2012/07/20

大飯原発「活断層調査指示の日に4号機再起動」 電力会社ペース

経産副大臣「活断層ではないだろうが…」 大飯原発巡り
(2012年7月19日20時56分 朝日新聞)

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)敷地内の断層が活断層である疑いが出ていることに対し、牧野聖修・経済産業副大臣は19日、「活断層ではないのだろうが、念を入れて安全のために再調査したい」と語った。牧野氏は再稼働にあたって、現地で政府の特別監視の責任者を務めている。

 大飯原発であった政府と関電、地元自治体の意見交換会の冒頭で述べた。

 経産省の原子力安全・保安院は北陸電力志賀原発(石川県)の原子炉建屋の直下にある断層が活断層である可能性が高いとして、北陸電に調査を指示した。大飯原発も活断層の可能性があるとして調査を関電に指示している。ただ、保安院の専門家会合では、大飯原発は志賀原発ほど可能性が高くなく、「念のための調査」としている。

 藤村修官房長官も18日の記者会見で、「(活断層の)活動性を否定するため、念のため直接、確認する必要がある」と述べた。


大飯原発「活断層調査指示の日に4号機再起動」ここでも電力会社ペース
(2012/7/19 12:35 J―CAST)

経済産業省の原子力安全・保安院はきのう18日(2012年7月)、 関西電力・大飯原発と北陸電力・志賀原発について、敷地内の断層の再調査を指示した。この日に開かれた専門家会合で活断層の疑いが出たためだが、両原発とも設置許可申請は1980年代半ばだ。いま頃になってずさんとも何ともいいようがない。

しかし、大飯原発では先の3号機に続いてこの日、4号機が再起動した。保安院は調査中も2基の原発の運転停止は求めないという。ただ、停止中の志賀原発1、2号機は、調査を終えるまでは再起動させないという。
専門家「炉心の下を通ってる。よくこういうものが審査通った。呆れる」

東日本大震災で各地の断層が動く現象が見られたため、あらためて確認すべきかどうかが話し合われた。問題の断層は大飯原発の2、3号機の間と、志賀原発1号機の真下を走る。専門家から懸念の声はあったものの、電力会社は「問題ない。活断層ではない」で通してきた。
何をいまごろ

しかし、専門家会合では「典型的な活断層が炉心の下を通っている。よくこういうものが審査を通ったなと、ちょっと呆れている」という声も上がった。これが活断層だとわかれば、志賀原発は廃炉の可能性がある。大飯原発も大規模な耐震工事が必要になる。

福島第1原発では、4号機の燃料プールにあった未使用の燃料棒の試験的引き抜きが行なわれた。4号建屋は水素爆発で上部が吹き飛び、布のカバーはかけてあるものの、プールは完全に露出した状態だ。ここには1535体(うち未使用204体)の燃料棒が保管されている。事故当初は水が蒸発して危険な時期が続いた。引き抜きはこの1年余りの損傷状態を見るためで、1体が長さ4?、300キロある。クレーンでつり上げ、保管容器に格納された。未使用燃料は放射線量が低いため作業は楽だが、使用済みだと近寄ると即死レベルなので作業も困難なものになる。最終的には何十年という時間がかかる。


以前から指摘されながら無視してきた経産省・保安院と北電・関電

司会のみのもんた「活断層を調べてみようかなんて、何をいまごろ…」

芝浦工大非常勤講師の後藤政志氏は「前から指摘があったのを無視してきたんです。最近たくさんのデータを出されて、ようやく保安院が動いた

金井辰樹(東京新聞政治部記者)「調査を指示した日に4号機が再稼働してる

後藤「安全性というものに対する考え方が間違ってる。危険の可能性があったら動かしてはいけない。飛行機のエンジンの調子が悪ければ飛ばしませんよ」

北川正恭(早大大学院教授)「保安院が再調査を指示した。これまでは保安院が認めてきた

後藤「何人かの専門家に指摘されて、せざるを得なくなった

原発依存率の意見聴取会でも、相変わらず電力会社が仕切っている雰囲気だ。いったいこの1年余りで何が変わったのか。

ウォールストリートジャーナル 日本版-The Wall Street Journal 国内

 福井県の満田誉副知事は19日、経済産業省原子力安全・保安院が、関西電力が進めている大飯原発4号機(福井県おおい町)の再稼働作業を中断させることなく、大飯原発の敷地内を走る活断層の有無の再調査を同社に指示したことについて「念のための補完調査と承っており、特段感じていることはない」と述べた。4号機の再稼働作業の継続を容認し、既に運転再開した3号機の停止も必要ないとの見解を表明したものだ。

 満田副知事は「耐震性の調査は過去から行われており、(今回も)そうした調査の一連の流れのひとつ」と指摘し、問題視しない考えを示した。政府や関電、地元自治体などの関係者が大飯原発の監視状況を話し合う3回目の現地会合に出席した後、記者団の質問に答えた。 

(2012年 7月 20日[時事通信社])

志賀・大飯原発、活断層有無の調査指示…保安院
(2012年7月18日21時49分 読売新聞)

 経済産業省原子力安全・保安院は18日、北陸電力に対し、志賀原子力発電所(石川県)について活断層の有無を調査するように指示した。

 17日に開かれた保安院の意見聴取会で1号機の建屋直下に活断層がある可能性が高いことが示され、国が1980年代に行った安全審査で見落としがあった疑いも指摘されている。25日までに北陸電力に調査計画を提出させる。

