2011/05/04

ガンダーセン博士「避難通達が遅すぎる。特に子どもと妊婦」

福島原発事故の現状 ガンダーセン博士がロシア報道番組で語る(動画)
短く編集された動画

特に、重要だと思う部分を抜き出してみました。

・・・・・・(以下、抜粋)・・・・・・

この事故から2週間の間、政府は今回の事故をスリーマイル島の事故と同程度と強調していましたが、ここ2週間でついにチェルノブイリ級の事故であることを認めました。そして、ようやく先週、放射能漏れの度合いがチェルノブイリ並であることも認めました。未だその放射能は放出され続けています。

チェルノブイリの場合、事故から6~7週間後には放射能漏れは完全にストップしていました。福島は未だ放射能漏れが続く大変な状況です。これはチェルノブイリを遥かに凌ぐと断言できます。

Q,あなたの予測が正しいとすれば、政府はなぜ「すべては順調であり、事態は改善に向かっている」と?

私は、対応に当たっている日本の専門家たち、つまり東京電力と関係当局に大変な憤りを覚えています。この事故以降、彼らは事態の深刻さを極端に軽く発表しています。思うにそれは50基を超える原発の存在、電力不足への危惧。また莫大な利益を生む原子力産業への配慮など、多方面の思惑、影響が働いており、それが事態の深刻さを軽く見積もる理由なのでしょう。

Q、そうすることでパニックを回避している、という意見もありますが?

当然、そういった配慮もあるでしょう。しかし、事実は事実として伝えるべきです。
東京電力は事実を発表していないと思います。恐らく彼らは事故当初から全てのデータを入手しているはずです。だとすれば、今回の避難通達はあまりに遅すぎる。東電は、子どもや妊婦をもともっと早く避難させるべきだったと思います。

パニック回避も必要ですが、事態を軽く発表していては状況は悪化するばかりです。

Q,子どもと妊婦ということですが、日本政府は以前より遥かに高い子どもの年間許容被曝量を新たに設けました。その数値は日本以外の国では大人の原発作業員の許容量だそうです。子どもたちにリスクを負わせるのは無謀ともいえるのではないでしょうか?

私は、その値が不適切だと思います。放射能の科学的知識だけを基にした言語道断とでもいうべき誤りでしょう。子どもや妊婦は、成人男性よりもずっと細胞分裂が活発ですから成人男性に許されるであろう値を子どもの法定上限にすることにより、子どものガンのリスクは、同じ被ばく量を受けた成人男性と比べて、10から100倍高くなります。

・・・・・・(抜粋ここまで)・・・・・・

この後も重要な話が続いています。ぜひ動画を観てみて下さい。そして、多くの人に観てほしいと願っています。私は、チェルノブイリの放射能汚染地を何度も訪問して、子どもたちが病気に苦しむ姿をたくさん見てきました。子どもを失った大人たちの嘆きもたくさん聞きました。放射能が怖いのは、子どもたちから先に倒れていくこと、毒性が長く続くこと、そして、目に見えないこと(五感で感知できないこと)、だから油断してしまうことです。

日本の今の状況が改善されず、「年間20ミリシーベルトまで安全」とか、市民が検査した放射能の数値が「公表されてる数値の数倍から数十倍も高い場所が小学校の通学路にある」といったことを1日も早く改善しなければ、子どもたちは大量の放射能を浴び、大量の放射性物質を体内に取り込んでしまうでしょう。

海外からの抗議の声が増えてきています。
ノーベル賞受賞の医師団体が「子どもの許容被ばく線量高すぎる」


福島の子どもさんを持つお母さん、お父さん、保護者の皆さん
文科省や原子力安全委員会が、もし「20ミリシーベルト」の基準を撤回せず、教育委員会や学校が子どもの生命と健康を守るための具体的な対策(疎開など)を実行しない場合、最後に子どもたちを守るのは、皆さん自身しかいないのではないでしょうか。

疎開や避難者を受け入れる自治体は増えてきています。
神奈川県南魚沼市その他

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