2012/04/26

真宗大谷派 「すべての原子力発電所の運転停止と廃炉を求めます」

宗派に関係なく、宗教は「いのちを大切にする」ことを教えているから、宗教は原発に反対するべきだと話す中で、原発について積極的に発言されているお坊さんとの出会いが増えたり、「仏教青年連盟」から講演依頼を受けたりして、いい流れになってきたなと思っていたのですが、さらにグッドニュースが入ってきました。

寺院数 8600 寺、信者数 533万人といわれている東本願寺が「すべての原発の運転停止と廃炉を求める」と表明しました。

原子力発電所の再稼働に対する真宗大谷派の見解
(2012.04.24 東本願寺)から転載

 原子力発電所の再稼動に対して、真宗大谷派では4月23日、解放運動推進本部長名による宗派の見解を発表しました。

―すべての原子力発電所の運転停止と廃炉を求めます―
 

 真宗大谷派は、昨年末、政府に対して「原子力発電に依存しない社会の実現を目指す」要望書を提出いたしております。あらためて、生きとし生けるもののいのちを脅かすことなく、さらに未来を生きる子どもたちのためにも、一刻も早く原子力発電に依存しない社会の実現を目指すことを求めます。

 これまで、大地震にいつ襲われるとも知れない狭い日本の国土に54基もの原子力発電所を作り、電力供給を原子力に依存する生活を私たちは営んで来ました。

 原子力発電所は、小さな事故であっても、放射線による被曝によって、取り返しのつかない事態となり、すべてのいのちを奪ってしまう危険性があることを、東京電力福島第一原子力発電所事故で学びました。

 原子力発電所の稼働は、原発作業員の被ばく労働に支えられる社会を生み出し、ひとたび放射能に侵されればその地域や国土の風評被害を含め、そこに住む人々までも排除してしまうような「差別社会」を助長します。更に言えば現状の科学では、この地球上で原子力発電所で生じる放射能とは共生することはできず、むしろいのちの根源を奪うものと認識しています。

 さらに、このたびの事故により原子力を利用する限り、現在のみならず未来のいのちをも脅かす放射線被曝を避け得ないことが明らかになりました。

 私たちは、すべてのいのちを摂めとって捨てない仏の本願を仰いで生きんとする念仏者として、仏智によって照らし出される無明の闇と、事故の厳しい現実から目をそらしてはならないと思っています。

 すべての原発の運転停止と廃炉を通して、原子力に依存しない、共に生きあえる社会の実現に向けた取り組みがなされる歩みを進めてまいりたいと意を決しております。

2012年4月23日

真宗大谷派解放運動推進本部長 林 治

僧侶も「原発反対」 真宗大谷派住職らデモ
(2012年2月10日 京都民報)

ナムナム大集会 真宗大谷派(本山、東本願寺)住職の有志らは9日、「原発反対」を訴えて京都市下京区の東本願寺から東山区の大谷祖廟までデモ行進しました。親鸞聖人の教えを通して社会問題を考える「ナムナム大集会実行委員会」の主催で、関係者150人が集まりました。

 同寺御影堂でお勤めし、「福島 私たちは忘れない」と表白を読み上げた後、福島県の住職やその家族、避難者の3人がリレートークしました。

 現在も同県で原発から北西50キロ地点にある二本松市在住の佐々木るりさんは、「家族一緒にいたいと住み続けているが、子どもの健康や今後の差別があると思うと心配です」と語りました。
 原発から西に50キロ地点にある郡山市から大阪に自主避難した曾我礼子さんは、「原発はいらないと離れて初めてわかった。全世界の1人ひとりが何をすべきか、考えてほしい」とのべ、原発から北に50キロ地点の相馬市の住職、八幡祥子さんは、「再び原発事故が起こるかもしれないと思うとつらく、むなしい。福島だけの問題じゃなく、繰り返さないためにもすぐに原発を止めてほしい」と訴えました。

 デモ行進では街頭に、「原発いらない 南無阿弥陀仏」「子どもを守れ 南無阿弥陀仏」とシュプレヒコールし、アピールしました。


京都・西本願寺で遠忌法要始まる 門主、原発にも言及
(2011年4月9日 福井新聞)

 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺(京都市下京区)で9日、大谷光真門主や約170人の僧侶が出仕して、宗祖親鸞の七百五十回遠忌の法要が始まった。

 この日は約3200人が参拝し、僧侶とともに念仏を唱和した。大谷門主は参拝者に「自然現象は止められないが、どう対処するかは人間の考え方。原子力発電は経済的豊かさを優先する現代人の生き方と深く関わっている。仏法を伝えられた私たちが子孫へ何を残すことができるか」と語り掛けた。

 法要は4?6月、9?11月と来年1月に月8日ずつ、計56日間実施。国内外から約2500団体、約39万5千人の参拝が予定されていたが、東日本大震災で一部の被災者が参拝を断念した。

 御影堂の外にも座席を特設し、堂内と合わせて約4千席を用意。各月の前半は親鸞が和語の詩で信仰の世界を表した「和讃」を中心に唱和し、後半は雅楽器やオルガンの演奏に合わせて和讃や念仏を唱える音楽法要をする。

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