2010/04/26

24年前の今日、チェルノブイリ原発事故が起こりました

今から24年前の今日、チェルノブイリ原発事故が起こりました。
いま、日本では、原発を増やそうとしています。しかし、多くの日本人は、原発に近い地域ほど白血病やガンの発症率が高いことを知りません。そして、マスメディアの多くもこのことをあまり報道しません。

ドイツ連邦政府が行なった調査で、1980年かから2003年の間に、5歳以下で小児ガンと小児白血病を発症した子どもについて、ドイツ国内の22基の原発を含む16の原発の立地点から子供たちの居住地までの距離と発症の相関関係が調査された。約6300人の子どもたちのデーターから得られた結果は、原発から5km以内に住む子どもが小児ガン・小児白血病ともに他の地域と比べて高い発病率を示していた。小児がんで1.61倍、小児白血病で2.19倍という有意な結果で、統計的に高い発症率であることが明らかになった。

 ドイツ連邦政府の行なったこの研究は、原発の立地周辺で5歳以下の子どもが白血病にかかるリスクは、原発と居住地の距離が近いほど増加することをはじめて科学的に立証したものとなった。

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 チェルノブイリ原発事故が起こった1986年から4年後の1990年から原発事故の被害にあった人たちの医療支援に関わるようになり、現地を何度も訪問し、被害に苦しむ子どもたちを見てきた者として、放射能の怖さを多くの人に知ってほしいと思う気持ちは年々強くなっている。3年前に、その思いを伝えるために「豪快な号外」という新聞を3000万部も発行した。そこに書いた記事を再掲したい。

豪快な号外・言いだしっぺのひとりごと 
               中村隆市(株式会社ウインドファーム代表)

 この豪快な号外をつくろうと思ったきっかけを話したいと思います。
 チェルノブイリ原発事故で最も被害を受けたベラルーシ共和国の医療支援に1990年から関わり、現地に医薬品や医療機器を届ける中で、ナターシャという女性と出会いました。事故から10年、息子さんが白血病と甲状腺がんを患って亡くなり、一昨年は娘さんが胃がんで亡くなりました。

今、ナターシャは娘が残した幼い孫の世話をしながら「孫がいつまで元気でいてくれるだろうか、体調の悪い私がいつまで孫の世話をできるだろうか」と心配しています。放射能による健康被害で特に怖いのは、細胞分裂が活発な子どもほど大きな被害を受けるため、親よりも子どもが先に亡くなることが多いことと被害が長く続くことです。

 そんな被害の実態を見続けてきた者として、青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場のことが一般に知られていないことを危惧しています。11月に本格稼動が始まると、原発が1年間に放出する放射能をわずか1日で放出します。その結果、農産物や海産物が汚染されることを青森県も認めており、1年間で米が90ベクレル、魚が300ベクレル放射能で汚染されると予測しています。

 食料自給率が40%の日本を支えてきた東北や北海道の食べ物が汚染されたら日本はどうなるのでしょう。こんな重大なことを多くの日本人が知らないまま11月からの本格稼動が始まろうとしています。この問題を皆が知った上で「本当に再処理工場を稼動させるかどうか」を国民皆で考えたい、というのが私がこの号外を作りたいと思った一つのきっかけです。

 ドイツでは85年に再処理工場を建設しましたが、安全性の問題から稼働を中止し、工場跡地に太陽電池工場をつくりました。私たちが選挙で環境重視の議員を選べば、自然エネルギーを大胆に推進することができます。

 温暖化も放射能汚染もない世界をつくりましょう。私たち一人一人には、大きな力が宿っています。皆の力を合わせて、いのちを大切にする社会をつくりたい。そんな願いを込めてこの号外をつくりました。

★豪快な号外 「30秒で世界を変えちゃう新聞」
言いだしっぺの語りごと
原子力発電がとまる日 脱原発化を選んだ、ドイツからのメッセージ
この号外や原子力発電がとまる日をほしい方は、ウインドファームまで連絡下さい。

2010/04/24

5月22日に東京・国分寺で講演します

5月22日に東京・国分寺のカフェスローで講演します。
辻信一さんや島村菜津さんとの鼎談も予定されています。

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【祝・国際生物多様性デー】

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生きものの声を聴く
  森林農法とフェアトレード

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5月22日は国際生物多様性の日。
「生きものとしての人間」を思いだし、
すべてのいのちの連なりに感謝する日です。

