2012/02/17

エックス線 CT検査 医療被ばくのリスク

今、多くの人に読んでほしい本をご紹介します。

『受ける?受けない?エックス線 CT検査 医療被ばくのリスク』
発行:高木学校

この本から一部抜粋します。

「はじめに」より抜粋

がんは早期発見、早期治療をすれば生存率が上がると信じられ、早期発見に力が注がれています。そのために、近年急速にエックス線を使うCT検査マンモグラフィが増加し、放射性物質を注射してがんなどを探すPET(ペット)検査など放射線を利用した検診がすすめられるようになりました。

特にCTの使用頻度は急速に増加しています。しかし、CTの線量は他の検査に比較して格段に高く、被ばくによる発がんのリスク(危険性)が心配されます。

驚いたことに、大部分の病院では放射線検査にはリスクが伴うことを全く説明していませんし、放射線の線量について触れている病院も「低線量なので問題ない」といっています。検査を受ける利益とリスクを比較説明している病院は一つもありませんでした。

2004年1月にイギリスの医学雑誌『ランセット』に発表されたA・ベリングトンらの論文で日本は群を抜いて医療被ばくが多いと指摘された後も、日本の医療界では「検査に使うエックス線は低線量なので心配ない」というばかり。これといった対策をたてる動きはみられませんでした。

このような状況を危惧して、高木学校では、2005年4月に『医療被ばく記録手帳』試作版をつくり、環境問題に関心をよせる若い人が集まる代々木のアースデイ会場で配布してみたところ、予想以上に関心が高く、医療被ばくを心配してるいる市民が多いことがわかりました。

子ども、赤ちゃん、胎児、というように年齢が低くなればなるほど、そして体の中では細胞が盛んに増殖している臓器ほど、放射線の影響を受けやすく、障害が心配されます。

この冊子は、感受性の高い赤ちゃんや子どもを持つおかあさん、若い方々に特に読んでいただきたいと思います。

1、今なぜ医療被ばくを問題にするのか

エックス線検査は、学校の集団健康診断、職場の定期健診、入学や就職時検診でおなじみです。市町村では無料あるいは低料金で成人病検診やがん検診を奨励しています。このほかにも人間ドック、病気の診断など私たちが放射線検査を受ける機会は多いものです。なかでもCT(コンピューター断層撮影)検査は、急速に普及し、検査の機会も急増しています。

放射線は的確に使えば人の健康に恩恵をもたらします。もし放射線に生物を傷つけるという性質がなければ医療被ばくを心配する必要などありません。しかし、放射線は目に見えず匂わず、味もせず身体を透過しても感じないという性質のために、長い間、人はその傷害作用に気づかなかったという歴史があります。

現在では放射線の生物に与える影響は、そのメカニズムも含めかなり明らかになっていますし、低い線量でもその線量に応じた傷害を与えることも知られるようになりました。現に2006年6月に米国科学アカデミーや国際がん研究機関から、公衆一般の年間限度線量(1ミリシーベルト)の被ばくでも発ガンの可能性があることが相次いで発表されました。これは検診などで受ける低線量の放射線でも発ガンのリスクがあることを意味します。

A・ベリングトンらの論文が新聞報道されてから、日本の医療被ばくは世界でも突出して多いことが一般の人にも知られるようになり、医療被ばくを心配する声が高まっています。CTをはじめ医療放射線機器が多い日本で、本格的な医療被ばくのリスク推定が行われなかったのは残念です。その上この論文が発表された後、日本の専門家からは、国内向けにはこの論文に対する批判は盛んに行われましたが、国際的な専門誌にこれを反証する論文発表は行われていません。そして医療機関からは科学的な証拠を挙げることなしに、相変わらず「危険はない」という見解が出され続けています。

サリドマイド、薬害エイズ、アスベスト等々は、その害が明らかになると外国では使用禁止になりました。にもかかわらず、日本では対応が遅れ、多くの犠牲者を出してしまった歴史を持っています。その苦い経験を医療被ばくでまた繰り返してはなりません。

2、日本と世界の医療被ばく―日本の発ガン4.4%はエックス線検査が原因

1991年から6年に調べられた医療先進国15カ国の年間のエックス線検査件数で、単位人口あたりで日本が世界一多くなっています。

それによるとエックス線検査による年間の発がん数は7587人になっています。日本のCT台数は人口当たり他の国の3.7倍であることを加味して計算すると、年間の発がん数は9905人、発がん数に占めるエックス線検査による割合は4.4%にもなり、一番少ないイギリスの7倍になります。


