2010/02/08

再処理工場:「寒さ想定外」配水管凍結し冷却水供給停止

核燃工場:「寒さ想定外」配水管凍結し冷却水供給停止 (毎日新聞)

http://mainichi.jp/select/today/news/20100209k0000m040095000c.html

2010年2月8日 21時9分

 日本原燃(青森県六ケ所村)は8日、使用済み核燃料再処理工場で燃料貯蔵プール用の配水管が凍結し、冷却水の供給がストップするトラブルがあったと発表した。凍結前日、同村は観測史上最低の氷点下12.3度を記録。原燃は「厳しい冷え込みは想定外だった」としている。

 原燃によると、貯蔵プールでは、屋外タンクからの冷却水で燃料を冷却保管している。6日午前7時25分ごろ、タンクの水位低下を知らせる警報が鳴り、冷却水の供給ポンプが停止。タンクの水位計につながる配管(内径15ミリ、長さ約1メートル)が凍っていた。【矢澤秀範】

2010/02/03

東電の3原発で放射性物質を放出 配水管を誤接続

東電の3原発、30か所で排水管誤接続

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100202-OYT1T01106.htm

 東京電力は2日、福島第2原子力発電所(福島県)など3か所の原発で、放射性廃棄物を処理する排水管を誤ってつないだ部分が30か所見つかり、うち17か所で、放射性物質のトリチウムを含む水を放水していたと発表した。

 放水に含まれる放射性物質の濃度は、最大でも国の基準値の4000分の1。報告を受けた原子力安全・保安院は「周囲の環境への影響はない」としているが、同日、東電を厳重注意し、他の電力会社に対し、同じような誤接続がないか、調査を指示した。

 誤接続が見つかったのは福島第2原発21か所、福島第1原発(同)5か所、柏崎刈羽原発(新潟県)4か所。放水をしていた17か所のうち、福島第2原発の2か所を除く15か所は、検出限界以下の微量だった。

 東電は、昨年10月に福島第2原発で誤接続が見つかり、調査をしていた。
(2010年2月2日21時28分 読売新聞)

2010/01/30

未来を築けるか:再生可能エネルギー 識者に聞く

日本環境学会会長が脱原発と再生可能エネルギーの重要性について、わかりやすく語っています。多くの人に読んでほしい記事です。(毎日新聞)

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未来を築けるか:再生可能エネルギー 識者に聞く/上 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100122ddlk26040390000c.html

◆日本環境学会会長、和田武・元立命館大教授
 ◇脱原発の姿勢、明確に ドイツの市民参加に学ぶ

 日本は再生可能エネルギーで未来を築けるのか。ドイツの先進事例に詳しく「飛躍するドイツの再生可能エネルギー」(世界思想社)の著書がある日本環境学会会長の和田武・元立命館大教授(環境保全論・資源エネルギー論)に聞いた。2回に分けて紹介する。【太田裕之】

 ??まずドイツの現状から。

 ◆注目されるのは非常に効果的な普及政策を採用していることだ。91年制定の電力供給法で風力発電を中心に普及を促進し、00年制定の再生可能エネルギー法であらゆる種類の電力に対象を広げた。核となるのが電力会社に再生可能エネルギーの電力の固定価格での買い取りを長期間義務づける買取補償制度(FIT)で、費用は電気料金に組み込み社会全体でまかなう。採算が取れて初期投資資金を金融機関が融資するようになり、市民による導入が進んだ。

 住民が共同出資で有限会社を作り、風力発電所を建設・運営するケースも多い。再生可能エネルギーは地域資源で、地域密着型の開発に適し、トラブルも起きにくい。住民が自らの資金を投じて取り組み、経済的、精神的な豊かさを得て、地域社会を健全に発展させていると思う。

 ??それに比べ日本の状況は?

 ◆日本はFITではなく、電力会社に一定量以上の利用を義務づけるRPS制度を02年に採用したが、目標義務量があまりに低く(10年で1・35%。英国は10%)、再生可能エネルギー全般を大幅に増やす政策とは言えない。風力資源の豊かな北海道、東北、九州では風力発電の申請が多いにもかかわらず、電力会社はごくわずかしか採用していない。

 日本のエネルギー政策は原発中心で、原発と競合する再生可能エネルギーはむしろ抑制されてきたと思える。長期エネルギー需給見通しでも、30年までに電源構成の49%を原発にする一方、再生可能エネルギーは4%で、水力を入れても14%だ。他の国の目標が20年で20%くらいなのに比べ、余りに低い。

 ??日本の原発推進施策をどう思う?

 ◆今まで電力・エネルギー政策やエネルギー基本計画は経済産業省主導で決めてきた。原発などの重要課題は多くの国では国民的議論や投票で決めるが、日本では国会での議論もほとんどない。法律さえ決めれば後は運用で、省庁の範囲内、つまり官僚の意向で自由に動かせる状況が続いてきた。天下り先も原子力関係には多い。原発推進のため再生可能エネルギー普及政策が阻まれてきたと言えるのではないか。

 だが、原発の見通しは非常に不透明だ。事故が起きたらストップがかかる。そもそも地震国の日本に安全なところはない。原子炉が破壊されれば100?200年のスパンで相当広範囲な地域が住めなくなり、通過もできなくなる。また、原発は立地経過においても地域社会を破壊する。ある町では賛成派と反対派に分かれて親戚同士がいがみあい、結婚式や葬式にも呼ばないとか、嫌がらせなど人間関係が破壊された。さらに放射性廃棄物の問題を考えれば持続可能とは言えない。

 ドイツで再生可能エネルギー導入が進んだのは脱原発の姿勢を明確にしたからだ。90年と06年の原発の基数・設備容量をみると、日本は40基計3164万キロワットから55基計4958万キロワットと増やしたのに対し、ドイツは27基計2586万キロワットから17基計2137万キロワットに減らした。そして国を挙げて再生可能エネルギー普及に取り組んだ。=次回は23日に掲載予定

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 略歴:わだ・たけし。1941年生まれ。96年より立命館大産業社会学部教授、06年同特別招へい教授となり、08年に退職。現在、日本環境学会会長、自然エネルギー市民の会代表。大阪府高槻市在住。

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未来を築けるか:再生可能エネルギー 識者に聞く/下 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100123ddlk26040536000c.html

 ◆日本環境学会会長、和田武・元立命館大教授
 ◇産業・雇用、地域に活力 安全・平和貢献も、幅広い効果

 ??再生可能エネルギーの普及にはどんな意味があるのか。

 ◆二酸化炭素(CO2)の大幅削減や大気汚染の改善、エネルギー自給率の向上はもちろんだが、産業発展と雇用拡大、市民の収入増加など幅広い波及効果があり、全体として社会を持続可能な方向へ導く。ドイツでは再生可能エネルギー法施行翌年(01年)の関連産業の年間総売り上げは約1兆660億円だったが、08年に約3兆7440億円と3・5倍になった。原発とは違って労働集約的で小規模分散型のため雇用効果も大きく、01年末の10万人から08年末には約28万人へ増加。CO2は1億900万トンも減少した。

 特に私が注目しているのは地域社会の活性化だ。ドイツでいろんな現場をみて感じた。風が強くて農業に苦労していた農村が風力発電で収益を得て、後継者難を解消したりしている。自然を破壊せず、農林業など一次産業の維持・安定化に役立ち、将来への展望を開く。税収が増え、自治体の財政にも寄与する。地域全体が豊かに活性化され、住民主導で地域が運営される高度な民主的社会を築く契機にもなる。

 国際的にはエネルギー安全保障の意義があるし、日本の技術や産業を生かして各国で普及させれば、資源紛争をなくす平和貢献になり、日本の国際的信頼・地位の向上につながる。原発を増やせば、プルトニウム、核兵器拡散の危険が生まれるのとは対照的だ。

 ??日本の再生可能エネルギー資源はどうか?

