宮城県がれき総量からセシウムだけで3兆ベクレル

宮城県がれき総量からセシウムだけで3兆ベクレル
(2012-05-13 脱原発の日のブログ)から抜粋

宮城県発表分の「災害廃棄物放射能濃度測定調査業務 報告書 平成 24 年 1月」の35~36ページにある「災害廃棄物全体の放射性セシウム濃度推計結果」
https://www.pref.miyagi.jp/shinsaihaitai/pdf/201201_housya01.pdf

こちらの資料から災害廃棄物1kgあたりに含まれる放射性セシウム134と137の平均値を見ていきますと以下の様になります。

気仙沼市 128 Bq/kg
南三陸町 103 Bq/kg
石巻市 116 Bq/kg
石巻牡鹿半島部 218 Bq/kg
東松島市 111 Bq/kg
塩竈市 92 Bq/kg
多賀城市 237 Bq/kg
七ヶ浜町 151 Bq/kg
名取市 183 Bq/kg
岩沼市 239 Bq/kg
亘理町 646 Bq/kg
山元町 993 Bq/kg

がれき総量からの計算をすると、セシウムだけで総量約 3兆ベクレルとのこと。

木質燃料のみといっても、5mm 未満細塵の濃度が高く、
それらの完全分離は無理です。
だから多賀城の木質燃料で不検出のものを焼いたら
2000ベクレル灰から出てくるのでは?

バグフィルターで完全除去を保証してるメーカーはありませんし
炉が汚染すれば炉自体が核施設となります。
炉には寿命がありますが、住宅地での核施設の解体は無理でしょう

なお、島田市は
試験焼却後に周辺の松葉の放射能濃度が上昇したという
記事が出ております。

米専門家、放射能汚染瓦礫の焼却問題について深刻な懸念を表明
https://merx.me/archives/11831

仙台赤十字病院呼吸器内科
東北大学臨床教授
岡山 博
2012年2月6日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行
https://medg.jp/mt/2012/02/vol393.html
より抜粋

「人は一日中呼吸しているので、大気中に放射能などの有毒物質があれば、
を吸うと必ず吸気として吸い込んでしまいます。水に溶けない気体は
吸ってもほとんどすぐに呼気として吐き出されますが、水に溶ける気体は
気管支表面や一番奥の肺胞で体の水に溶け、血液に溶けて全身に広がり、
蓄積します。

直径が0.01mmより大きな粒子は、肺の一番奥の肺胞までは到達せず、
気管支表面の水に吸着し、その後、気管支表面の線毛運動によってベルト
コンベアの ように連続的にのどまで運び出されます。運ばれたものが
大きく硬い場合は痰として喀出されますが、ほとんどのものは少しずつ
連続的にのどまで運ばれるの で、気づかずに全て飲み込まれ、放射能の
ほとんど全部が腸で吸収されて全身に運ばれます。

0.01mmより小さい粒子は肺の一番奥の肺胞まで到達します。
肺胞は線毛運動が無いため、のどまで運んで捨てることはできません。
少しずつ溶けて全て血液に吸収され全身に運ばれます。
石の粉やアスベスト、プルトニウムなど、いつまでたっても溶けない
物質は何十年も肺の同じところに留まります。」

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