 保安院は、関西電力大飯原発(福井県)の敷地内の断層(破砕帯)についても、活断層かどうかを調べるよう関電に指示した。

 志賀原発は1、2号機ともに再稼働の条件となるストレステスト(耐性検査)の1次評価を提出済みだが、保安院の森山善範・原子力災害対策監は18日の記者会見で「調査結果がまとまるまで再稼働は困難だ」との認識を示した。保安院は、これまで長年、見落としが続いた経緯も調べる。


大飯・志賀原発:活断層か、電力会社に調査指示

毎日新聞 2012年07月18日 21時25分

 関西電力大飯原発(福井県)と北陸電力志賀原発(石川県)の敷地内の断層が活断層か判断するため、経済産業省原子力安全・保安院は18日、両電力に追加調査を指示した。提出済みの志賀1、2号機の再稼働の前提となる安全評価(ストレステスト)1次評価の審査については、直下断層の調査結果が出るまで最終的な判断は見送る方針を示した。

 一方、大飯原発は3号機が既に再稼働し、4号機も18日夜に起動。保安院は調査中も運転停止は求めない方針という。

 保安院は北陸電には7月25日までに、関電には今月末までに調査計画を提出するよう要求。今月末の専門家会合でまず、提出された計画の妥当性を審議する。着手後は、専門家が立ち会う現地調査も実施する。

 また、保安院は枝野幸男経産相の指示を受け、耐震設計審査指針改定(06年)に伴う耐震性再評価(バックチェック)で志賀原発1号機直下の断層「S−1」の活断層の疑いを見落とした経緯について、当時の文書や担当者への聞き取りなどで検証。他原発でも同様の見落としがないかもチェックする。ただ、設置許可や増設の申請時の安全審査については検証しないという。


大飯再稼働、作業継続を容認=活断層の再調査「問題視せず」―福井県
(時事通信 7月19日(木)10時54分配信)

 福井県の満田誉副知事は19日、経済産業省原子力安全・保安院が、関西電力が進めている大飯原発4号機(福井県おおい町)の再稼働作業を中断させることなく、大飯原発の敷地内を走る活断層の有無の再調査を同社に指示したことについて「念のための補完調査と承っており、特段感じていることはない」と述べた。4号機の再稼働作業の継続を容認し、既に運転再開した3号機の停止も必要ないとの見解を表明したものだ。
 満田副知事は「耐震性の調査は過去から行われており、(今回も)そうした調査の一連の流れのひとつ」と指摘し、問題視しない考えを示した。政府や関電、地元自治体などの関係者が大飯原発の監視状況を話し合う3回目の現地会合に出席した後、記者団の質問に答えた。 



大飯、志賀原発 活断層なら廃炉の可能性

(2012.7.17 22:38 産経ニュース)

 関西電力大飯原発と北陸電力志賀原発で、原発敷地内にある断層の現地調査が行われる運びとなった。活断層であることが否定できないことが理由だが、原発は活断層の上に建設できないことになっており、結果次第では、同原発が廃炉になる可能性もある。

 活断層は断層の一種。経済産業省原子力安全・保安院は12万?13万年前以降に活動した可能性を否定できない断層と定義している。

 原発は地震の揺れには耐えられるように設計され、頑丈に造られている。しかし、直下の地表面がずれた場合、その上の施設は破損する可能性があり、原発の耐震設計審査指針は活断層の上に原発を建てることを禁じている。原発を建設する前には各事業者が調査を行い、活断層がないことを確認してきたが、東日本大震災では、活断層ではないとされてきた断層が動いたケースも確認された。このため保安院が全原発の断層の再点検を実施している。

 一方で、現地調査を行っても活断層か否かを判断できるだけの材料がそろわない可能性もある。専門家からは「現地調査しても堂々巡りになる可能性もある」との指摘も出た。


志賀原発、活断層の疑い再調査へ 大飯原発も
(2012/7/18 2:00 日本経済新聞 電子版)

 経済産業省原子力安全・保安院は17日、北陸電力志賀原子力発電所(石川県)と関西電力大飯原発(福井県)の直下に活断層が通っている可能性があるとして、両電力に対し詳しい地質調査を一両日中にも指示する。真下の活断層の存在が確定すれば志賀原発1号機は再稼働の手続きに入れない恐れがある。稼働中の大飯原発は危険性は低いとみており、念のため調査を求める。

 この日の意見聴取会では、各原発の地下構造について過去の…


大飯原発、活断層連動でも安全維持 関電、保安院は追加データ要請
(2012年3月13日午前7時10分 福井新聞)

 経済産業省原子力安全・保安院は12日、若狭湾周辺などの活断層の連動性について専門家による意見聴取会を開いて審議した。福井県の大飯原発周辺の活断層をめぐり関西電力は連動を考慮する必要はないとあらためて説明する一方、仮に連動した場合でも、ストレステスト1次評価で安全性が保たれるとした基準地震動の1・8倍は下回るとした。保安院は根拠となるデータの追加提出を求め、28日開かれる意見聴取会で見解を出す方針。

 大飯原発周辺には、熊川断層と二つの海底断層がある。前回会合では委員が連動を否定するにはデータ不足と指摘し、再度説明を求めていた。

 今回、関電は新たなデータを示し、連動は考えにくいと再説明。ただ、委員は断層同士の間に変動地形があると指摘し、連動を考慮しておくべきだとの意見が相次いだ。

 関電は、念のため連動した場合の検討結果も説明。地震動を算定し基準地震動と比較しても1・8倍を下回り「連動地震が発生しても問題がないことを確認した」とした。

 委員からは「暫定的な結論としてはありえる」との意見も出たが、保安院は評価があいまいな点があるなどして追加データの提出を要請。地震動の専門家から意見を聞くなどして28日に最終判断する方針を示した。

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