 ◆水力、風力、太陽光、木質バイオマス、地熱とも日本にはドイツを上回る資源がある。価格的に競争力があるのは風力だが、島国の日本では海上も含めて風力資源は豊かなはずだ。海洋には波力、潮汐(ちょうせき)力、温度差エネルギーもある。他国がうらやむほど多様な再生可能エネルギーに恵まれている。

 ??普及策は?

 ◆私が代表を務めるNGO「自然エネルギー市民の会」は、太陽光、風力、バイオマス、地熱、中小水力の発電量全量を買い取り対象とするFITの導入を提案している。買い取り期間は発電開始から20年間。初期投資の8?9割を金融機関からの融資を受けてもまかなえるように1キロワット時当たり価格を設定す。現在の平均発電コスト相当の1キロワット時当たり6円を電力会社の負担とし、残りを電力料金に上乗せすれば、一般家庭の負担は平均月388円になる計算だ。

 主に原発推進の財源として徴収されている電源開発促進税(現在、家庭平均月130円程度の負担)を転用すれば、その分家庭負担は低くなるし、環境税なども使えばもっと低くなる。これにより、再生可能エネルギー発電の総発電量に占める割合は現在の10%(大型水力を含む)から20年に23%、30年に38%に高まり、この分野の産業発展で20年に約60万人、30年に約120万人の雇用創出が期待できる。

 ??市民はどうかかわれる? 

 ◆日本では再生可能エネルギーの普及も含めて市民が中心になって担う感覚があまりなかった。だが、日本の市民の力は非常に大きい。資金的な面でも1400兆円と言われる預貯金がある。市民が利益を得て取り組める条件さえ整えれば、相当な力になる。

 長期的視野でインフラとして再生可能エネルギーの施設を増やすことは社会全体に大きなプラスとなる。それを政策で打ち出せる力量を政治家も国民も持たねばならない。

 ドイツには、再生可能エネルギーの普及は温暖化対策や持続可能な発展を推進する点でプラスになり、社会全体で担うのは当然との認識が共有されている。日本も原発依存ではなく、再生可能エネルギーの拡大方針を明確に打ち出せば、国民の多くが賛同するのではないか。【聞き手・太田裕之】=おわり

東海再処理工場で放射性廃棄物の海洋放出管の保守作業で死亡

【毎日新聞】
水死:潜水士、作業中死亡 東海村再処理施設、海中埋設管の破損調査 /茨城

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100127ddlk08040200000c.html

 26日午前11時ごろ、東海村の常陸那珂港で、日本原子力研究開発機構東海
研究開発センターの使用済み核燃料再処理施設「核燃料サイクル工学研究所」の
海中埋設管の調査のため潜水作業をしていた横浜市保土ケ谷区岩間町、潜水士、
矢田純二さん(48)が海底に沈んでいるのを同僚が見つけ、消防に通報した。
矢田さんは病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。死因は水死だった。

 茨城海上保安部によると、現場は同港沖約3・2キロ、水深約27メートルの
地点。矢田さんは、低レベル放射性廃棄物の放出管(全長約3・7キロ)の調査
のため、午前10時18分ごろから約25分間の予定で単独で海中に潜り、土砂
の撤去作業をしていたが、船からの交代連絡に応答した後数分しても上がらず、
次の潜水士が様子を見に潜ったところ、海底に酸素マスクが外れた状態で発見さ
れた。【山崎理絵】

2010/01/27

核施設の労働者が脳腫瘍やガンなど深刻な被害

1月29日、NHK BSで以下の番組が放送される予定です。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100129.html

> 核施設で働いてきた人々は、数百万人。そして15万人に及ぶ脳腫瘍
> やガンなどの深刻な健康被害者が生まれている。

> 政府は、汚染除去作業に着手したが、推定で一日10億円以上の
> 巨費が今後70年間にわたって必要とされる。

日本の原発や再処理工場も今後、同様な問題を抱えることになります。
できるだけ多くの人(特に政治家)に知らせたいですね。

BS世界のドキュメンタリー

http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100129.html

> <シリーズ 就任から1年・オバマのアメリカ>
> 核汚染大陸 ?アメリカ 核兵器工場の証言者たち?
>
> 10年1月29日 金曜日 午後9:10?10:00
>
> 去年、アメリカ大統領として初めて「核兵器のない世界を目指す」と
> 宣言したオバマ大統領。その足下で、アメリカは「核の負の遺産」に
> 苦しんでいる。
>
> 1945年の原爆実験から65年間に、これまで15を越える州に、
> 300以上の核兵器製造施設が作られ、あたかも「核の巨大工場」
> となったアメリカ。
>
> 核施設で働いてきた人々は、数百万人。そして15万人に及ぶ脳腫瘍
> やガンなどの深刻な健康被害者が生まれている。
> そうした中で、上は所長クラスから、末端の作業員まで、具体的な
> 「核兵器製造の実態」を語り始めた。施設のあった場所は、放射能
> だけでなく、ベリリウムやPCBなど有毒物質で汚染されている。
>
> 政府は、汚染除去作業に着手したが、推定で一日10億円以上の巨費
> が今後70年間にわたって必要とされる。
>
> 「全米を核工場にした」65年間。アメリカはどうなったのかー。
> 番組では、口を開き始めた労働者や研究者を訪ね、その証言と資料を
> 基に、これまで安全保障の名のもと秘匿されてきた核兵器製造の実態
> に迫る。
> 核はアメリカをどうしたのか、その呪縛にもがく超大国の現実を描く

2010/01/12

米、核燃料の再処理を断念 オバマ政権、政策転換

米、核燃料の再処理を断念 オバマ政権、政策転換(asahi.com/朝日新聞社)

