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ぱとりしあ・もぐえる パトリシア・モグエル

1956年、メキシコ生まれ。現在、ラテンアメリカン大学(ミチョアカン州モレリア)教授。
貧しい人たちのために無償で弁護を引き受け、公正な社会を目指して活動していた弁護士の父のもと、幼い頃から社会問題や環境問題に触れながら育つ。高校卒業後、中東やヨーロッパを旅し、さまざまな国の状況、自然、人びとと接する。帰国後、大学へ進学し、生物学を専攻。動植物のみならず、環境や農業にも関心を持つようになり、メキシコ国内でのコーヒー生産や先住民族の研究を始める。世界で最初にコーヒーの有機栽培を始めたといわれるメキシコでは、多くの先住民族のグループが伝統的にアグロフォレストリー(森林農法)に基づいてコーヒーの栽培を行ってきた。このアグロフォレストリーが生態系や先住民たちの暮らし・文化にもたらす恩恵は非常に大きいといわれている。
パトリシアは、メキシコにおけるアグロフォレストリー研究の第一人者であり、国内はもとより、国外でも積極的に講演を行い、そうしたアグロフォレストリーの重要性を積極的に訴えている。「研究は、あたまでなく、心でする」と言う彼女は、研究者にとどまらず、常に現場で行動し続ける活動家でもある。理論ではなく、現場に直結したアドバイスや情報を、生産者に惜しみなく提供している。
現在は、メキシコにおける有機コーヒーの生産者グループ(先住民族による)の中では最も規模が大きいといわれるナワット族のコーヒー生産者組合トセパン・ティタタニスケ(TOSEPAN TITATANISKE)とともに、モデルプロジェクトとなるべく、持続可能な取り組みを行っている。
私生活では、二児の母でもある。