ナマケモノ倶楽部が発足より10年以上取り組んできたのが、
森林農法による有機コーヒーづくりと持続可能なビジネスとしての
フェアトレード。鳥やジャガーやホエザル。赤ん坊を背負いながら
森での作業に精を出す人たち。森の生きものたちの声に耳を傾け、
森に寄り添って暮らす人々とつながる。それが、生物多様性のために
「私にできること」です。

当日は、フェアトレードのパイオニア、中村隆市さんほか、豪華ゲストを
交えて「生きものトーク」を展開。Slowシンガー、松谷冬太さんの演奏は
あなたの「心の森」を育ててくれることでしょう。

一緒に、生きものの声に耳を傾けてみませんか。
For Life(いのちのために)

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日時:5月22日(土)12時開場、13時?16時

会場:カフェスロー(行き方)  (JR国分寺駅南口より徒歩5分)

基調講演:中村隆市(ウィンドファーム代表・スロービジネススクール校長)

映像メッセージ:アンニャ・ライト(シンガーソングライター)

パネルトーク:島村菜津(ノンフィクション作家)<予定>
       辻信一(ナマケモノ倶楽部世話人)
       中村隆市(ウインドファーム代表・スロービジネススクール校長)

歌:松谷冬太

参加費:予約2200円、当日2500円
  (1ドリンク+『しんしんと、ディープ・エコロジー』1冊付)

お申込:カフェスロー(ウェブフォームよりお申し込みください)
http://www.cafeslow.com/apply.html

主催:ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp
協力:カフェスローウィンドファームスローウォーターカフェスロー
   ゆっくり堂、おかげさま社

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写真家でナマクラ会員でもある原愛子さんによる
タスマニアの森の写真展も開催中!
■『 Wood chipped 「木材チップ」』
  2010.05.12.―5.24.

http://cafeslow-even.jugem.jp/?eid=1080093

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2010/04/17

「あたりまえ」と「おかげさま」

スロービジネス・スクールの新入生に送った返信から

●「あたりまえ」と「おかげさま」

「経済には、独り占めの経済(乾没)と分かち合いの経済(経世済民)の
二種類がある」と言った三浦梅園が、こんなことも言っています。

「枯れ木に花咲くに驚くより、生木に花咲くに驚け」

枯れた木に花が咲くと人々は、奇跡が起こったといって驚く。
でも、ほんとうに驚くべきことは、生きた木に毎年必ず花が咲くこと
ではないか、と梅園は言ってるのでしょう。