3、まだまだふえる日本の医療被ばく

日本の医療被ばくが多いのは無駄な検査が多いからです。みなさんも学校や職場の集団検診でなんとなく胸のレントゲン検査を受けてきたのではないでしょうか。それが何のためでどの程度効果があるのか考えてみたことがありますか。結核を見つけるという目的のためだとしたら、症状も無いのに受けるのはまったく無意味だと数十年前から言われているのです。最近ようやく、結核予防法や労働安全衛生法で、健診での胸部エックス線検査義務廃止の動きが出ています。

ところが今度は、1回の検査でそれより数百倍も被ばく線量の多いエックス線CT検査が急増しています。CT装置が、大きな病院から比較的小さな診療所まであちこちに導入されています。1990年代から2000年代にかけての台数は毎年急カーブで増えています。「とりあえず」とか、「念のため」とか、「がん診療のため」、「CTを撮っておきましょう」といわれたら要注意です。

4、医療被ばく――限度が決められていない

職業的に放射線を扱う人は、線量計をつけて作業します。彼らの線量限度は「どの1年間でも50ミリシーベルトを超えず、5年間で100ミリシーベルトを超えない」と決められており、限度を超えた場合には、放射線を扱わない職場に移すことも考慮されます。

公衆一般の被ばくについては、「年間1ミリシーベルト」を超えないという限度が定められており原子力施設などから排出される放射性物質を規制する目安になっています。公衆の限度を低くした理由は、公衆の中には妊婦や子どもなど放射線に感受性の高い人が含まれていること、個人ごとの被ばく管理ができないこと、被ばく期間が長いことなどが挙げられています。このように被ばく線量に限度が決められているのは、被ばくにリスクが伴うことが認識されているからです。

しかし、患者の医療被ばく線量については限度がありません。ということはその線量を管理し、責任を持つ機関が無いことを意味します。赤ちゃんから老人になるまでに入学の検診、学校での集団検診、就職時の検診、職場検診、成人検診など行政で決められた数々の検診のほか、それぞれが病気にかかったときに病院、医院、歯科などでたくさんのエックス線検査を受けます。特にCT検査は線量が高く、数回受けると公衆の限度どころか職業被ばくの限度も軽く超えてしまうこともあります。それなのになぜ限度が決められていないのでしょうか?

(結核検診について)エックス線検査よりも感度が高く、より正確に診断できる喀痰検査の方法があるにもかかわらず、それへの変更はなされていません。また、がん検診についても「検診の有効性を示す証拠」がなく「被ばくリスクを考慮したら中止した方が良い」という意見も出ているなか、業界の利害が考慮されて廃止されそうにはありません。CTによる肺がん検診も、それによって寿命が延びたという確かな証拠はないままに進められようとしています。


5、先駆者たちの職業被ばく――レントゲン線犠牲者の碑

アメリカでの職業被ばくによるがん死の初めての例は、エジソンの助手ダリーといわれています。彼はエックス線を発生させる真空管を作っていました。その性能を自分の手を使って試していた結果、何回も被ばくを繰り返すことになり、皮膚の火傷、潰瘍から皮膚がんとなり、両腕を切断しましたが、効なく死亡しました。このような例はダリーにとどまりませんでしたが、人々はエックス線が原因であるとは考えませんでした。

医師、看護師、技師なども被ばくから自身を防護するという観念がなく、放射線をあびながら透視をしたり、透視の両面を大勢の医師や看護師が放射線をあびながら取り囲んで見るなど、被ばくの機会が多かった医療従事者の中に、多くの障害が報告されるようになりました。

1936年にドイツのハンブルグにある聖ゲオルグ病院に、168人の「レントゲン線犠牲者の顕彰碑」がたてられました。その後の約20年間にさらに360名の犠牲者が追加されています。障害の大半は皮膚がんで、白血病、再生不良性貧血、その他の固形がんもありました。

欧米における医療従事者の犠牲がピークになったのは1920年から30年代にかけてで、その後は防護の努力がなされ減少していきます。日本の場合はそれに遅れること20年でピークに達しています。欧米で採用された防護処置からいち早く学ぶ努力がなされていれば、犠牲者の数は減らせたと思われます。今日、放射線が診断や治療に多用されるようになり手技も複雑化したこともあって、再び医療従事者の被ばくが問題となっています。

8、低線量なら心配ない?――小学生時代からの教育

「低線量の放射線は身体に害を及ぼさない」、「がんなどの原因になるという証拠はない」という記述をよく見かけます。

学校で「総合的学習の時間」あるいは「エネルギー教育」の時間に放射線について考える授業には、日本原子力文化振興財団、NPO法人放射線教育フォーラム、エネルギー環境教育情報センター、自治体や電力会社が大きな役割を果たしています。これらの財団などは、文部科学省や経済産業省エネルギー庁から委託を受けて、莫大な予算を使い広報活動を行っています。その財源の大部分は電源開発促進対策特別会計で、例えば日本原子力文化振興財団が2004年に得た受託事業収入は10億8000万円でした。

