2012/04/19

サティシュ・クマールと川口由一の映画&多様なゲストのトーク

4/20-26にかけて、東京・渋谷アップリンクで開催される連続上映
http://www.sloth.gr.jp/events/uplink/

2月に来日したインド出身の思想家、サティシュ・クマールさん
そして、奈良県で自然農を実践する、川口由一さん。

お二人の「どう生きるか」というメッセージを、映像でとらえた2作品
「サティシュ・クマールの、今、ここにある未来」
(23日、24日、25日、26日)

「川口由一の自然農というしあわせ」(20日、21日、22日)
上映と、ポスト311時代のあたらしいリーダーのトークでお送りします。

土日の代々木公園でのアースデイ東京前後に、またMYアースデイアクション
として、平日夜の渋谷アップリンクでの映画上映+トークに、ぜひ足をお運びください。

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●映画「川口由一の自然農というしあわせ with 辻信一」+ゲストトーク

4月20日(金)夜:川口さん映画+辻信一さんトーク
      トークテーマ「ポスト311を生きる 川口由一という物語」
      お申込み: http://kokucheese.com/event/entry/28243/

4月21日(土)夜:川口さん映画+林良樹さんトーク
     トークテーマ:「自然に沿う暮らし スマイル・レボリューション!」
     お申込み: https://ssl.kokucheese.com/event/entry/28423/

4月22日(日)昼:川口さん映画+島村菜津さんトーク
     トークテーマ:「スローな未来! ポスト311の食を考える」
     お申込み: https://ssl.kokucheese.com/event/entry/28424/

●映画「サティシュ・クマールの今ここにある未来 with 辻信一」+ゲストトーク

4月23日(月)夜:サティシュさん 映画+高坂勝さんトーク
    トークテーマ:「ダウンシフトしたもの勝ち」
   お申込み: https://ssl.kokucheese.com/event/entry/28478/

4月24日(火)夜:サティシュさん映画+枝廣淳子さんトーク
    トークテーマ:「幸せ経済社会をめざして」(仮)
   お申込み: https://ssl.kokucheese.com/event/entry/28488/

4月25日(水)夜:サティシュさん映画+鈴木重子さんトーク
   トークテーマ:「”今、ここ”を生きるあなたに伝えたいこと」
   お申込み: https://ssl.kokucheese.com/event/entry/28516/

4月26日(木)夜:サティシュさん映画+マエキタミヤコさんトーク
   トークテーマ:「グリーンアクティブでいこう!」
   お申込み: https://ssl.kokucheese.com/event/entry/28637/

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【本田 恭子さん】 仕事
(2012年03月26日 朝日新聞 富山)

ほんとうを問い直す

 3月とは言え、冷え込みの厳しい夜、富山市内の自然食レストランに20人余りの客が集まっていた。目的は食事ではなく、サティシュ・クマールの「今、ここにある未来」上映会。白い壁にDVDの映像が映し出され、インド生まれの思想家サティシュ・クマールさんが、文化人類学者の辻信一さんや歌手の加藤登紀子さんらの問いに、くつろぎながらにこやかに答えていた。

 土(Soil)、心(Soul)、社会(Society)の3Sが三位一体となった時、社会を変える原動力となると説くサティシュさんの思想に、共感する人は日本にも多い。彼はさらに「重要なのは結果ではない。そのプロセスである」。プロセスは互いにつながり合い、すべてはプロセスの連続であるという。

 そういえば、我が身をふりかえってみても、高校、大学の受験に無事合格したという結果も、希望する就職試験に不採用だったという結果も、ひとつの過程に過ぎなかった。その間に出会った多くの人や考え方や機会や仕事や、数えきれないほどの時間や出来事が、隣人や社会との関わりをつくり、広め、現在の私自身にかけがえのない人生をもたらしてくれている。

 サティシュさんはまた言った。「人はほんとうに必要な仕事だけをして、楽しく過ごせる」と。ほんとうに必要だと納得できる仕事を、あなたはしているかと、田んぼの畦(あぜ)を気持ちよさそうに散歩しながら、彼はわたしたちに問いかけている。車のローンや住宅ローンを支払うために、また月々の売り上げ目標を達成するために、あくせく働く今の暮らし方を、根本から問い直せと、示唆されているようだ。

 いつの頃からか、「仕事」と「お金を稼ぐこと」とが、同義語のようになってしまった。貨幣経済にどっぷりと浸(つ)かってしまった、わたしたちの日常がある。そして「お金を稼ぐことが目的ではない仕事」を、ボランティアとかNPO・NGOの活動として、区別するようになってきたのではないか。そこでは、自分から進んで必要と感じ、意欲を持って取り組む「自発性」が最も重んじられる。たとえ「お金」という報酬が少なくても、「やりがい」という満足感が報酬となる。心のつながりや命のつながりを深く感じて、喜びとすることができる。本来、「仕事」とはそういうものではないのか。

 ほんとうに必要と思える仕事を選び直していく、そのプロセスが「生きる」ということかもしれない。そう思える夜だった。

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