毎年、春がくると梅が咲き、桜が咲くことは、あたりまえのこと。
私たちが、朝起きて、目が見え、音が聞こえ、手が動き、足が動く
それもあたりまえ。

肺が働くから空気を吸える。胃や腸が働くから食べ物を食べられる。
心臓が働くから血液が全身を巡ることができる。これもあたりまえ。

あたりまえのことに対して、私たちはあまり関心を持たない。
だから私たちは、自分の身体に感謝することは、あまりない。

同様に、空気や水や食物を提供してくれる森や大地や海に対しても
あたりまえだから、あまり感謝することがない。

でも、こうした無数の「あたりまえ」が私たちのいのちを支えている。

「枯れ木に花咲くに驚くより、生木に花咲くに驚け」というのは、
「あたりまえのことに、奇跡が宿っている」という意味でもある。

この地球に生まれたこと、今、生きていること、それが奇跡的なこと
だと分かれば、そして、ありがたいことだと分かれば、人生が今までと
違うものになるかもしれない。

もし、「あたりまえ」に感謝できるようになったら、その人には
感謝できる相手が無数に増えることになる。

感謝できる相手が多いほど、その人は幸せを感じるかもしれない。
そして、周囲に幸せを広げていけるかもしれない。

「あたりまえ」と思っていたことを「おかげさま」と感じる人が
多くなったら、世界は大きく変わっていく気がします。

中村隆市

> はじめまして。7期3月生のETです。
> この度晴れてSBSに入学することができました。
> 赤村のクリキンディに行くたびに惹かれ続け、やっと念願が叶いました。
> 在校生の皆さん、新入生の皆さん
> どうぞよろしくお願いします。
>
> 中村コーチョー先生のメッセージ感動しました。
>
> 私は、「slow」という言葉が好きです。
> でも、その言葉のもっと根本に「おかげさま」があるのではないかと思います。
>
> 先日、全盲のカメラマンが撮った写真を見ました。
> 優しい作品達に癒されました。
> 彼は、被写体は何も見えません。でも
> 光を感じ、心の目でシャッターの瞬間が分かるのだそうです。
> 私は、見えるのが当たり前だと思っていた事に気づきました。
> そんな当たり前の事を本当に「おかげさま」なんだぁと感謝して生きていけたらいいなぁと思いました。
>
> それがつながってつながって・・・・。「happy slow」な世界が広がって行きますように。

<KNさんからのメール>

自分がこれから歩む道や世の中に対する自分のあり方が分からなくなっていた時にSBSの存在、いのちを大切にすること、スロービジネス、スローライフのことを 真剣に考えて取り組んでいる、中村さんや辻さんに出会えることができました。

環境問題や世界の貧困問題、経済や世の中について特に学んでこなかった私は、「どうしてなんだろう?」という疑問を抱きつつも、テレビなどの主なメディアが発表する情報を鵜呑みにしていました。

しかし、「スロー」というキーワードを辿って進んでいくにつれて、今まで学んできたことや思っていたこと、価値観が全然違うことにおどろき、 謎や矛盾点がひとつひとつほどけていくのを感じました。

中村コーチョー先生のメッセージで「おかげさま」という話がありましたが、
本当に今自分が生きているのはみんなのおかげで、食べものがあるのも、
食べることが出来るのも、たくさんの命をいただいているからだと思います。

そして、それは地球上に生きる生物はみんな同じで、人間もその循環の中の
一部分に過ぎない、虫や鳥と同じということですよね。
それなのに、人間ばかり勝手なことをしている…ということにつながっていくのでしょうか…。

自分なりの言葉で解釈してみましたが、もしニュアンスが違っていたら
容赦なく正してください(笑)

今、わたしは自然とのつながりを意識して生活するようになってから、
生きているのが前ほどつらくなくなりました。

自分も自然の中の一部なんだと思えるようになったからでしょうか。

私にできることは本当にささいなことですが、「おかげさま」の精神と
本当に「いのちを大切にする」スロービジネスの考えをまわりにも
広めて生きたいと思っています。

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スロービジネススクールでは、現在、8期生を募集しています。
スロービジネスに興味がある方は、私と一緒に学んでみませんか?

2010/04/15

持続可能な未来を目指すスウェーデンに学ぶ

持続可能な未来を目指すスウェーデンに学ぶ
<エネルギーと暮らしの今とこれから>

■お話:レイナ・リンダル/持続可能なスウェーデン協会・日本代表

■聞き手:冨田貴史(エネルギーシフトを考えるデータバンク・プロジェクト)

北欧に位置するスウェーデンでは、1980年にエネルギー計画を問う国民投票が行われ、その結果として既存の原発を段階的に減らしていく政策が進められてきました。

また同国は、原子力発電の燃料であるウランに限らず、石油や石炭などの化石燃料に依存する社会から段階的に下りていく「ナチュラル・ステップ」の発祥の地としても知られています。

今回お話しをお伺いするレイナ・リンダルさんは「ナチュラル・ステップ」創設にも関わり、今は日本に暮らしながらスウェーデンとの橋渡しを行っています。

レイナさんのお話を通じて、エネルギー消費の無駄を抑え、太陽の光や熱、森や海のエネルギーを有効利用する取り組みについて学び、エネルギー政策の転換点を迎える私達の未来に活かしていきましょう。

■日時:4月21日(水)19:30?22:00
※イベント準備の都合により なるべく事前のご予約をお願いいたします。

■会場:ふろむあーすカフェ・オハナ(三軒茶屋)

お問い合せ・予約は、フォームよりお願いします。

<オーガニック&コミュニティ・カフェ + ナチュラル・キッチン&バー >
 from Earth Cafe “OHANA” (ふろむあーすカフェ・オハナ)

 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-6(駅徒歩2分, 246 通り沿い1F)
 Tel/Fax (03) 5433-8787
 
