2011/04/26

今も放射能の大量放出が続いている・・・毎日154兆ベクレル

一昨日、ブログに「放射能の大量放出が続いている」という大問題をマスメディアがほとんど取り上げないのは何故か」と書いたが、昨日、毎日新聞が1日遅れで取り上げている。

福島第1原発:放射性物質放出 毎日154テラベクレル(4月25日 毎日新聞)

この記事の中で、「予断を許さないという点で、チェルノブイリより深刻だ」と元日本原子力研究所室長が指摘している。

原子力安全委員会は、これまで4月5日ごろの放出量について、セシウムとヨウ素の量を単純に合計し、「毎時約1兆ベクレル以下」と低く見積もっていた。しかし実際には、放出量が落ち着いた今月5日の時点でも、1日あたり154兆ベクレルに達していた。

福島原発事故が、チェルノブイリと並ぶ最悪のレベル7になったとき、これまで放出された放射性物質の量について、保安院は37万兆ベクレル、原子力安全委員会は63万兆ベクレルと推定。レベル7の基準である数万兆ベクレルを大きく上回った。

保安院は、チェルノブイリでは推定で520万テラベクレルが放出され、福島原発はその1割程度だとして「チェルノブイリとは相当異なる」と説明した。しかし、オーストリア気象当局は、福島第1原発の事故後3~4日の間に放出された放射性物質セシウム137の量は、チェルノブイリの原発事故後10日間の放出量の20~50%に相当すると試算してる。

チェルノブイリでは、放射能の放出は事故から10日ほどでおさまったが、福島では今も大量に放出が続いている。東電が、放出が止まっていないことを踏まえ「放出量がチェルノブイリに匹敵する、もしくは超えるかもしれない懸念を持っている」と発言しているが、賠償責任を負う東電が、不確実で「不利な予想」を発言するはずがないので、この発言は重視すべきである。避難を迷っている人は早めに避難をした方がいいし、少なくとも子どもたちだけは、できるだけ早く放射能から遠ざけてほしいと切に願う。


福島第1原発:放射性物質放出 毎日154テラベクレル (4月25日 毎日新聞)

 国際評価でレベル7という最悪の原発事故が、四半世紀を経て東京電力福島第1原発でも発生した。

 「予断を許さないという点で、チェルノブイリより深刻だ」と笠井篤・元日本原子力研究所室長は指摘する。

 チェルノブイリ原発事故で放出された放射性物質は520万テラベクレル(テラは1兆倍)と推定されている。爆発で一気に放出された分、発生から約10日間でほぼ止まった。これに対し、福島第1原発事故では37万~63万テラベクレルとチェルノブイリ原発事故の約1割で、経済産業省原子力安全・保安院は「大半は原子炉内に閉じ込められている」としている。しかし、内閣府原子力安全委員会によると、事故から約1カ月後の今月5日時点で1日当たり154テラベクレルが放出されている。今も本来の冷却システムが復旧しておらず、余震による影響や水素爆発が懸念され、新たな大量放出も起こりかねない。

 事故処理にも違いがある。チェルノブイリ原発はコンクリートで建屋を覆う「石棺」で放射性物質の拡散を防いだが、福島第1原発は1、3号機で格納容器全体を水で満たす「水棺」の検討が進む。東電は、原子炉の安全な状態である「冷温停止状態」まで最短6~9カ月かかるとしているが、見通しは立っていない。

 福島第1原発では、がん発症率が0.5%増えるとされる100ミリシーベルトを上回る放射線を浴びた作業員は23日現在、30人に上る。被害の実態はまだ把握できないが、松本義久・東京工業大准教授(放射線生物学)は「チェルノブイリ原発事故では各国の研究機関が綿密な健康調査をした。日本政府は、住民や作業員の心身両面の健康状態を追跡する態勢を早急に確立すべきだ」と訴える。【中西拓司】

毎日新聞 2011年4月25日 1時02分(最終更新 4月25日 1時09分)

福島原発事故、最悪のレベル7 チェルノブイリと並ぶ (4月12日 共同通信)から抜粋 

<原子力安全委は、福島第1原発から最大で毎時1万テラベクレルの放射性物質が放出され、数時間続いたと試算。放出量はすでに毎時1テラベクレル以下になったとみているが、原発の北西約60キロ、南南西約40キロで、3月12日~4月5日の積算外部被ばく放射線量が年間限度の1ミリシーベルトを超えるとも見積もっている>

放出量を毎時1テラ(兆)ベクレル以下として計算しているが、実は「毎日154兆ベクレル」もの大量放出が続いていた。今、大きな問題になっている飯舘村など「計画的避難地域」の避難や福島県の「子どもたちが20ミリシーベルト被ばくしても問題ない」とした原子力安全委員会が4月5日以後の放射能放出量を6.4倍以上も過小評価していたのである。


放射能の大気放出続く…1日154兆ベクレル (読売新聞)

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