クリキンディの記事を紹介します

弊社のカフェ「クリキンディ」の記事が2007年7月17日(火曜日)の毎日新聞と、2007年7月25日(水曜日)の西日本新聞で掲載されたので、ご紹介します。


左が2007年7月25日(水曜日)西日本新聞、右が2007年7月17日(火曜日)毎日新聞


2007年7月25日(水曜日)西日本新聞
スローカフェでひと息

昨年5月、赤村赤の「源じいの森」内に開店したカフェ「クリキンディ」。週末には若い主婦や家族連れでにぎわう。「食べる人の健康を第一に考えるというコンセプトが、理解されてきた」。店長の松田直子さん(30)は手応えを感じている。

健康でゆたっりとした生活「スローライフ」をテーマにしている。南米などの現地農家から直接買い付けた有機コーヒーを提供。ランチやカレー、パスタなど、自然食や無農薬にこだわった料理も楽しめる。

スローライフの普及を目指す水巻町のコーヒー輸入会社「ウインドファーム」が、地元農家などと協力して開店。赤村産の米や野菜を使い、地産地消にも一役買う。松田さんは「若いお母さんに食への関心を持ってもらいたい」と話している。

人の健康だけではなく環境にも配慮しており、店から1日に出るゴミの量は、スーパーのレジ袋1袋分だ。
クリキンディ=0947(88)2893

2007年7月17日(火曜日)毎日新聞

みんなハッピーに
環境考えるきっかけ与えられれば

きっかけは「ミスチル」(ロックグループのミスターチルドレン)だった。赤村のスローカフェ「クリキンディ」(0947-88-2893)で店長を務める。ファンだったミスチルのボーカル、桜井和寿さんが寄稿した本「戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法」(田中優ら共著、合同出版)で国際問題、環境を真剣に考えるようになった。

店の理念は「ハッピースローカルチャーカフェ」。ハッピー、スロー、ローカル、カルチャーを合わせた造語だ。食材は農薬をなるべく使わないものや村で取れたものにこだわり、フェアトレード(公正な貿易)品を扱う雑貨コーナーも併設する。環境を取り上げるビラ「クリキン通信」も定期的に配っている。

「人の役にたつ仕事がしたい」と大学を卒業し病院に勤務した。しかし、選挙のたびに病院が応援する候補の陣営に手伝いに入る現実。「患者よりも経営を重視している気がして」退職。05年、国際NGO・ピースボートが実施している世界一周の船旅に参加した。

ケニアでは、電気、ガス、水道がない山村にホームステイ。毎朝1km先の川に水くみに行くのが子どもの日課。住民は貧しいながらも温かく、子どもの目はキラキラと輝いていた。

一方で、物質的に豊かなはずの日本では、人々は疲れたように歩いている。「時間に追われすぎだ。どうしたら日本は元気になるだろう?」と自問した。

同船した無農薬コーヒー輸入会社の経営者がカフェを開くことを聞き、手を挙げた。06年5月に温泉施設の敷地内に店を開いたが、食材へのこだわりは、当初相手にしてもらえなかった。

「『貧しい国、環境のために支援してください』ではダメ。『生産者も消費者もハッピーになれるんです』と言い続けると耳を傾けてくれる人が増えていった」。1年が過ぎてリピーターも増えた。「無関心な人々に私が“きっかけ”を与える存在になれたらいいな」

【入江直樹】

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