2009年4月21日15時8分

 【ワシントン=勝田敏彦】米エネルギー省(DOE)は20日、原子力発電所の使用済み核燃料の商業用再処理施設や高速炉の建設計画を取りやめる方針を明らかにした。計画は、ブッシュ前政権下の06年2月に発表され、米国の「30年ぶりの再処理路線復帰」として注目されていた。米原子力政策の大幅な転換となる。

 建設計画は「国際原子力パートナーシップ(GNEP)」で示された米国内の中核部分。核のごみに含まれるプルトニウムが核兵器に転用されるのを防ぐ技術を開発し、そのための再処理施設を新しく建設する。新型高速炉「先進燃焼炉」の開発も含み、米国版の核燃料サイクルを実現させる狙いがあった。

 両施設の建設は20年ごろがめどとされ、高速増殖炉「もんじゅ」「常陽」を持つ日本や、ロシアなども協力し、日本では三菱重工業が計画の検討を受注していた。

 しかし、DOEの担当者は「短期的な商業的実証施設の計画は、前政権でGNEPの国内部分として重視されていたが、もはや先に進めることはない」と語り、断念する方針を明らかにした。

 巨額の開発経費が見込まれるほか、新しい再処理技術を使ったとしても核兵器を作ることは可能で、やはり拡散につながるという見方が強いことも背景とみられている。議会でもGNEP関連予算は大幅に圧縮されている。

 米国は今後も、国立研究所を中心に核燃料サイクルの長期的な研究開発を続け、日本などとの協力も続ける見通しだが、当面の「目標」が失われる。途上国などに原発技術を与える「国外部分」は継続されるため、GNEPがなくなるわけではない

 米国は77年、再処理で取り出されるプルトニウムが核拡散につながるとして、国内での商業用再処理を凍結。使用済み核燃料をそのまま処分する「直接処分」政策を続けてきた。しかし、原発のごみを地下に埋設処分するネバダ州ヤッカマウンテンの高レベル放射性廃棄物最終処分場計画が遅れ、原発の運転が止まる心配も出てきたことなどからGNEPが浮上した。

 オバマ大統領は、ヤッカマウンテン最終処分場について「適地とは思えず、客観的・科学的な分析に基づく解決策が必要」として反対を表明済み。2月発表の10年度予算教書でも、関連経費についてさえ縮小することを明記していた。

 再処理施設の建設が断念され、埋設処分も当面は行わないとなると、現在も行われている原発敷地内などでの中間貯蔵が続くことになる。

2009/12/23

スロービジネススクール新入生へのメッセージ

スロービジネススクール新入生へのメッセージから一部抜粋

7期さんぽコースに入学された皆さん、おめでとう!

自分たちが学ぶ学校自体を「自分たちで創っていく」というコンセプトの
スロービジネススクール(SBS)。そんな、あまり例がない「変なスクール」に
参加してくれて、ありがとう。

このビジネススクールは、人よりもたくさん儲かるビジネスを教える場所
ではありません。人も自然も皆がハッピーになる仕事を学びあう場です。

5年前の5月にSBSが開校し、SBS学生が理事になって、4年ほど前に
スロービジネスカンパニー(SBC)が設立され、SBS学生を社員として
雇い、ウェブショップ膳をつくり、学生がつくった商品も販売できるように
なってきました。http://shop.slowbusiness.org/

11月下旬から12月中旬にかけて私は、ピースボートに水先案内人として
乗船し(http://www.peaceboat.org/index_j.html)船上で誕生日を迎え
たくさんの乗船客からお祝いしてもらいました。お礼の気持ちを込めて、
「船内新聞」にこんなことを書きました。

・・・・・・
誕生日は、命がけで生んでくれた母に感謝する日。
父と祖先と母なる大自然、地球に感謝する日。
誕生日を祝って下さった皆さん、地球レンジャー、
そして、水先案内人パートナーの皆、ありがとう。
今、危機的な状況にある地球をみんなで救いたい。
・・・・・・

2年前に「地球を救おう」という想いで、「豪快な号外」という新聞を
てんつくマン(元お笑い芸人、映画監督、路上詩人)という友人と
3000万部発行しました。http://www.teamgogo.net/

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200711191207401

そのてんつくマンが先月、「天国はつくるもの(パート2)」という映画を
完成させ、全国で自主上映を開始しました。(誰でも上映会を主催する
ことができます。http://maketheheaven.com/movie2/)

この映画は、いのちの誕生(出産)から始まり、後半には、末期がんを宣告
されながらも生き続け、ホノルルマラソンを完走する人たちが登場します。
この映画からいのちの有難さや大切さ、そして、素晴らしさを感じる人が
多いようです。(機会があったら観て下さい。私も少し出ています。)

また、先月(11月11日の世界平和記念日に)私は、SBS学生の仲間たち
30数名と「株式会社おかげさま」という会社をつくりました。

「おかげさま」という社名は、人は、決して一人では生きることができない。
空気や水や食べ物、それを生み出す森や大地や海や微生物、そして、太陽や
月などを含む大自然と多くの人たちのおかげで私たちは生かされているということ。
そのことが人々に理解されていけば、いのちを大切にする社会に向かっていく
だろうと考えています。

この会社は、会社設立後に少しずつ事業内容を決めていくという変な会社で、
これから具体的なことを決めて、いろいろと実験的な事業にチャレンジする
予定です。また、定期的にボランティア的な「社員」も募集する予定なので、
気が向いた人は参加して下さい。

SBSには魅力的な学生がたくさんいます。そして、多様な事業や取り組みを
展開しています。MLで流れる情報やウェブサイトhttp://www.slowbusiness.org/を
探訪しながらできるだけ合宿や各地で行われる活動に参加して、交流して下さい。

これから皆さんと一緒にスロービジネスを学び、広める活動ができることを
とてもうれしく思っています。

SBSコーチョー
   中村隆市

2009/11/18

「原子力発電がとまる日」が西日本新聞で紹介されました。

2009年11月18日(水)の西日本新聞(朝刊)で「原子力発電がとまる日」が紹介されました。

新聞記事

西日本新聞のホームページ

ドイツに学ぶ脱原発 福岡・水巻町の団体、テキスト出版 「リスクを知って選ぼう」

 民主党政権が温室効果ガスの大幅削減目標を打ち出す中、環境先進国・ドイツの原子力政策に学ぼうと、福岡県水巻町の社団法人が「原子力発電がとまる日?脱原発化を選んだ、ドイツからのメッセージ」を出版した。インターネットの通信販売のみだが、10月下旬の発売以来、約1カ月で千冊が売れる人気ぶりだ。

 同法人は、環境や命に配慮したビジネスを考える「スロービジネスカンパニー」。出版は、チェルノブイリ原発事故の被害に遭った子どもたちを支援してきた同法人顧問で、会社社長の中村隆市さん(53)=同町=が、「原発の是非を論議する以前に、市民のほとんどが原発を詳しく知らないのでは」と思ったことから企画した。

