海流出セシウム 東電発表の30倍 仏研究所 

海洋流出放射能 セシウム137だけで2万7千テラベクレル
大気への放出 全種類で77万テラベクレル(保安院発表)


原発事故で流出セシウム、発表の30倍!仏研究所が推定
(共同 2011年10月28日 22:58)

 【パリ共同】フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は28日までに、東京電力福島第1原発事故で海洋に流出した放射性物質セシウム137の総量を約2・7京ベクレル(2万7千テラベクレル。京は兆の1万倍)と推計する調査報告書を発表した。東京電力は5月に海に流れ込んだセシウム137の推計値を発表しているが、その30倍近くに相当する計算になる。

 報告書によると、これほどの量の放射性物質が海洋に流れ出たのは、過去に例がないという。

 調査は3月21日から7月中旬までの流出量を2・71京ベクレル(2万7100テラベクレル)と推計。そのうち82%は4月8日までに流れ出たとしている。

 報告書はまた、福島第1原発の立地が強い海流の流れる沿岸部だったため、太平洋の海洋汚染が「例外的なスピードで広まった」と指摘。今年秋以降、遠洋の魚介類に対する汚染の影響は弱まるとしつつ、福島の沿岸部では「相当な汚染が当分続く」と警告している。

 セシウム137は半減期が約30年で、汚染が比較的長期にわたる。(共同)


★読売20倍?
セシウム海洋流出、東電公表の20倍…仏研究所
(2011年10月29日08時51分 読売新聞)

 フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は28日までに、東京電力福島第1原子力発電所事故で海洋に流出した放射性物質セシウム137の総量が2万7000テラ・ベクレル(テラは1兆倍)に上ると推計する試算を発表した。

 東電が公表している数値の20倍にあたるとしている。同研究所は、過去に経験したことのない規模の放射性物質の海洋流出になると指摘した。

 同研究所は東電と文部科学省の観測データをもとに計算。海洋汚染は3月21日以後顕著になり、総流出量の82%が4月8日までに流れ出したとしている。


1万5千テラベクレルが海に流出 東電発表の約3倍
(2011/09/08 13:24 共同通信)

 東京電力福島第1原発事故で、3月21日から4月30日までに海に流出した放射性物質の量は1万5千テラベクレル(テラは1兆)に達するとの試算を日本原子力研究開発機構などのグループが8日までにまとめた。

 東電は4月1~6日に2号機取水口付近から海に流出した高濃度汚染水に含まれる放射性物質(ヨウ素とセシウム)を4700テラベクレルと発表していた。もとになる期間が異なるが、今回の試算は約3倍に上り、原子力機構の小林卓也研究副主幹は「ほかのルートからも放射性物質が流れ出ていた可能性を示すものだ」と指摘している。
2011/09/08 13:24 【共同通信】

福島原発の放射能 事故直後だけでチェルノブイリの15%を放出

77万テラベクレル放出、プルトニウム検出等について 小出裕章氏


保安院、放出量試算でミス28件 福島第1原発事故
(10/20 12:57 北海道新聞)

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次