東海再処理工場で放射性廃棄物の海洋放出管の保守作業で死亡

水死:潜水士、作業中死亡 東海村再処理施設、海中埋設管の破損調査 /茨城
(2010年1月27日 毎日新聞)

 26日午前11時ごろ、東海村の常陸那珂港で、日本原子力研究開発機構東海
研究開発センターの使用済み核燃料再処理施設「核燃料サイクル工学研究所」の
海中埋設管の調査のため潜水作業をしていた横浜市保土ケ谷区岩間町、潜水士、
矢田純二さん(48)が海底に沈んでいるのを同僚が見つけ、消防に通報した。
矢田さんは病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。死因は水死だった。

 茨城海上保安部によると、現場は同港沖約3・2キロ、水深約27メートルの
地点。矢田さんは、低レベル放射性廃棄物の放出管(全長約3・7キロ)の調査
のため、午前10時18分ごろから約25分間の予定で単独で海中に潜り、土砂
の撤去作業をしていたが、船からの交代連絡に応答した後数分しても上がらず、
次の潜水士が様子を見に潜ったところ、海底に酸素マスクが外れた状態で発見さ
れた。【山崎理絵】

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