 ドイツの環境・自然保護・原子力安全省(BMU)が、今年4月に公開した原子力に関する政策の説明文書を、許可を得て翻訳。イラストも加え、原発を知るテキストとして約40ページにまとめた。

 BMU文書は(1)原子炉の運転時には二酸化炭素(CO2)は排出されないが、ウラン採掘や濃縮、再処理、最終処分段階では排出される(2)大量の有害廃棄物を安全に最終処分する方法は世界中どこにも答えが見つかっていない‐などと指摘。風力発電などの再生可能エネルギー分野に比べ、高コストで雇用も相対的に少ない原発からの脱却を結論付けている。

 民主党内には、温室効果ガス削減のために原発への期待がある。中村さんは「本が売れているのは、地球温暖化防止が政治課題となり原発への関心が高まっているからと思う。原子力のリスクを知った上で、選択するのが大事」と話している。同書はA5判、300円。同法人ホームページ=http://www.slowbusiness.org/

=2009/11/18付 西日本新聞朝刊=

2009/11/14

カフェ「クリキンディ」が雑誌で紹介されました

隔月刊「やさい畑」2009年冬号(発行:家の光協会)で島村菜津さんがクリキンディのことを書いてくださったのでご紹介します。

野菜畑-1

野菜畑-2

島村菜津のスローでいこう野菜といこう 4

赤村のおいしくて地球に優しい生活

福岡県で育ったくせに、赤村のことはちっとも知らなかった。最初に縁をつくってくれたのは、同じ福岡県の水巻町で「ウインドファーム」というフェアトレードのコーヒーを輸入する会社を経営している中村隆市さんだった。何でも、この村に「クリキンディ」というカフェを作ったのだという。

この中村さんという人は、もの静かに見えて、やることは大胆不敵。チェルノブイリ支援などを経て、2007年、日本の環境運動にも弾みをつけようと、思いあまって「30秒で世界を変えちゃう新聞」という若者向けのオリジナル新聞を発行した張本人である。それも「できるだけ全国民に読んでほしかったから」と10万人ものボランティアを通じて、3000万部も作ったから、中村さんと、小豆島の元コメディアンの”てんつくマン”は、今も、その借金を明るく返し続けているそうだ。

けれども、初めて「クリキンディ」を覗いた時、その志の高さにたまげながらも、一抹の不安がよぎった。なぜって、原産地の農家も幸せにできるコーヒーが飲めて、穀物菜食の食事ができて、そのうえ、無添加の調味料や食材、フェアトレードの世界からのグッズや地球に優しいアメニティまでそろえた店が、青山や銀座の繁華街ではなく、博多から車で60分の赤村、人口3500人の村にあるのだ!しかも、村営の温泉付き宿泊施設を見下ろす緑の丘にぽつねんとある。

まるで、ドイツやイタリアの田舎町のようで、そりゃ、かっこいい。尖がっている。だが、ある意味、時代に先行し過ぎている。となると、心配なのは、わが福岡県民は、その熱い思いに応えてくれるだろうかということだ。心配した通り平日の雨交じりの午後、二度目に姉とお茶したときは、客は私たちだけ。店の人に「地元の人は来ますか?」と尋ねると、「そっと入り口が開いて、ああ、お客さんだ、と思ったら、温泉はここですか?なんて聞かれたりします」と笑っていた。そんなわけで、気がかりだった三度目、「クリキンディ」は、元気だった。三人の女性スタッフの努力でランチやデザートも充実。乳製品や卵アレルギーの人にも安心な野菜中心のおいしい食事。ミルクもチーズも使わないのに瑞々しいティラミスをいただき、大満足したのだった。素材にもこだわり、野菜はほぼ赤村産、地元の米に国産の雑穀も使う。

だが、お店以上に心打たれたのは、その三人の乙女たちの寮だ。まさに幽寂たる緑の中の一軒家をシェアしている。しかも雑草が鬱蒼と生い茂る敷地では、健気にカボチャや大豆、トマトやオクラを作っているではないか。

店長の後藤彰君に至っては、ここに移住してはや3年半、古民家を激安で借り、光熱費も極限まで少ないエコ暮らしを体現。赤村から命に優しい新しい仕事を考える「スロービジネススクール」の事務局長も兼任している。都会では、ニートとか、ロスト・ジェネレーションとか、そんな味気ない言葉で若者たちをひとくくりにするけれど、なかなかどうして、近ごろの若者は頼もしいものだ。

そして、中村さんは、乙女たちの寮のそばに立つ元大豆加工場の巨大な廃墟を再生させ、馬を飼い、ホースセラピーを始めたいという夢を語るのだった。思い立ってから実現までが早い中村さんのことだから、そのうち、赤村にまた魅力のスポットが登場することだろう。

ところで、読者の中には、コーヒーのどこが野菜なんだと誌面につっこみかけている方もいることだろう。これからがミソだ。中村さんに呼ばれて赤村を初めて訪れたころ、私は、日本中どこでも外国産食材に依存する大手の調味料が大きなシェアを押さえていることが気になっていた。それでは、困っている国内の農家が浮かばれないし、だいいち、石油を消費してわざわざ海外から運ぶのは地球にもよろしくない。だから、味噌や醤油だけでなく、ソースもマヨネーズも、地元の素材を使った調味料がどかすか生まれたら楽しい。それも一つのスロービジネスではないか。これからは、調味料も地方分権の時代だという話をしたのだった。

すると、偶然だろうけど一年後、赤村から「こんなものを作ってみたので」と届いたのが、「鳥越ファーム」のトマトケチャップだった。トマト農家が作る本格的なケチャップで、ガラス容器にこだわり、デザインもピカイチ。食べてみると、手作りハンバーグやオムレツの味がぐっと引き立つ。この夏、中村さんの案内で、鳥越和廣さんの農園を訪れると、息子さんも戻ってきたらしく、ケチャップ作りにはいっそう気合いが入り、ハウスでは、農薬知らずのトマトがたわわに実っていた。

赤村恐るべし、と思っていたら、役場の三橋茂敏さんによれば、この村ではすでに、昭和62年から「Do you 農?」と称して、都市の人に田植えや収穫体験をさせ、朝市も開催。これは今も続いており、「赤村特産物センター」もできた。ここでは、けっして村外の野菜や漬け物は置かない、プロの買い付けも多い。そして、赤村ブランドを高めようと、村と商工会が連携し、「あまおうジャム」「赤村の梅干し」「櫻塩」など赤い逸品も、ちゃんと売り出し中だ。

