東ティモール産地訪問2013(その1)—NGOパルシックのご紹介

集合写真

<生産者と、産地訪問ツアーの参加者のみなさん>

2013年7月末から『有機栽培ティモンコーヒー』の生産地、東ティモール マウベシ郡 ハトゥカデ集落へ行ってきました!数回に渡って、産地訪問のレポートをお届けいたします。

まず始めに、現地でコーヒー生産者の支援活動をしているNGOパルシックの紹介をします。

マウベシ事務所看板

<パルシック 東ティモール・マウベシ事務所>

パルシックでは、2002年から東ティモール・マウベシ郡にて生産者が組合を組織することに協力し、コーヒーをフェアトレード価格にて購入、日本への販売を行っています。良質のコーヒーをフェアトレードで買い続けることで、経済的自立への足がかりにしよう、という取り組みです。

パルシック(事業分割のPARC=アジア太平洋資料センター)が、東ティモールでのコーヒー生産を支援し始めるきっかけになったのは、1999年のこと。当時東ティモールは、インドネシア支配下にあり、インドネシア支配下にとどまり続けるかどうかの国民投票が行われました。結果は独立を望む票が8割近く(投票率98%!)という結果でしたが、その直後からインドネシア軍と併合派民兵による破壊・略奪行為が激化。

何とか平和的な手段で、市民の連帯として人々に手を差し伸べたいと考え、様々な団体と共に緊急援助を行ったことから支援活動が始まりました。緊急事態が収まってからは、全国の学校の修復に活動内容を変更しながら活動を展開。2003年からは、当時数少ない輸出品だったコーヒー生産を支援し、経済的自立への足がかりにコーヒー生産者組合の設立と自立支援を行っています。

生産者2

<コーヒー生産者 ルイスさん コーヒー収穫用のカゴを持って>

現在では、コーヒーへの支援にとどまらず、女性の自立支援や、環境保全事業など多岐に渡って東ティモールの人々の支援を行った活動を展開しています。

 

*今回の産地訪問は、パルシック主催の『東ティモール・フェアト レードコーヒー生産者を訪ねる旅』へ参加し現地へ訪問してきました。

(その2)ハトゥカデ集落到着

 

 

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