■参加費:1500円+要オーダー

■内容
19:30?20:30 「持続可能な未来を目指すスウェーデン?エネルギーとその暮らし?」レイナ・リンダル

20:30?22:00 Q&A、意見交換

【協力】
エネルギーシフトを考えるデータバンク・プロジェクト
トランジションタウン世田谷(仮)

【プロフィール】
●レーナ・リンダル(Lena Lindahl)    
スウェーデン生まれ。1982年初来日。84年まで京都に滞在。1990年からアメリカ、ヨーロッパ、ロシア、日本の国会議員で構成される地球環境国際議員連盟「グローブ・インターナショナル」の日本支部「グローブ・ジャパン」の事務局に就職、93年から「グローブ・インターナショナル」事務局長、総裁秘書を務める。1995年?99年、スウェーデン社会研究所の環境教育担当研究員として活躍。

現在、執筆、講演活動を通じてスウェーデンの環境保護活動や政策を日本で紹介しながら、外国企業向けに日本の環境政策の調査、報告活動に従事。1997年から2004年まで「スウェーデン環境ニュース」を発行。スウェーデン生まれの環境教育団体、特定
非営利活動法人(NPO) ナチュラル・ステップ・ジャパン理事(2000年6月?2001年6月は副理事長、2001年7月?2003年9月は理事)。2002年以来「持続可能なスウェーデン・ツアー」の日本側コーディネイターと通訳を務める。関東弁護士会連合会公害対策・環境保全委員会の依頼でスウェーデン環境法典の邦訳を監修。

2005年以来、持続可能なスウェーデン協会(Sustainable Sweden Association)日本代表。 実は。。。子供の時はエチオピアとタンザニアにも住んでいました。

●冨田貴史
1976年千葉県出身。京都在住。ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』を携えて少人数で語り合う上映会を全国120か所で開催。エネルギー、お金、暦の未来について語らうワークショップのファシリテーター。「エネルギーシフトを考えるデータバンク・プロジェクト」立ち上げメンバー。ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の制作に携わる。ブログ「RadioActive」で情報発信中。著書『わたしにつながるいのちのために』

2010/04/13

ドイツ:再生可能エネルギー消費量の割合、16.1%

脱原発を進めているドイツからとても重要なニュースが届きました。
ドイツでは、風力や太陽光など再生可能エネルギーがどんどん普及しており、消費量の割合が16%を超えたと発表しました。

日刊 温暖化新聞より

ドイツ:再生可能エネルギー消費量の割合、初めて1割を超える

(ドイツ連邦環境・自然保護・原子力省より)

ドイツの連邦環境・自然保護・原子力省は3月24日、2009年に国内の暖房、電力、燃料の総消費量において再生可能エネルギーでまかなわれた割合は1割を超え、16.1%だったと発表した。再生可能エネルギー部門は、経済危機を大幅に回避できただけでなく、国内のエネルギー供給量における割合を拡大させていることがわかった。

また、再生可能エネルギー部門への投資もますます増えており、その額は合計177億ユーロと記録的な数字に達した。これを受け、雇用人数もさらなる成長を記録し、前年比で約8%増となる30万人以上が同部門で働いているという。

「再生可能エネルギーは、経済危機に力強く立ち向えることを証明した」「国際エネルギー機関は、向こう20年で5兆ドル近くが全世界で再生可能エネルギーに投資される、と予測している。2009年の評価では、ドイツ企業が、再生可能エネルギー部門に有利な国家的枠組みのおかげで、世界市場でリーダーになるべく非常に良い位置にあることが示されている」とノルベルト・レットゲン環境大臣は話している。

上映会のお知らせ「核廃棄物の悪夢」

☆転送・転載 大歓迎☆
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レクチャー上映会
 □■核廃棄物の悪夢■□

と き:2010年4月27日(火)
    18:00オープン
    18:20より簡単な解説
    18:30上映スタート(上映時間141分)

ところ:総評会館501会議室
   http://www.sohyokaikan.or.jp/access/

資料代:500円

独仏政府が共同で設立した公営TV局であるアルテ(ARTE)が
製作した番組、『核廃棄物の悪夢』(原題: De’chets,
le cauchemar du nucle’aire)を、鑑賞します。
(仏独での放送は2009年10月9日)

グリーンピースのゴムボートによる体当たりの抗議活動が
きっかけとなって国連が1993年に禁止決議するまでは、
原子力発電を利用する世界中の国々(米露中英独仏日を
含む)が原発で発生する核廃棄物を海中投棄していたことは
あまり知られていません。
この番組は最終処分問題を含む核廃棄物の諸問題を綿密な
調査に基づいて解明し、きわめて分かりやすい形で提供
しています。

原子力利用の裏側にあるこの放射性廃棄物の現実が、
私たちに問いかけているものは?