活動の内容は、教材作り、学校や自治体への講師の派遣、全国各地で学校の先生を招いて講習会を開くなど、放射線教育活動に力を入れています。その基本的方針は、放射線教育フォーラムから出版されている成果報告書『一段と重要性が増した放射線教育』の序文に端的に書かれています。引用しますと「・・・現状を放置しておくと人々がわずかな放射線を恐れて、原子力の一般の受容が進まず、エネルギー問題の観点から日本の前途が危なくなる・・・」というものです。

原子エネルギーの受容促進のためには「少しの放射線を恐がらせないこと」が必要であるという認識の上に立った教育をしているのがよくわかります。

さらに、日本原子力学会や放射線教育フォーラムではワーキンググループや委員会を設けて、教科書に放射線や原子力エネルギーがどのように記述されているかを調査しています。そして不正確な記載や、放射線に危険性があるとか、チェルノブイリ事故のように、原子力エネルギーの受容を進めるのに不都合な記述があると、これを改めるように文部科学省に要望書を提出しています。

私たちは、学校時代からずっとこれらの宣伝活動の中で教育されていることになります。検診に、治療に、医療被ばくを受ける機会は増加の一方です。しかし検査時に放射線検査の利益とリスクについて説明を受けることはありません。「被ばくが心配」と訴えても「低線量ですから心配ありません」という答えが返ってきます。一般の人が医療被ばくにリスクがあることを知らなければ、むしろ喜んで検査を受けてしまいます。このような現状が医療被ばく大国を支える一因となっているのではないでしょうか。

9、お医者さんもこわさをを知らない?

放射線画像診断の書物には、放射線が生物に与える影響についての説明はほとんどないか、あってもごくわずかです。利用に関する本の数に比較して、医療被ばくのリスクを理解するために必要な放射線の基礎知識を扱う教科書の少なさに驚かされます。

放射線教育は物理、化学、分子生物学、環境科学の基礎から臨床医学まで含めた幅広い領域をカバーします。そのため教える側からは「教育に困難さを感じる」、「教員数が不足」、「適当なテキストが欲しい」という回答があることが注目されます。学生には、放射線影響関連講義は魅力に欠け、学習意欲がわかない不人気な授業の筆頭のようです。

このような教育環境で育った学生も、卒業し医療現場に出れば、日常的にエックス線検査をし、検査をオーダーする立場になります。一般の開業医では、医師の指導の下で資格を持たない看護師にエックス線撮影を担当させるところも多いのが現状です。放射線の単位も人体への影響もよく知らない医療従事者によって放射線診療が行われていることが多いといっても過言ではありません。「この検査は、どの位の線量になりますか」とか「検査をするとどの位危険ですか」などと質問しても答えられない医師が多い、というのが患者さんから寄せられた感想です。医学教育の不十分さが、医療被ばくの増大に歯止めをかけられない原因の一つになっています。

【寄稿】医療被ばくに対する患者の意識  小児科医 山田 真

戦後日本では健康保険制度が充実したため、患者側の医療費自己負担分が少なかった。それを悪用して多くの医者が、過剰に検査を行い過剰に薬を出してきた。それは「検査漬け」とか「薬漬け」とか呼ばれるようになる”乱療”であったが、医者の側は「濃厚な医療が高度な医療」であるといった言説を振りまいてそのような医療を正当化してしまった。

検査を行わなくても丁寧な視診、聴診、触診をすれば診断がつく病気は沢山ある。余計な検査をしないで診断するのが経済的な面から考えても最良なのだが、「検査をしないと正確な診断がつかない」と考えている市民が多い。そして最新の機器を揃えている病院ほど高度な病院と思われ、沢山検査をしてもらうことが親切な医療だとする幻想が市民の間に定着してしまった。これは医者の側の宣伝が効を奏したということだ。

放射線診断についても同様で、「レントゲンを撮ってもらえば安心」という風潮が市民の側にある。それは医者や専門家の側が「レントゲンを撮れば何でもわかる」式の宣伝をし、”レントゲン検査による放射線被ばく”というマイナス面を情報として伝えてこなかったことによる。

健康診断で行われるエックス線検査について『EBMによる健康診断』では、「これまでの諸外国の報告ではスクリーニング検査としての胸部X線検査が効果的でないとするものが多い」と書かれている。無効なエックス線検査を有益とする言説が多量に流され市民のエックス線検査信仰ができ上がったというのが日本の実情である。