三橋さん自身、ボランティアで、農作業支援チーム「三橋クラブ」をつくり、農業を始めたいという若者たちを応援し、有機農業を広めようとしている。

その三橋さんに、赤村の名は、何に由来するんですか?と尋ねると、どっさり資料をくれた。それによれば、村にある岩石山(がんじゃくさん)が、古代には、吾勝尊(あがつのみこと)が天下った山として吾勝山(あがつやま)と呼ばれていたのが元らしい。8世紀、「日本書紀」に記述された「我鹿屯倉」(あかのみやけ)という大和朝廷の要所があった地ではないかとされ、そのころから、あかという名が定着。鎌倉時代には、赤という文字も現れるのだという。また、日本最古の鉄道トンネルがあり、平清盛が築城させた城跡があり、300年続く神楽が残る歴史遺産の宝庫でもある。

赤は、ハレの色であり、古来、魔除けの色だ。そして、外来のトマトが、かくも日本を席巻したように、その太陽と血と生命の色は、人を惹きつけてやまない。地球に優しい新しい生き方を模索する若者たちに、小さな村がいかに懐を開き、しなやかに応えていくか、赤村のこれからが、楽しみである。

しまむら・なつ
ノンフィクション作家。福岡県生まれ。東京芸術大学芸術学科卒業。2000年に発表した「スローフードな人生!」(新潮社)は、イタリアのスローフード運動を日本に広めるきっかけとなった。現在も世界各国の食について、精力的に取材を続けている。近著には、「スローフードな食卓を!」(ちいさいなかま社)、「そろそろスローフード」(大月書店)がある。

2009/10/28

幸せ度高める政策を(西日本新聞インタビュー)

西日本新聞から受けたインタビューが記事になりました。
鳩山新政権に望むことは?
 「幸せ度を高める政策を」

20091024記事小

記事内容
温室効果ガスの排出量を2020年までに25%削減(1990年比)する国際公約は評価できる。地球温暖化が進めば、気温上昇に生態系が対応できず、農・海産物が減少し飢餓が訪れる可能性があるし、台風、干ばつなど自然災害の激甚化も予想される。私たちには、後世代の人々が生存できる環境を残す責任がある。太陽光、風力、バイオマスなど自然エネルギーへの転換を図り、温室効果ガスを減らす国際協力を進めてほしい。

25%という目標が経済成長に悪影響を与えるという意見もあるが、私たちの生存基盤である自然が壊れれば、経済も成り立たない。目先の利益ではなく、長期的な視野を持った政策が必要だ。

ただ、CO2さえ削減すればいいということでもない。新政権の一部から、温室効果ガス削減のために原子力発電を活用する意向が示されているが、慎重な論議を求める。

原発は発電の際にCO2が出ないからクリーンだと言う人もいるが、ドイツ政府の4月の公開文書は「大量の有害廃棄物を残す」として、これを否定している。原発から出る高レベル放射性廃棄物は、百万年もの間、放射能を出し続け、有効な処分法は確立していない。英国の核廃棄物再処理工場周辺には、住民の白血病発症率が国内平均の約10倍という村もある。

インド・ビハール州の国営ウラン鉱周辺住民の健康被害を告発した映画「ブッダの嘆き」の例のように、原料のウラン鉱採掘現場にも環境汚染リスクはある。ウラン鉱の資源量があと数十年しかないとされる中、なぜ原発を推進するのか。原発のために国の特別会計を中心に毎年約5千億円が支出されているとされながら、特別会計について国会ではほとんど論議されていない。前政権の姿勢を改め、きちんと情報開示をし、国民にリスクも含めた判断材料を提供した上で、エネルギー政策を検討するべきだ。

戦後、わが国は経済成長で発展してきたが、その目的は国民の幸せ度を上げることだった。経済を大きくするために自然を壊すことがどんなことなのか、あらためて考え、国民の幸せを追求する政治を目指してほしい。

中村隆市(なかむら りゅういち)
福岡市生まれ。19歳で水俣病を知り環境活動に。チェルノブイリ原発事故の被爆者も支援。87年、フェアトレード会社(ウインドファーム)を設立し代表。53歳。

2009/10/02

10月21日エクアドルよりお客さん スライドトークイベント@赤村

ウインドファームの直営カフェ赤村スローカフェ・クリキンディよりお知らせです。

世界的に見てトップクラスのパーマカルチャーを展開し、
地域づくりを実践しているリオムチャーチョ@エクアドルの
ニコラ&ダリオ夫妻が赤村にやってきます。

持続可能な暮らしと経済、循環型の農的営み、自然教室、
エコツアーや民芸品つくりなどを通じた地域づくりなどなどの実践紹介。
たくさんのスライドも見せていただけます。

地球の反対側のエクアドルからのゲスト。
とっても貴重な機会です、お誘い合わせのうえおこしください!

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フェアトレードのパイオニアである中村隆市(ウインドファーム代表)との鼎談も行います。

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持続可能な暮らしとパーマカルチャー
エクアドル・リオムチャーチョでの営み ◆10月21日◆
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★日時
2009年10月21日(水)
10:30- 受付開始
11:00- スライド&トーク
12:30- 自然食ランチ
13:30- 鼎談 ニコラ&ダリオ&中村隆市
14:30 終了予定

★場所
福岡県・赤村スローカフェ・クリキンディ
http://cafe-potori.seesaa.net/
(源じいの森温泉内)

★料金
2000円
(クリキンディ自然食ランチ・コーヒー・スイーツ付き)
要予約
定員になり次第締め切ります。
お早めにお申し込みください。

★予約・問い合わせ先
赤村スローカフェ・クリキンディ
tel&fax: 0947-88-2893
akamura_slow_vpjct(a)yahoo.co.jp
(a)は@に変えてください。
http://cafe-potori.seesaa.net/

*メールでの予約は返信を持って完了となります。
*託児はありませんが、お子さん連れの参加も可能です。ご相談ください。

【ゲストの紹介】
ニコラ・ミアーズ:環境活動家。ニュージーランド出身。大学で園芸や有機農法
について学ぶ。1989年、南米で開催された第一回有機農業会議に参加。エクアド
ルの生態系豊かな環境に魅了され、定住。市民の立場から環境教育の普及と啓発
に取り組む。バイーア市の環境プロジェクトに多く参加し、エコホテル、子ども
への環境教育、エコツーリズム、フェアトレード、ファーマーズマーケットな
ど、環境とローカルをテーマに地域住民、自治体との架け橋となって活動を続ける。

ダリオ・ジェファーソン:環境活動家。パーマカルチャー専門家。エクアドルの
アンデス地域で育つ。豊富な自然体験を活かし、マナビ県観光局のスタッフとし
て、地域資源マネジメントに携わる。1990年より、ニコラ氏とともにバイー
アー・デ・カラケスの環境・社会プロジェクトに着手。国内初の有機エビ池事業
を立ち上げ、市内のごみ循環プログラムを提言・実施。住民参加型のエコシティ
づくりに参加する一方、地域住民への有機農業の技術指導と普及にも取り組む。

【進行&鼎談】
中村隆市
株)ウインドファーム代表。ゆっくり堂(スローな出版社)代表。 スロービジ
ネススクール校長。
70年代後半から有機農業と環 境運動に取り組み、87年フェアトレード事業を開
始。南米各国の有機コーヒー国際会議で講演。2000年にブラジル初のオーガニッ
クカフェを開店。04年 ブラジル・マッシャード市から有機農業とフェアトレー
ドを普及した功績により名誉市民章を受章。ナマケモノ倶楽部・世話人。六ヶ所
あしたの森・共同代表。

★参考★
リオムチャーチョの訪問レポート(日本語)
http://club.panasonic.jp/fun/open/bg/ecologist/2008/08/22/1219050059631

リオムチャーチョのHP(英語)
http://www.riomuchacho.com/

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2009/10/01

10月12日熊本で講演します

第1回フェアトレードデーinくまもと ?記念講演と癒しのコンサート?