*映画は多くの部分が仏語、字幕は英語です。
 しかし、言葉の問題はありません。
 みれば納得の映像ばかりです。

*事前申込の必要はありません。

主催:再処理工場を知る会+原水禁

お問合せ:03-3357-3800(原子力資料情報室 澤井・永井)

フライヤーPDFはこちら
 
De’chets, le cauchemar du nucle’aire
 
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ブルーベリーの放射能汚染

こんな記事が届きました。

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再来!食卓のチェルノブイリ  ブルーベリーの放射能汚染

●市民による放射能測定
小金井市では1986年のチェルノブイリ原発事故を背景とした市民運動の盛り上がりの中で、食品の放射能測定を求める陳情を議会が採択し1990年に市が放射能測定器を購入しました。以来足かけ20年間、市民による「放射能測定器運営連絡協議会」が食品に含まれる放射能を測定しています。

●ブルーベリー製品から高濃度放射能
私たちは毎年80件ほどの食材の測定をしていますが、昨年度はブルーベリーワインからのセシウム検出をきっかけに、ブルーベリー製品24検体を測定しました。その結果、12検体から10ベクレルを超えるセシウム(最高52ベクレル)が検出されました。今年に入ってブルーベリーコンポート2件から100ベクレルを超える高い値も検出されました。身近なお店で入手できる食品、それも最近安売りされている銘柄から複数の高い値が出ています。
一方、昨年8月、ブルーベリー果汁から490ベクレルが検出され輸入規制の対象となっていたことが、厚労省のホームページで公表されていました。さらに12月には、都内検査機関の抜き取り検査によって、ブルーベリージャムから500ベクレルが検出され、横浜の輸入業者が市内他、東京、青森、石川のスーパーから356個の製品の回収を命じられています。いずれも高すぎる国の輸入規制基準370ベクレルをも大きく上回る数値です。
 
●国もベリー類加工品の検査を強化
この2件の結果を受けて、厚労省の医薬食品局食品安全部監視安全課は昨年12月、各検疫所長に対して検査強化の指導をしています。「旧ソ連原子力発電所事故に係る輸入食品の監視指導について」を改正し、検査対象に「ポーランド、ウクライナ及びスウェーデンから輸入される『ベリー類濃縮加工品』の全ロット検査」を追加したのです。ちなみに、昨年はきのこ3件も規制対象となり、ヨーロッパ地域から輸入される『きのこ及びきのこ乾製品』『トナカイ肉』も全ロット検査の対象になっています。
ただし「全ロット検査」とは、ロットの単位が例え数万個でも、そのうち1個の抜き取り検査であるため、強化と言えるかは疑問との指摘もあります。

●知らされない原発のリスク
 チェルノブイリ原発事故で放出された放射性セシウムの半減期は30年で、ヨーロッパではいまだに高濃度の汚染地域があります。近頃のブルーベリーブームで、それらの地域のものが出回っているのではないか、あるいは栽培に必須のピートモスに、この地域の高濃度汚染のものが使われているのではないかと推測することができます。
事故から24年が経とうとするなか、放射能汚染食品は再び遠く離れた私たちの食卓にまで登場しようとしています。ところが、これらの情報はほとんど報道もされず、問題にされ難くなっています。地球温暖化防止を口実に原発を増設しようという動きもあるいま、その未来にはどんなリスクが伴うのか、ブルーベリーが教えてくれようとしています。

漢人明子
(小金井市放射能測定器運営連絡協議会)
「非核ネットワーク通信」138号掲載記事

2010/04/12

アースデイ中津(大分県)で話をします

4月18日に大分県中津市で開催されるアースデイ中津で、2007年に「てんつくマン」と一緒に発行した「豪快な号外」を配布して、話をします。

当日会場でラジオの公開生放送というのがあり、そこで号外の記事をもとにフェアトレードや100万人のキャンドルナイト、原発や核燃料再処理工場の話をする予定です。
13:20頃から「キャンドルナイトしよう」というコーナーで話します。

