標高1800m級の山々が連なるエクアドル・コタカチ郡インタグ地方。ここでは多品目栽培(背の高さの違う樹木や果樹や野菜を混植して栽培する方法)によって、生態系と調和したコーヒー生産が行われています。
インタグ有機コーヒー生産者協会(AACRI)では、70年ほど前から伝統的な有機無農薬コーヒー栽培に取り組んでいます。
フェアトレードを通じて日本の皆さんの元へと届けられた無農薬栽培コーヒー。ゆったりとした深い森の味わいを、ぜひ一度お試しください。
太陽と木漏れ日に育てられた森の香り豊かなインタグコーヒー。
1988年に設立されたインタグ有機コーヒー生産者協会(AACRI)には、現在320名の会員が加入しています。3人のコーヒー栽培指導者が、伝統農業(自然農法や森林農法に近い自然の力を生かした農業)に基づいた方法で、豆選びから収穫までを丁寧に指導しています。
インタグ地方は標高1000〜1800m、雨量2000〜2700mm、気温20〜25℃と良質なコーヒー生産に適した環境にあるだけでなく、栽培方法がこの地域の伝統的な多品目栽培で行われているため、無農薬栽培に適しています。AACRIメンバーのコーヒー園も、バナナやプラタノ果樹や樹木を日陰樹としてコーヒーを栽培しています。場所によっては普通の森林より多様性があります。

こうした栽培方法は農薬や化学肥料に頼らない最良の方法の一つででもあります。収穫量が少ないことや収穫作業に手間がかかるのが難点ですが、そのぶん自給自足的に野菜や果物も収穫できるため、コーヒーの相場が下がったときなどにも比較的安定した経営をすることが可能になります。
AACRIでは、山間地の急斜面の土壌浸食(流失)を防ぐためにも、伝統的なコーヒー栽培はとても重要だと考えています。そしてそうした理解を深め、広めるために学習会を開き、環境保護的コーヒー管理、病害虫の防止、有機肥料づくりなどを勉強しています。

生産者と消費者をつなぐ心の絆、フェアトレード。
ウインドファーム社代表で環境文化NGOナマケモノ倶楽部の世話人も務める中村隆市は、「単に市場より高い価格で生産者からコーヒーを買うだけではなく、生産者の顔が消費者によく見えて、生産者と消費者との心が通じるようなフェアトレード」を目指しています。
インタグコーヒーはインタグ地方の鉱山開発に反対し、自給自足で持続可能な生産を目指しています。
詳しくはこちらをご覧下さい→インタグコーヒー物語