10、CT検査には放射線を使います

CT検査という言葉を聞いたこともないという人は少ないと思います。しかし、この検査には放射線が使われるということは意外と知られていません。CT検査は、患者をベッドに寝かせたままで、エックス線を出す線源とそれを感知する検出器が身体の周囲をぐるりと廻りながら、放射線を照射・計測し、それをコンピュータ処理して輪切りの映像にします。一回転で64スライス、すなわち64枚、あるいは256枚の画像が撮れる機器もあります。全身を検査するのに1秒もかからないものもあり、ジッとしていない子どもにも麻酔をかける必要もなく、しかも鮮明な映像が得られるために、小児の検査にも多く使われます。問題は被ばく線量が高いことです。胸部の単純撮影に比較すると200倍から400倍にもなります。

米国で子どものCT検査の被ばくによって将来がんが増えることが予想されると発表され、大きな反響を呼んだのは2001年のことでした。子どもは体が小さく大人の5分の1以下の線量でよいにもかかわらず、線量を調節しないで余計な被ばくをさせていました。その警告が出された後、線量を体重に応じて自動的に調節するなど機器の改良は進んだようですが、検査の数は年々増える一方です。

米国の統計では2007年には年間6200万件のCT検査が行われ、そのうち400万件が小児CT検査です。1996年には日本には米国の2.6倍のCT検査機器があり、その後も増えていますから検査件数もそれに応じて多いと考えられます。しかし、厚生労働省には小児CT検査がどのくらい行われているのか、その統計はありません。

11、ふえるCT検査――高い被ばく線量

CT検査は優れた性能を備えています。CTは、単純撮影などと比べて鮮明な画像が撮れる、短時間で手軽、患者に検査時の痛みがなく事故も少ないといわれています。CTの難点は放射線量です。一回のCT検査で受ける線量は10~20ミリシーベルトで、公衆の年間の線量限度1ミリシーベルトを10倍以上うわ回ります。医療被ばくには制限がないとはいえ、この数字の大きさは看過できるものではありません。通常の単純撮影と比べると、胸部CTでは特に差が大きく、単純撮影の200~400回分に相当します。

(1989年の調査で、エックス線検査の中でCT検査の割合は4.2%なのに)CT線量34%という数字が報告されています。これらの調査からもCT検査は1回あたりの被ばくが多いことがよくわかります。

(医療現場が多忙を極めているため)「とりあえずCT」といった傾向があります。医療スタッフ自身が低線量放射線のリスクを知らないという現状があります。そのうえ患者からの検査の要望が加わりCT検査はますます多用されることになります。

2002年12月の調査でCT装置台数は、世界4万1000台のうち日本が1万2868台とずば抜けて多くなっています。(世界のCT装置の31%が日本にある)これは設備の充実度が患者の信頼や評判と密接に関わっている結果ともいえます。日本の医療保険制度ではCT検査単価が米国の10分の1という安さなので、設置費用の回収のためにもいきおい検査数が増えることになります。

12、CT検診―受けるべきか、受けざるべきか

米国食品医薬品局ホームページでは全身CT検診を「受けるべきか、受けざるべきか?」と問いかけ考察しています。自覚症状がない健康な人がCT検診を受けた場合、予想される結果は、1)異常なし、2)異常の疑いのため精密検査が必要、のどちらかです。1)の場合は見逃しの可能性がある。2)の場合は、精密検査のための麻酔、検査に伴う出血、感染、被ばくによる発がん、造影剤に対するアレルギー反応などのリスクを背負うことになる。

すべて考慮すると「自覚症状がない場合、CT検診によって命にかかわる疾病を早期発見し、延命できるという利益は期待できない」が結論です。従って受けない方がよいということになります。

日本では肺がんCT検診が推進されようとしていますが、検診によって肺がんの死亡率が減少したという信頼性の高いデータはあるのでしょうか?

米国がん協会の「がんの早期発見のためのガイドライン」は、2005年、喫煙者の肺がんCT検診の調査結果を次のようにまとめています。

1、CT検診は確かに第1期の初期腫瘍の発見に役立つ。
2、しかし、発見された腫瘍は必ずしも悪性のがんとは限らない。そのまま他の病因で死亡するまで悪性化しない可能性もある。
3、腫瘍が発見されれば、さらに高コストの危険を伴う検査を受けなければならない。
4、腫瘍があることがわかったことによって心配や不安にさいなまれる。

これらを考慮すると喫煙者であっても、症状がない限りCT検診は推奨しない、まずすべきは禁煙で、まして喫煙歴のない女性などリスクの低い人に対しては受診を勧める根拠がない、としています。肺がんのCT検診を受けたい場合は、まず医師に相談すること、医師は患者に「検診によって寿命が延びたという研究結果は存在しないこと、CTで見つかった腫瘍は本物のがんではない可能性もあり、それにより必要のない外科手術を受けなければならなくなる可能性があることを説明しなければならない」と注意を促しています。

ここではCT検診での被ばくによる発がんのリスクは考慮に入れられていませんが、考慮に入れればさらにリスクの方が高くなります。

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