もし、来られる人がいたら声をかけて下さい。当日、会場でお会いしましょう。

2010/04/01

生物多様性条約 締約国会議のホスト国の資格はない

「ホスト国の資格ない」 保護団体、一斉に日本非難 

 【ドーハ共同】日本が主導権を取って、大西洋と地中海のクロマグロ取引規制提案の否決だけでなく、ニシネズミザメ規制も逆転否決に導いたことなどに対し、環境保護団体は「(10月に名古屋市で開かれる)生物多様性条約締約国会議のホスト国の資格はない」と一斉に非難した。

 海洋問題に取り組むピュー環境グループのスーザン・リーバーマンさんは「日本の人々は自分たちの政府がここに来て、科学と保全を無視しただけでなく、ほかの発展途上国を引き込んでまで、条約を保全と逆方向に持っていこうとしたことを知る必要がある」と指摘。「生物多様性を破壊しようと懸命になった国が、どうして多様性を守るための会議をホストできるというのか」と難じた。

 また、国際動物福祉基金のアゼディン・ダウンズさんも、今年が国連が定める国際生物多様性年であることに触れ「2010年は生物多様性の損失を加速させる年になってしまった。地球を破壊する欲望と裏取引が、会議の主役だった」と批判した。

 海洋保全に取り組む団体「オシアナ」も「日本や中国が得ている巨大な経済的な利益によってワシントン条約が崩壊の危機に立たされた」との声明を発表した。
(2010年03月25日)

2010/03/31

島根原発 ずさん定検で運転停止ー検査漏れ123件 記録ないものも

なぜ、原発ではこんなに「違反」や「点検漏れ」が繰り返し続くのだろう?
経済産業省原子力安全・保安院は、何のためにあるのだろう?

島根原発:123カ所で点検漏れ 1号機の運転停止 (毎日新聞)

中国電力(本社・広島市)は30日、島根原発1、2号機(いずれも松江市)で計123カ所の点検漏れがあったと発表した。機器が点検計画通りに交換されていないのに、点検していたことにされていた。同社は1号機の運転を31日から停止、定期検査のために運転停止中の2号機と共に点検する。経済産業省原子力安全・保安院によると、点検漏れを原因とした原発の運転停止は初めて。【細谷拓海、岡崎英遠】

 中国電力は「放射能漏れなど安全面での問題はない」というが、ずさんな安全管理の実態が明らかとなった。

 同社は30日、保安院に報告。保安院は「保守管理が適切にされていないことは遺憾」として、4月30日までに、原因と再発防止策について報告するように指示した。

 報告書によると、点検漏れがあったのは、1号機が、異常時に原子炉内に水を送る高圧注水系のタービンを回すための「蒸気外側隔離弁」など14系統74カ所、2号機が8系統49カ所。うち、法律で定められた検査対象は、38カ所と23カ所あった。

 09年6月の定期検査で、蒸気外側隔離弁のモーターが、06年9月からの定期検査で取り換えるはずだったのに実施されていなかったことが発覚。ポンプのパッキンやボルトなど計123カ所の点検漏れが分かった。機器の中には、1989年以降、点検されていなかったものもあるという。

 中国電力によると、機器のサイズが合わず交換できなかった場合などに、点検部署が点検管理部署にその事実を伝えていないことがあった。管理部署は確認しないまま、点検したものとして処理していたという。
 ◇中国電力「検査したか、分からないものも」

 中国電力は30日午後、島根県庁で記者会見した。清水希茂・島根原子力本部長らが「心配をおかけしたことについて、誠に申し訳なく、深くおわび申し上げます」と謝罪した。点検記録の保存自体がずさんで「検査したかどうか分からないものもある」と説明するなど、無責任な安全管理体制が浮き彫りになった。

 会見では、「安全管理意識が決定的に欠如していないか」といった質問が矢継ぎ早に飛んだが、幹部たちは答えに詰まりながら「全力で安全管理に努めたい」と繰り返すだけだった。「いつからこんな事態になったのか」との質問に対し「点検記録が残っている中で最も古いのは89年の1号機。記録が残っていないものもあり、検査したのか、していないのか、分からないものもある」といった回答まで飛び出した。【岡崎英遠、目野創】
 ◇形骸化する「自主検査」

