2012/01/23

ドキュメンタリー映画「第4の革命 エネルギー・デモクラシー」

「第4の革命」を観た。世界史に残る福島原発事故を今、現在進行形で経験している日本。ほとんどの日本人ができれば原発は止めた方がいいと思っている。しかし「原発に代わるエネルギーをどうするのか」と考えている。その答えがこの映画にある。

特に、政府が導入しようとした原発を市民が「必要ない」と拒絶したデンマークのデモクラシーが素晴らしい。そのデモクラシーの中心に「フォルケセンター(民衆のエネルギーセンター)」があった。小さな国でありながら世界一の風力発電システムをつくり出した謎を解く鍵がここにある。

ウラン採掘とその被害を描いたドキュメンタリー映画『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』と共に、今、日本の市民に最も観てほしい映画である。

フォルケセンター設立者 プレベン・メゴー, Preben Maegaard(デンマーク)
デンマークの自然エネルギー活用の中心的役割を果たすコミュニティ、フォルケセンター(Nordic Folkecenter)を1983 年に設立。彼が住む世界最大のエネルギー自治区では、住人50,000人がすべての電気を風力かでまかなっている。有名な著者であり、政府のアドバイザーである彼は、世界に多くのエネルギー自治区を作るため、彼の知識と経験を広めながら精力的に活動している。

「私は、エネルギーの自立が現実的に可能であると明言できます。なぜなら私たちが実現出来たからです。私たちが出来たことが、他の世界各地で出来ない理由はありません」


ドキュメンタリー映画「第4の革命 エネルギー・デモクラシー」について

爆発的な風力発電導入を実現した、ドイツの1990年の電力買い取り法、そして2000年にドイツで制定され、その後太陽光発電の導入の起爆剤となった「再生可能エネルギー法」。これら2つの法律を制定させた中心人物こそ『第4の革命 エネルギー・デモクラシー』のメイン出演者である、ヘルマン・シェーア氏である。この映画はシェーア氏の提案により4年がかりで完成。2010年、ドイツで最も観られ、その後のドイツのエネルギー政策に影響を与えたドキュメンタリー映画である。

太陽エネルギー、風力、水力、地熱エネルギーは、世界中の誰でも平等に利用できる自然エネルギー源だ。そしてこれらのエネルギーは持続可能で、お金もかからず、尽きることなく長い間利用することができる。国際的なムーブメントを起こし、世界をエネルギーシフトしていくためには、再生可能エネルギーの可能性についての知識を広めることが必要不可欠だ。この知識を人々に分かりやすく伝えるために、このドキュメンタリー「第4の革命  エネルギー・デモクラシー」は製作された。

この映画では、著名な環境活動家やノーベル賞受賞者、政治家らによって、これから30年以内に100 %再生可能エネルギーへのエネルギーシフトが可能だということを、様々な角度から分析し、紹介する。 この映画は、再生可能エネルギーへの認識を高め、新しいエネルギー時代への夜明けへと人々を導くだろう。「新しいエネルギー時代」へようこそ!

★ ドキュメンタリー映画「第4の革命 エネルギー・デモクラシー」は、個人、団体、そして企業が映画製作に加われる機会を提供してきました。1,000ユーロ以上を協賛するサポーターが160団体、2万ユーロが20スポンサー、15万ユーロ以上を協賛するメインスポンサーが1社、そして50万ユーロ以上を提供したインベスターが1社から資金が集まり、総額150万ユーロの資金を得て製作しました。

 2010年ドイツで13万人を動員。ドイツで2010年最も観られたドキュメンタリー映画となりました。この結果、数々の国際映画祭で上映されることとなり、コスタリカ、リオ・デ・ジャネイロ、トリノ、ロンドン、ケンブリッジ、バンクーバー、トロントといった都市で上映されました。

 マスメディアからは非常に高評価を受けています。例えばKino-Zeit.de(映画ポータルサイト)では最高6星のところ6星の評価を得ています。ARD(ドイツ公共放送連盟)は、「ついに情緒的な感情に訴えるのではなく、誰にでもエネルギーが充分にあり、安価に安全に得らるということを観させてくれるドキュメンタリー映画が登場した」と評価しています。

 ドイツではエネルギー自立のためのイベントキャンペーンを草の根で展開しました。映画をエネルギーの自立のための道具として使い、様々な運営主体が映画上映と共に、講演会、パネルディスカッション、ワークショップ等を企画。結果、180都市で4000にも及ぶ上映イベントが展開されました。

 3.11東日本大震災以後、 5月3日にアルテ(ドイツ・フランス共同テレビチャンネル)、5月19日にARDで放映され、200万人以上が視聴。ドイツの脱原発に一定の影響を与えた映画となりました。6月6日、ドイツ・メルケル首相は2022年までの「脱原発」を閣議決定しています。

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