夏至の日に「環境」考えて
国内全世帯に「号外」

ギネスに挑戦 参加呼び掛け
水巻町の中村さんら配布計画


西日本新聞(夕刊)  2007年 5月 10日 木曜日
漫画などを交えて分かりやすく、家庭で環境や平和の問題を考えたり、話し合ったりするきっかけになる「号外」を夏至の日の6月22日を中心に国内全世帯に配布する計画が進んでいる。福岡県水巻町の貿易会社社長、中村隆市さん(51)らが企画。内容はもちろん、号外発行部数でギネスブック入りを目指すなど、楽しく肩が凝らない運動を目指している。(編集委員・木下悟)


中村さんは、発展途上国の有機農業生産者の権利や持続的な生産などを守るフェアトレード(公正貿易)に取り組んでいる。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の被害者支援活動にも携わる。
青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で今秋から始まる予定の本格運転については、放射能の周辺放出を懸念するが、これまでの活動の経験から「ただ『反対』と叫ぶのではなく、一人一人が電気を浪費しないように生活を見直すことも大事」と考える。
そこで、知人の非政府組織(NGO)代表と、地球温暖化防止や平和な世界の実現への願いを込めた「号外」を発行し、国内四千九百万世帯に配布することを計画。歌手の加藤登紀子さんや音楽家の坂本龍一さん、NPO法人(特定非営利活動法人)ネットワーク「地球村」の高木善之代表、明治学院大学の辻信一教授も呼び掛け人として参加している。
「豪快に号外を配ろう」との語呂合わせで、計画名は「TEAM GOGO! 2007」。?号外の配布や宣伝?一円単位から資金を支援?市町村での活動をまとめるリーダー役ーなどで協力を求めている。全世帯分の発行には約二億円が必要。約千八百人が参加を申し出ており、約六千万円の資金が集まった。
号外はタブロイド判八ページ。子どもたちにも理解できる表現の環境問題に関する呼びかけ文や、一人一人の行動が大切と呼び掛ける山田玲司さんの漫画、一九九二年にブラジルであった国連地球サミットで一二歳の少女が環境を守る大切さを訴えた「リオの伝説のスピーチ」などを掲載する。
夏至の日などに合わせて各地の市民団体が夜間の照明を消して環境問題を訴える「100万人のキャンドルナイト」のイベントに合わせて配布する。中村さんは「環境問題も平和も今、次世代のことを考えて行動することが大事ではないか」と協力を呼び掛けている。
問い合わせは、事務局=0879(82)5567、メールinfo@teamgogo.net。参加はホームページ(https://www.teamgogo.net/)からできる。

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