 原発1基の点検項目は数万件と膨大で、国が逐一検査できないため、電力会社が自ら安全運転に必要な「保安規定」を決めて定期検査し、国が不備を抜き打ち審査する仕組みになっている。09年には、この自主検査体制への信頼性に基づき、国の定期検査を現行の13カ月間隔から最大2年間隔に延ばせる「新検査制度」が導入された。

 今回判明した問題は、こうした自主検査体制の信頼性を損なう恐れがある。中国電力は点検作業とその確認を別の部署で行う体制に改めた。しかし点検部署が発電所内の検討抜きで部品交換を見送った上に、確認部署も連絡がなかったため「交換済み」と記録するという形骸(けいがい)化した体制の一端が明らかになった。【山田大輔】
【関連記事】

* 島根原発:123カ所で点検漏れ 1号機の運転停止
* 中国電力:原発説明会阻止される 山口・上関
* 山口・上関原発建設計画:説明会阻止される
* 島根原発:1・2号機の耐震性「基本的に問題ない」??安全委見解 /島根
* 島根原発:2号機、きょうから定検 /島根

毎日新聞 2010年3月31日 東京朝刊

島根原発1,2号機点検漏れ 管理体制に不信感 (読売新聞)

 島根原発1、2号機(松江市鹿島町)の点検漏れが発覚した30日、中国電力島根原子力本部の幹部が県庁で記者会見し、両機で計123件にも及ぶ膨大なミスについて謝罪した。県と松江市は、中国電力に保守管理の徹底を申し入れた。地元住民は原発の管理体制への不信感をあらわにした。

 記者会見には、島根原子力本部の清水希茂本部長らが出席。「多くの皆様に心配をかけ誠に申し訳なく、深くおわびする。今後、再発防止対策に全力で取り組む」と陳謝した。昨年6月の定期検査で、一部の機器で点検漏れがあることを把握していながら、3月に経済産業省原子力安全・保安院の調査を受けるまで報告していなかった。会見では、点検ミスについて、「意図的ではない」と強調した。

 既に定期点検のため原子炉を停止している2号機に加え、再点検のため31日から1号機も停止することを説明。「火力発電主体でまかなえ、今のところ問題はない」と強調したが、運転開始の時期のめどは立っていないという。

 記者会見に先立ち中電から報告を受けた松江市と県は、島根原子力本部の幹部らを呼び出し、安全管理について申し入れを行った。

 松江市役所では、小川正幸副市長が「再発防止策などへの対応に懸念を抱かせ、市民の不信感、不安感につながるため誠に遺憾」などとする松浦正敬市長名の申し入れ書を読み上げ、清水本部長に手渡した。小川副市長が「早急に原因分析を行い全社員が危機管理意識を持つよう努力してほしい」と強調すると、清水本部長は「市民、関係者の皆様におわびする。申し入れに対し、真摯に取り組みたい」と答えた。

 県も中電に「安全確保体制が不十分であったと言わざるを得ない。県民に分かりやすい形での情報公開や説明を行うよう強く要請する」などと溝口知事名で申し入れ。県防災センター室で、福田信夫・危機管理監が申し入れ書を清水本部長に手渡した。福田危機管理監は、4月中に松江市と同原発に立ち入り検査する考えを明らかにした。

 市民団体「島根原発増設反対運動」の芦原康江代表は「報告できていないことは、管理ができていないということで、重大な問題」と批判した。
(2010年3月31日 読売新聞)

島根原発で点検不備 123件、1号機は停止へ (中国新聞)

 中国電力は30日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)1、2号機で、点検漏れにより同社が定めた期間を超えて機器を使用するケースが、弁の電動機、ヒューズなど計123件あったと発表した。31日に1号機を手動停止して詳細に点検する。18日から定期検査に入っている2号機も点検する。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、点検の不備を理由とした原子炉停止は全国初という。中電は、施設の安全性への影響や放射性物質漏れはないと説明。島根原発が2機とも止まるが、電力供給にも問題ないとしている。1号機運転再開の見通しは不明。