日時:10月12日(体育の日)
場所:熊本市総合女性センター

10:30?15:45
■講演 講師 中村 隆市 先生
スロービジネスの第一人者が語る(森を守るフェアトレードコーヒー)

■講演 講師 辻 信一 先生
100万人のキャンドルナイトの仕掛け人が語る(はちどり物語から学ぶ、私たちにできること)

■癒しのコンサート Aikaさん
命の尊さを感じ、生きる喜びと勇気を!

チケット代
前売り券3000円
当日券 5000円
中学生以下 無料
学生半額

イベントチケットは
熊本交通センター1番乗り場SHALOMで購入いただけます。

熊本は2004年からフェアトレードシティ構想の先駆者的な取り組みを実施してきました。
「日本初フェアトレードシティくまもと」を目指しています。
チケットが欲しい方はこちら⇒info@tata-ta.net

http://www.e-girl096.net/pc/info/event/post-6.php

10月5日龍谷大学で講演します

【龍谷大学国際文化学会 講演会】
テーマ:『スロービジネス』
日時:2009年10月5日(月)
2講時(11:00?12:30)
会場:龍谷大学瀬田学舎3号館203教室
講師:(株)ウインドファーム 代表取締役 中村隆市氏

自分の富を増やすために投資する従来のビジネスから離れ、
地域社会、地球環境がよくなるために投資していく
「いのちを大事にする仕事」として有機農業やフェアトレード、
スローカフェ、エコビレッジづくりなどのスロービジネスの広がりを伝える。

主催:龍谷大学国際文化学会

どなたでもご自由にご参加ください。
予約は必要ありません。

2009/09/25

六ヶ所あしたの森・共同代表 吉本多香美さんのこと

 「六ヶ所あしたの森」で一緒に共同代表をやっている女優の吉本多香美さんは、原発や核燃料再処理工場の問題にも積極的に発言されています。先日発売されたActioという雑誌(http://www.actio.gr.jp/) 10月号に掲載されたインタビューの一部を紹介します。

——————————————–

美しい森や自然を次世代に手渡したい

–なぜ青森県六ヶ所村に森をつくろうと?

 「六ヶ所あしたの森」が目指しているのは、森とつながる気持ち良い暮らし
を、一人一人の生き方として実現していくことです。なぜ青森県六ヶ所村で森づ
くりを目指すのかと言えば、原発から出る使用済み燃料の再処理工場があるから
です。
 この工場では、とても危険な猛毒のプルトニウムを扱っています。このプルト
ニウム角砂糖1個分で何千万人が死亡する、角砂糖5個分で日本人全員が死ぬと
言われています。再処理工場はそれを年間8トンも作り出す施設で、通常の原発
1年分の放射能がたった1日で海や空に出ます。

 私たちが電気のある便利な生活を享受するために、こんなにも危険なものをつ
くっていいんだろうか?やっぱりこんなことは止めよう。そんな風に疑問を持っ
たり気づいていくきっかけとなる活動がしたい。だから私たちはあえて六ヶ所に
森をつくろうとしているんです。
 もちろんどこで森をつくってもいいんですが、私は今から4年ほど前、鎌仲ひ
とみ監督のドキュメンタリー作品『六ヶ所村ラプソディー』と『ヒバクシャ』に
出会って衝撃を受けたのが原点なんです。恥ずかしいことにそれまで私は、日本
のエネルギー政策や原発、放射能の危険性について何も考えたことがなかった。

 ただ、15歳の時に初めて家族でアフリカを訪れ、以降何度もアフリカに通っ
て、自然の中で生きることの素晴らしさは分かっていました。満天の星空の下で
薪を集めて火をたいて食事をつくり、川で洗濯をする。自然のなかで生きている
マサイ族の人たちの生活に触れて、「こんなにも気持ち良い生き方があるんだ」
と実感できた。
 また、そんな自然のなかで生きている人たちの生命力の素晴らしさにも感動し
ました。皆与えられた命を目一杯生き抜いている。だから環境と人間の体は密接
に結びついていると確信したのです。しかし、そもそもこの日本社会のなかで私
たちは何によって生かされているのかについて、真剣に問い直したことはなかっ
たんです。

 『六ヶ所村ラプソディー』と『ヒバクシャ』は、そんな私に「これが本当の日
本の姿なんだ」と現実をつきつけてくれた。その時一人の女性として、私は子ど
もを生んで命を継いでいく者として、「大切な命を生き切るためには、放射能は
あってはいけないものなんだ」と気づかされました。

 昨今は地球温暖化防止のためにCO2削減が問題になっています。温暖化によっ
て世界中で多くの生命が絶滅の危機に瀕している。だからCO2を出さない「ク
リーンエネルギー」である原子力が必要だと唱えている人もたくさんいますし、
日本政府も国策として原発を推進していますね。でも女性としての本能、子宮で
考えると「そうじゃない」と思います。
 私たち人類はこの地球を借りて生きています。私たち人類が便利な生活をして
生き延びるために、この先何万年にもわたって他の生物を脅かす放射能を撒き散
らしていいのでしょうか?ましてやそのツケは私たち自身にも跳ね返ってきま
す。今すぐには危険性が現れないとしても、何世代も後に私たちの子孫がどんな
影響を受けるかわかりません。一度環境中に出された放射能は食物連鎖や体内濃
縮を通じて人間の体内にはいり、遺伝子を傷つけ、癌や白血病などの原因となり
ます。

 私たちの子孫にも美しい自然を手渡して、「生まれてきてよかった」と思って
もらいたい。安心して水を飲み、食べ物を得られる生活をしてほしい。そのため
には、放射能汚染の問題は決して無視できない。私にもできることをしなけれ
ば、私自身が後悔するなと思いました。
 それで自分なりに色んなことを調べているうちに、音楽を通して環境活動をし
ているパフォーマーの大森秋治郎さんが鎌仲監督との出逢いのきっかけを作って
くれました。そして監督から「あしたの森」の設立準備会立ち上げへの協力を依
頼され、自分の気持ちとフィットしたので代表を引き受けさせていただいたので
す。「ハンタ?イ!」と声高にあげるよりも「こっちのほがキモチイイヨ!」と
生活のなかで実践する。そのほうが説得力もあるんじゃないかと。

メディアにコントロールされない生き方

―原発批判にはリアクションがあるのでは?

