウラン弾を大量に使用しましたが(日本政府はそれを止めようもとしなかった)今後イラクでは半永久的に放射能による被害が出続けることでしょう。(細胞分裂が活発で、放射能の被害を受けやすい子どもたちを中心に)それと同じようなことが、今日本国内で始まっています。

 こうした状況の中で、スロービジネススクールは何をしていくのか、そのことを皆で話し合っていきましょう。 私がやりたいことの一つは、子どもたちや未来世代の立場に立って報道する「自前のメディア」をつくっていくことです。

 その一つが、ウェブサイト。そして、もう一つがインターネットTVです。この件は、また次の機会に書きたいと思います。

それでは、<再処理工場による放射能汚染に関するアンケート報告その3>を送ります。

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2006/03/18

『再処理工場の放射能による海産物、農産物汚染に関するアンケートのお願い』

皆さんこんにちは。中村隆市(スロービジネススクール校長/ナマケモノ倶楽部世話人/ウインドファーム代表)です。

有機農産物の産直事業などを通して、食の安全を保つ活動に30年ほど関わり、チェルノブイリ原発事故被害者の医療支援活動に16年関わってきた者として、できるだけ多くの皆さんに「放射能汚染食品」の問題に目を向けていただきたいという思いで、この手紙を書いています。

今、食の安全を揺るがす大問題が進行しようとしています。それは、原発で使用された核燃料の「再処理」という問題です。再処理とは、原発から出る使用済み核燃料からプルトニウムやウランを取り出し、もう一度燃料として使おうとするものですが、その作業の過程で大量の放射能が海や大気に放出されます。

その再処理工場(青森県六ヶ所村)の稼動を青森県政は許可しようとしています。これが許可され、再処理工場が実際に稼動し始めると大量に放射能が放出され、広域にわたって農産物や海産物が汚染されます。私たちの生活や健康にも甚大な被害を及ぼすことでしょう。こういった状況を知った上で、市民がいかなる意識を持っているかをアンケート調査し、広く一般に知らせ、青森県政にも知らせたいと思います。以下の簡単なアンケートにぜひご協力ください。

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Copyright © 2009 株式会社ウインドファーム.  

中村隆市ブログ「風の便り」 コーヒー関連ブログ「豆の便り」 スタッフブログ「土の便り」 /abbr/li