 中電によると、1号機の定検中だった昨年6月、最初の点検漏れが判明。原子炉につながる高圧注水系配管に設置された弁の電動機について、点検計画表には「取り換え済み」と記録されていたにもかかわらず、2006年の定検で交換されていなかった。

 その後、1、2号機で「重要度の高い設備」と位置づける計約1万3千カ所を調査した結果、それぞれ73カ所、49カ所で計画表の記載と異なる超過使用が確認された。非常用ディーゼル発電機の弁の一部は1988年から未点検で、交換時期を10年近く過ぎていた。

 中電は、点検をする部署と、計画表を管理する部署の連絡ミスなどが主因と説明。担当者への聞き取りや、計画表に改ざんの跡などが確認できないなどの理由で「意図的ではない」としている。

 中電は同日、保安院に報告、島根県と松江市に連絡した。保安院は同日、原子炉等規制法などに基づき、原因、再発防止策などを4月30日までに報告するよう中電に指示した。(長久豪佑)

ずさん定検で運転停止へ=島根原発、100超点検漏れ?30年以上未点検個所も? (時事通信)
 中国電力島根原発1、2号機(松江市)で、定期検査項目のうち、少なくとも123件で点検漏れがあったとして、同社は30日、運転中の1号機を手動停止し、未点検個所の再点検を行うと発表した。定検中の2号機についても同様に確認する。
 経済産業省原子力安全・保安院によると、点検漏れが原因で稼働中の原発の運転を止めるのは初めて。
 中国電によると、1月下旬に原子炉格納容器内の圧力調整弁を動かす電動機が、点検期間を大幅に超過していたことがメーカーからの連絡で発覚。定検中の2号機を含め、同様の点検漏れを調査したところ、ボルトナットの交換や弁の分解点検など、これまでに計123カ所の未点検個所が判明した。
 島根原発では1号機は28回、2号機は16回の定期検査が行われている。点検を終えたかどうかを確認する際、未点検と確認されたものだけ連絡する体制を取っており、連絡がなければ点検したものとみなしていたため、チェック機能が働いていなかった。
 中には、1974年の運転開始以来チェックの形跡がなく、最悪の場合、30年以上未点検だった可能性も否定できない個所もあるという。(2010/03 /30-23:56)

島根原発、検査漏れ123件 点検・交換記録ないものも (朝日新聞3月31日)

 中国電力は30日、島根原発1号機と2号機(松江市鹿島町)で、定期検査で実施したことになっていた機器の交換や点検について、実際には実施されていなかったものが計123件あったと発表した。1号機では、大事故の際に炉心に水を注入する緊急炉心冷却システムにかかわる機器も含まれていた。同社は31日に1号機を停止する。経済産業省原子力安全・保安院は「保守管理と定期検査が適切に実施されていないことは遺憾」として、同社に対し定期検査中の2号機と合わせて再点検を指示した。

 同社によると、機器の中には1974年の1号機の運転開始以来、点検・交換記録がまったく残っていないものもあった。同社は「意図的なものとは考えておらず、原子炉の安全性にも問題はないことを確認した」としている。

 同社が今年1月に開いたトラブルなどの検討会で、1号機の原子炉格納容器に水を注入する機械の隔離弁を動かすモーターが、2006年9月?07年4月の定期検査で新品に取り換えて検査したことになっていたのに、実際には交換されていなかったことが確認された。

 定期検査の際、交換されるはずだったモーターが交換できず、そのことが作業担当部署から検査計画を管理する部署に連絡されなかったため、「交換された」として記録されたのが点検から漏れた原因という。

 このため、1、2号機について緊急時に使う装置など「重要度の高い設備」(同社)を調べ直し、このモーターに加えて、弁の分解やヒューズの取り換えなど、計123件(1号機74件、2号機49件)の点検が未実施だったことが明らかになった。さらに重要度で四つに分けると、最重要クラスは57件。

 モーター以外の機器については、点検の計画表を作る際、過去の点検日時などを誤って入力するなどしていたという。

 モーターの検査漏れは、昨年6月に担当部署が把握していたが、社内の検討会に報告したのは今年1月だった。同社は「認識に甘さがあった」としている。

 同社は30日、保安院と島根県、松江市に点検の不備を報告。保安院は同社の管理体制と未点検の機器がほかにないかどうか、電気事業法などに基づいて4月末までに報告するよう求めた。(大野正智、小堀龍之)

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