 日本ではなかなか本当のことを知るのが難しいですね。私は環境問題に
関心が強いので、テレビでも環境を扱う番組に呼んでいただけることが
あります。しかしどうしても温暖化やCO2削減がメインテーマとなります。
そしてシナリオは「CO2削減のためにご家庭ではどんなことが実現できま
すか?」「オール電化の生活はどうでしょう」となってしまう。
当然にも「原発の問題は話さないでください」と釘を刺されています。

これはある種のメディア・コントロールですよね。私たちは小学校で
「報道の自由」を教えられます。それを信じれば、テレビの報道はとても
正義感あふれるもので、私たちは自由に発言できるし知りたいことは何でも
知れると考えてしまう。その結果テレビで見たものをそのまま信じてしまう
わけです。

だから、「でんこちゃん」が出てきて原発の安全性をアピールしたり、
「もぐら」が出てきて高レベル廃棄物の地層処分は安全だとPRされると、
本当にそうだと考えてしまう。しかし、現実には、原発の風下に住んでいる
人たちの健康状態が悪化し、苦しんでいる人がたくさんいる。

テレビでは決して報道されない真実を知った時、「この国は私が考えていた
国とはちがったな」って。本当のことは自分で調べないと突き止められない、
テレビを鵜呑みにしていたら駄目なんだと気づきました。

私がアースデイでC・W・ニコルさんと対談した際、原発の問題について触れ、
「六ヶ所はどうしても稼動させたくない」と発言したんです。
その時、ちょうど鶴の生態を追うテレビ番組のお仕事が入っていて、
スケジュールもすべて決まっていたんですが、3日前に突然降ろされました。
たまたまその番組のスポンサーが九州電力で、上層部の方がアースディでの
私の発言を「You Tube」でご覧になったみたいで、「ふさわしくない」と。

私は芸能界で長らくお仕事をさせていただいていますが、それまでは良く分か
らなかったんです。その時初めて「テレビは企業だったんだ」とあらためて
痛感しました。スポンサーあっての番組ですし、ドキュメンタリーのなかにも
ディレクターの主観が込められているから、ドキュメンタリーであっても
ドキュメンタリーとは言えない場合もあることは分かっているつもりでしたが、
まさかここまでメディア・コントロールされているとは知りませんでした。
だから結構気にせずに色々と発言していたのですが、実際に番組を降ろされて
「ああ、こういうことだったんだなと。」

坂本龍一さんの「モア・トゥリーズ」に出演した際にも「CO2削減のために
原発を推進するのはおかしいと思う」と仲間と話をしていたから、変な人が横
に来て「君がこういうことをやっていると、女優生命どころか君の命も危ない
ですよ」と脅かされました。

テレビのお仕事には、正義感もあふれる強い人を紹介したり、美しい自然の姿
を伝えたりと、素晴らしい内容もたくさんあります。でもその一方で、「言っ
たほうがいいことを言っちゃいけないの?なんで言うべきことを言ってこんな
に怖い思いをしなきゃいけないの」との疑問も強まるばかりです。

「ここは平和で自由な国だな」と思っていた日本のイメージがガタガタと崩れ
落ちていく感じです。

私は「なぜ周りの人たちももっと発言しないんだろう?」と不思議なんです。
他の問題については正義感溢れる情熱的なディレクターに、「これはすごく
大切な問題だからぜひ番組にして欲しい」と頼んだこともあるんですが、
「生活がかかっているから」と断られました。

私だって生活があるし、周りの人から「大丈夫?」と心配される度に逆に不安
になります。でも私のようなちっぽけな存在が何を言うかビクビクしている人
がいるとすれば、その人たちはきっと本当に後ろめたいことをしているのでしょうね(笑)

9月26日東京のイベント「森。まるかじり!」に参加します

森林農法の話と森林農法でとれたコーヒーで手煎り焙煎、抽出のワークショップをやります。

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六ヶ所あしたの森presents

          森。まるかじり!

    下町の隠れ家的アートギャラリーで「森」を感じよう!

          2009.9.26 (土)
        @Gallery COEXIST(秋葉原)
    http://ashitanomori.net / http://coexist-art.com
木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木

森が私たちを呼んでいるのでしょうか?
森が気になる人、森に出かける人が増えています。
森がよみがえると、鳥も花も、そして私たち人間もうれしい・・・。

そんな素敵なイメージを、今、東京タワーとのコラボレーションで話題の
MireyHIROKIが描き出す、クレヨン画作品や写真作品に囲まれた空間で語り
合ったり、感じ合ったりしてみませんか?
「アートを通して地球を考える」をテーマにした下町のエコギャラリーで
有機栽培で育てられたフェアトレードコーヒーを飲みながら森とアートが
私たちに伝えたいことを見つける・・・
そんな特別な1日を「六ヶ所あしたの森」からプレゼントします。

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    六ヶ所あしたの森presents 森。まるかじり!
    下町の隠れ家的アートギャラリーで「森」を感じよう!
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■日  時:2009.9.26 (土) 13:00?19:00
■場  所:Gallery COEXIST http://coexist-art.com/
     (台東区台東1丁目 秋葉原駅徒歩10分)
■参 加 費:予約1,800円 当日2,000円
      (有機栽培のフェアトレードコーヒー1杯付き)
■定  員:50名

■司  会:吉本多香美(女優/六ヶ所あしたの森 共同代表)

■プログラム
13:00 オープニング (開場12:30)
13:30 TALK「一杯のコーヒーが森を守り、森をつくる」 中村隆市
14:30 WORK SHOP「おいしいコーヒの煎り方、挽き方、滝れ方」 中村隆市
15:30 TALK「森と人間が共に健康に:森林療法のすすめ」 上原巌
16:30 TALK「みんなでフリートーク・アートと社会の関わり方」MireyHIROKI
17:00 LIVE 大森秋治郎
17:30 LIVE ムビラトロン
18:30 クロージング

《有機栽培のフェアトレードコーヒーをサービス!》
当日は、有機栽培のフェアトレードコーヒーを、来場者全員へ1杯サービス
しちゃいます!土づくりからこだわって、森をまもり森をつくるコーヒー
で森を味わいながら、森を感じるトークとライブを楽しんで下さい!

《TALK:森林農法、森林療法。世界中の人の心に一輪の花を。。。》
中村隆市によるエクアドルを初め、ラテンアメリカで実践されている森林
農法の話。六ヶ所あしたの森の顧問である東京農大の上原巌先生による、
森林療法と森の力についてのトーク。今、忘れられていく「大切な何か」
をアートを通して世界中のみんなと考えていきたいと、NPO団体や企業と協
力しながら活動しているアーティストMireyHIROKI氏のトーク。

《WORK SHOP:おいしいコーヒーの煎り方、挽き方、滝れ方》
フェアトレードコーヒーの先駆者・中村隆市がご家庭で出来ちゃうコーヒ
ーの「煎り方・挽き方・滝れ方」を、アートギャラリーで伝授しちゃいま
す!簡単なのにプロの味わい。美味しいコーヒータイムのはじまりです!
実際にご家庭に帰ってからも実践出来るように、当日は生豆や一般家庭の
ガスコンロで出来るお手軽焙煎器も販売します。

《LIVE:森の力を音で感じる》
大森秋治郎さんによるオーストラリアのアボリジニの人達から伝わった、
世界最古の木管楽器”イダキ”の演奏。一本の楽器からオーケストラが演奏
する楽器のすべての倍音が出ると言う奇跡の楽器の演奏。
また、タンザニアに留学し、人間国宝ZAOSEに、親指ピアノとして知られて
いる”ムビラ”、”イリンバ”を習い伝承を受けたコイケ龍一さんと、サヨコ
オトナラのギタリストOtoさん、アイリッシュの伝統楽器”バウロン”を熱く
叩くトシさん、この『ムビラトロン』3人による気持ちい?い演奏!

《六ヶ所あしたの森とは?》
「六ヶ所あしたの森」は、青森県六ヶ所村近くの土地を取得し、森づくり
(間伐・植林・木工などの林業事業)、宿泊施設型の自然学校づくりなど、
「持続可能な未来」を目に見える形にしていくことを計画していくプロジ
ェクトです。地元の人も都会の人も、あらゆる立場の人々が一緒になって
森づくりに取り組むことで、出会いが広がり、つながりあう「場」となる
ことを目指しています。 http://ashitanomori.net/

?・?・?・?・?<TALK/LIVE 出演者プロフィール>・?・?・?・?
●上原巌 (東京農業大学准教授)
1964年長野市生まれ。農学博士。日本カウンセリング学会認定カウンセラ
ー。農業高校、知的障がい者更生施設、社会福祉施設などの勤務後、東海
女子大学専任講師、兵庫県立大学助教授を経て現職。六ヶ所あしたの森顧
問をはじめ、日本全国のさまざまな委員や理事、顧問などを兼任。
地域の森林と人間が共に健やかになること、豊かな関係を取り戻すことを
目指して全国各地で森林療法を実践中。趣味は、森林で無為に時間を過ご
すこと。抽象絵画、遺跡(縄文時代)探訪、ビートルズ。

http://www.geocities.jp/ueharaiwao/

http://blogs.yahoo.co.jp/ueharaiwao/

●MireyHIROKI/ミレイヒロキ (アーティスト)
ミレイヒロキは2人の人間でありながら1人の芸術家として活動。これまで
にミッキーマウス生誕75周年の為の絵画制作、イサムノグチ「AKARI」との
コラボレーション。2007年からは表参道ヒルズ・渋谷交差点・京都鴨川・
赤坂サカス・大坂梅田など日本各地をキャンバスに大規模な作品「100 UN
BRELLAS」を発表。各新聞で大きく取り上げられる。2007年「報道写真展」
では産経新聞1面を飾った写真が記憶に残したい記事として選ばれる。

http://www.loveandpeaceproject.com/

http://www.mireyhiroki.com/

http://ameblo.jp/mireyhiroki/

●大森秋治郎(ミュージシャン)
健康と長寿をテーマに世界50ヶ国を旅し、インドのヒマラヤでサドゥー(山
岳修行僧)と4ヶ月洞窟生活をする経験を持つかなりマニアックなパフォー
マー。世界中の人達みんなが笑える世の中を目指し、伝統楽器、下ネタな
どあらゆるジャンルの音楽を通して活動している。今回は、世界最古の木
管楽器「イダキ」の演奏とアボリジニにまつわるお話を予定。

●ムビラトロン(ミュージシャン)
 日本の再生地帯を「音楽の旅」しているサヨコオトナラのギタリストOto
(ex.じゃがたら)と、親指ピアノとして知られているアフリカ産の伝統楽
器ムビラ、イリンバを演奏するリュウイチの二人の出会いで始まる。アイ
リッシュの太鼓バウロンを叩く、トシもゲスト参加。
日本のムビラ奏者たちを集めた「ムビラサミット」を主催。環境系イベン
トを数多く行い、無農薬の農園や木こり達のいる場所をはじめサステイナ
ブルなヴィジョンのある場所と積極的に音楽を通じて交流する旅を続けて
いる。現在1stAlbum録音中。

●中村隆市 (六ヶ所あしたの森 共同代表)
1955年福岡生まれ。70年代後半から有機農業と環境運動に取り組み、1987
年フェアトレード事業を開始。南米各国の有機コーヒー国際会議で講演。
2000年にブラジル初のオーガニックカフェを開店。2004年ブラジル・マッ
シャード市から有機農業とフェアトレードを普及した功績により名誉市民
章を受章。(株)ウィンドファーム代表、環境=文化NGO ナマケモノ倶楽部
世話人、スロービジネススクール校長、(有)ゆっくり堂代表。

http://www.windfarm.co.jp/

http://www.slowbusiness.org/

http://www.sloth.gr.jp/

●吉本多香美(女優/六ヶ所あしたの森 共同代表)
女優として、テレビ・映画・舞台などで活躍する一方、動物の生態やロハ
ス、地球、自然と人間が共存する事をテーマにしたドキュメンタリーのリ
ポーターとしても活動の場を広げている。マウンテンバイク、カヌー、ダ
イビング、アフリカンダンスなど多彩な趣味をもっている。
JAMHA(日本メディカルハーブ協会)認定ハーバルセラピスト、タンザニア連
合共和国親善大使。
?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?

■お 申 込:お名前(申込代表者)、申込人数、連絡先電話番号などを下記
      までお電話やE-mailにてお知らせ下さい。もちろん当日参加
      もOKです!
      
      Gallery COEXIST
      110-0016 東京都台東区台東1-23-12(秋葉原駅徒歩10分)
      TEL&FAX:03-3835-4610 Web:http://coexist-art.com/
      Mail:gallery_coexist★yahoo.co.jp (★を@に変更下さい)

■主  催:「六ヶ所あしたの森」設立準備委員会
      Gallery COEXIST
■協  力:株式会社ウインドファーム http://www.windfarm.co.jp/

■当イベントに関するお問合せ
「六ヶ所あしたの森」設立準備委員会 事務局(担当:山本)
住所: 194-0041 東京都町田市玉川学園8-6-7
電話:080-6776-2610 Webサイト:http://ashitanomori.net/
メール: info★ashitanomori.net (★は@に変更して下さい)
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同時開催中! MireyHIROKI LOVE&PEACE PROJECT

【世界中の人の心に一輪の花を。。。」

Copyright © 2009 株式会社ウインドファーム.  

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